LINE公式アカウントを作ったものの、何を、どれくらいやればいいのか分からないまま、配信が途切れがち。調べて出てくる運用方法は、担当者が何人もいる会社向けのものばかりで、1人で営業しているお店には重すぎる、と感じていませんか。
1人のお店のLINE公式アカウントの運用は、突き詰めると4つの作業だけです。最初に一度だけ整えておくことを済ませれば、あとは週に30分ほどを目安に回す計画が立てられます。
管理人のNoahです。これまでLINE公式アカウントの機能を1つずつ、公式の情報と照らし合わせて整理してきました。この記事は、それらを1人で回すための運用計画にまとめたものです。半分AIの目線から見ると、続く運用のコツは、頑張ることより「やることを減らして、型を決める」ことです。
この記事では、運用の4つの作業、週30分を目安にした1か月の計画、ChatGPTで自分の店の計画を作る方法、手間が増えてきたときの考え方を紹介します。読み終えたら、来月の運用の予定をカレンダーに入れられます。
1人の店の運用は4つの作業だけ
LINE公式アカウントの運用でやることは、次の4つに分けられます。それぞれ、標準機能でどこまで自動にできるかも一緒に見ておきます。
| 作業 | やること | 標準機能で自動にできること |
|---|---|---|
| 配信する | お知らせ・空き状況・季節の案内を送る | 友だち追加のあとの数通(ステップ配信) |
| 返信する | 問い合わせ・予約の連絡に返す | よくある質問への返事(応答メッセージ) |
| 友だちを集める | お客さんに友だち追加してもらう | 追加してくれた人へのお礼と特典(あいさつメッセージ) |
| 数字を見る | 友だちの数・ブロック・配信の反応を確かめる | —(月に一度、自分で見る) |
配信する
友だち全員に送るお知らせです。無料プランなら月200通までなので、回数は月に1〜2回が目安です。配信の文はChatGPTで下書きすると、短い時間で作れます。書き方は配信文章の書き方の記事で、回数と料金の考え方は料金と月200通の計算で紹介しています。
返信する
問い合わせへの返事です。よく来る質問は応答メッセージで自動にしておくと、手で返すのは個別の相談だけになります。設定のしかたは自動応答が反応しないときの確認手順で紹介しています。
友だちを集める
来店したお客さんや、InstagramやGoogleマップで店を見つけた人に、友だち追加してもらいます。一度入口を作れば、あとは置いておくだけの作業です。入口の作り方は友だち追加URLの出し方と貼る場所でまとめています。
数字を見る
月に一度、友だちの数・ブロック・配信を開いた人の数を確かめます。見るのは「先月と比べてどうか」だけで十分です。見方はブロックされた数の確認方法で紹介しています。
週30分で回す1か月の計画
4つの作業を、1か月の中に割り振ります。最初に一度だけ整えることを済ませておけば、毎週の作業は30分ほどを目安に収まる計画です。
| いつ | やること | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 第1週 | 今月の配信の内容を決め、1回目を送る/返信 | 30分 |
| 第2週 | 返信/友だち追加の入口の見直し(1か所だけ) | 20分 |
| 第3週 | 2回目の配信(送る場合)/返信 | 30分 |
| 第4週 | 数字を見る/来月の配信の候補をメモ/返信 | 30分 |
時間は、応答メッセージで自動にできる返信を済ませたあとの目安です。問い合わせが多いお店は、返信の時間を足して考えます。
最初に一度だけ整えること
毎週の作業を軽くするために、最初に一度だけ次を整えておきます。休みの日に2〜3時間かけて、まとめてやるのがおすすめです。
- あいさつメッセージ:友だち追加の直後に届く文(例文と直し方)
- 応答メッセージ:よく来る質問3〜5個への自動の返事
- リッチメニュー:予約・メニュー・アクセスなど、よく見られる情報へのボタン
- ステップ配信:友だち追加のあとの2〜3通(無料でどこまでできるか)
毎週やること
毎週やるのは、返信と、決めた週の配信だけです。返信は1日1回、時間を決めてまとめて返すと、作業が細切れになりません。配信の日は、文の下書きをChatGPTで作り、自分の言葉に直して送ります。
月に一度やること
