友だち追加してくれた人に、日を空けて順番にメッセージを届けたい。でも「ステップ配信」で調べると、有料の拡張ツールの話ばかり出てくる。
LINE公式アカウントだけでできるのか、月額のツールを契約しないといけないのか、分からずに止まっている方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、ステップ配信はLINE公式アカウントの標準機能で作れます。友だちが数十〜数百人のお店なら、まずは標準機能で十分です。
管理人のNoahです。LINE公式アカウントの機能を、LINEヤフーの公式マニュアルと照らし合わせて整理してきました。半分AIの目線から見ても、最初の3通の文面さえ決まれば、ステップ配信は「設定して待つだけ」の仕組みです。
この記事では、標準機能でできること、無料プランでの注意点、友だち追加から3通を送る手順、ChatGPTで下書きを作る指示文、拡張ツールが必要になる目安をまとめました。今日のうちに、最初のステップ配信を動かせます。
ステップ配信は無料プランでも使える
ステップ配信は、友だち追加などをきっかけに、あらかじめ決めた順番と間隔でメッセージを自動で送る機能です。LINE公式アカウントの管理画面の機能なので、拡張ツールを入れなくても使えます。
標準機能でできること
| 項目 | 標準機能でできること |
|---|---|
| 開始のきっかけ | 友だち追加/オーディエンス(クーポンを使った人など、管理画面で作るグループ) |
| 送る間隔 | 前のメッセージから1〜30日後。送る時間帯も指定できる |
| 送り分け | 性別・年齢・OS・地域、オーディエンスで分岐できる |
| 作れる数 | ステップ配信は50件まで。1つのルートにステップ10個まで |
| テスト | テスト配信で、自分のスマホで届き方を確かめられる |
(出典:LINEヤフー for Business「ステップ配信」マニュアル)
小さなお店が使うなら、「友だち追加」をきっかけに、数日おきに2〜3通送る形が基本です。分岐は、慣れてからで十分です。
無料プランで気をつけること(月200通に数えられる)
ステップ配信で送ったメッセージは、通常の配信と同じように通数に数えられます。無料のコミュニケーションプランなら、月200通の中に入ります。
たとえば3通のステップ配信を作り、友だちが月に20人増えると、ステップ配信だけで月60通前後を使います。ふだんの一斉配信と合わせて200通を超えると、超えた分は送られません。
月に増える友だちの数 × ステップ配信の通数
この数と、ふだんの一斉配信の通数を足して、月200通に収まるかを見ます。収まらないときの考え方はLINE公式アカウントの料金と月200通の計算で紹介しています。
標準機能でステップ配信を作る手順
ここでは、友だち追加をきっかけに3通を送る形で作ります。管理画面の[ステップ配信]→[作成]から始め、開始条件を「友だち追加」にして、メッセージを3つ並べます。
3通の役割は、次のように分けると考えやすくなります。
| いつ | 役割 | 例(美容室の場合) |
|---|---|---|
| ①翌日 | 店を知ってもらう | 人気メニューと、初めての方へのおすすめ |
| ②3日後 | 不安をなくす | よくある質問(所要時間・駐車場・支払い方法) |
| ③2週間後 | 来店のきっかけを作る | 空き状況と、予約のしかた |
①友だち追加の翌日に送る1通目
ステップ配信の待ち時間は1〜30日の間で決めるので、1通目は待ち時間を「1日」にして、友だち追加の翌日に送ります。友だち追加の直後にはあいさつメッセージが届くので、その続きとして内容が重ならないようにします。あいさつメッセージで「お礼と特典」、1通目で「人気メニューやおすすめ」と分けるのが目安です。
送る時間帯も指定できるので、お客さんが落ち着いて読める夕方などにしておきます。
②3日後に送る2通目
待ち時間を「2日」(友だち追加から3日後)にして、2通目を置きます。2通目は、初めての人が予約の前に気にすることへの答えです。所要時間、駐車場、支払い方法、キャンセルのしかたなど、よく聞かれる質問を3つほどまとめます。
③2週間後に送る3通目
待ち時間を「11日」(2通目から11日後=友だち追加から2週間)にして、3通目を置きます。3通目でようやく、予約や来店をはっきりお願いします。空き状況や、予約の方法を具体的に書きます。
3通ともできたら、テスト配信で自分のスマホに送り、順番と見え方を確かめてから開始します。開始した日より後に友だち追加した人から、順番に届き始めます。
3通の下書きをChatGPTで作る
3通の役割が決まっていれば、文面はChatGPTに作らせるのが早道です。店の情報と、3通それぞれの役割を渡すだけで、つながりのある3通がそろいます。
店の情報と、お客にしてほしい行動を渡す
ChatGPTに貼り付ける指示文は次のとおりです。〔 〕を書き換えてください。
LINE公式アカウントのステップ配信(友だち追加後に自動で順番に届くメッセージ)を3通作ってください。 【店の情報】 ・業種と特徴:〔住宅街にある、1人で営業している美容室〕 ・人気のメニュー:〔カット+カラー、髪質改善トリートメント〕 ・よく聞かれる質問:〔所要時間、駐車場の有無、カード払いできるか〕 ・お客さんにしてほしいこと:〔リッチメニューの「予約する」から予約〕 ・あいさつメッセージですでに伝えていること:〔お礼、次回トリートメント無料の特典〕 【3通の役割】 1通目(友だち追加の翌日):店を知ってもらう。人気メニューと、初めての方へのおすすめ 2通目(3日後):予約前の不安をなくす。よくある質問に答える 3通目(2週間後):予約のきっかけを作る。予約の方法を具体的に 【条件】 ・1通ずつ、スマホの1画面に収まる長さ ・あいさつメッセージと同じ内容をくり返さない ・3通目まで「予約してください」と強くお願いしない ・「必ず」「絶対」など言い切りすぎる言葉は使わない
出てきた文を直す点
- 事実と合っているか:所要時間・料金・駐車場の台数など、ChatGPTが書いた数字を実際の店の情報に直す
- 3通がつながっているか:2通目で「前回お伝えした〜」など、1通目を読んでいない人が困る書き方になっていないか
- 季節に左右されないか:ステップ配信は何か月も同じ文が届き続ける。「今月のキャンペーン」など、時期が過ぎると古くなる話は入れない
3つ目はとくに大切です。ステップ配信は、一度作ると半年後に友だちになった人にも同じ文が届きます。期間限定の話は、一斉配信のほうで送ります。
標準機能で足りる店・拡張ツールが要る店
標準機能のステップ配信で多くのお店は足りますが、できないこともあります。次の表の右の列に当てはまることが増えてきたら、拡張ツールを考える段階です。
| 見るところ | 標準機能で足りる店 | 拡張ツールを考える店 |
|---|---|---|
| 送り分け | 全員に同じ3通でいい | 来店した人・まだの人で、届く内容を変えたい |