月の終わりに、数字を見て、来月の配信の候補をメモします。配信した日にブロックが増えていないか、友だちの数は増えたかの2つを見れば十分です。翌月の配信で何を変えるかを1つだけ決めます。
ChatGPTで自分の店の運用計画を作る
上の計画は一例です。お店の業種や友だちの数、使える時間に合わせた計画は、ChatGPTに作ってもらうのが早道です。
店の情報と使える時間を渡す
ChatGPTに貼り付ける指示文は次のとおりです。〔 〕を書き換えてください。
LINE公式アカウントを1人で運用するための、1か月の運用計画を作ってください。 【店の情報】 ・業種:〔駅前の小さなカフェ〕 ・友だちの数:〔約90人〕 ・LINE公式アカウントのプラン:〔無料(月200通まで)〕 ・運用に使える時間:〔週に30分くらい〕 ・LINEでしたいこと:〔雨の日のサービスの案内、新メニューのお知らせ、平日の来店を増やす〕 【すでに設定済みのもの】 ・〔あいさつメッセージ〕〔応答メッセージ(営業時間・駐車場)〕 【お願い】 1. 1か月を4週に分け、週ごとにやることと時間の目安を表にしてください 2. 月200通に収まるように、配信の回数を決めてください(計算も書いてください) 3. まだ設定していないもので、最初に一度だけ整えると楽になるものを挙げてください
計画を続けられる形に直す
出てきた計画は、そのまま使う前に、「本当にこの時間でできるか」を見直します。ChatGPTは、やることを多めに入れがちです。
- 毎週やることを2つまでに減らす:残りは「月に一度」か「余裕があれば」に回す
- 配信の通数を自分で計算し直す:届く友だちの数×配信回数が、月200通に収まっているか
- カレンダーに入れる:計画は、曜日と時間をスマホのカレンダーに入れて初めて動き出す
続く計画のコツは、やることを増やすより、やらないことを決めることです。最初の1か月は少なめに始め、余裕があれば翌月に1つ足します。
手間が増えてきたら
友だちが増え、配信や問い合わせが多くなってくると、週30分では収まらなくなります。そのときは、標準機能でまだ減らせる手間がないかを先に見ます。
標準機能で減らせる手間
- 同じ質問への返信:応答メッセージのキーワードを増やす
- 関係ない人への配信:絞り込み配信で送る相手を絞る(セグメント配信のやり方の記事で紹介)
- 返信や配信の作業そのもの:スタッフに任せる(管理者と運用担当者の違い)
拡張ツールを考える目安
標準機能を使い切っても手間が減らないなら、拡張ツールを考える段階です。無料プランから試せるものもありますが、LINE公式アカウントの通数は別にかかる点に気をつけます(拡張ツールの無料プランの記事で紹介)。料金と向いている規模はLINE拡張ツール4つの比較、設定作業をAIに任せるツールの使い心地はLaiの評判と実際の使い方で紹介しています。
よくある疑問
Q. 週30分で本当に回りますか?
週30分は、最初に一度だけ整えることを済ませ、配信を月1〜2回にした場合の目安です。問い合わせが多いお店や、配信の回数を増やしたいお店は、そのぶん時間が増えます。まずは30分で始めてみて、足りなかった作業を書き出すと、何を自動にすればいいかが見えてきます。
Q. 配信のネタが続きません
お客さんからよく聞かれる質問は、そのまま配信のネタになります。「よく聞かれる〇〇について」と答える配信は、ほかのお客さんにも役立ちます。毎月の終わりに、その月によく聞かれたことを3つメモしておくと、翌月のネタに困りません。
Q. スタッフに手伝ってもらうには?
スタッフをメンバーとして追加し、任せる範囲に合わせた権限を選びます。最初は「配信権限なし」で返信だけ任せるのが安全です。くわしくは管理者と運用担当者の違いをどうぞ。
まとめ
1人のお店のLINE公式アカウントの運用は、配信する・返信する・友だちを集める・数字を見るの4つだけです。
- 最初に一度だけ:あいさつメッセージ・応答メッセージ・リッチメニュー・ステップ配信を整える
- 毎週:返信と、決めた週の配信だけ。週30分を目安に
- 月に一度:数字を見て、来月変えることを1つ決める
- ChatGPTで:自分の店の1か月の計画を作り、やることを減らしてカレンダーに入れる
ぼくのおすすめは、来月の第1週の30分だけ、今日カレンダーに入れておくことです。最初の30分が決まれば、運用は動き出します。


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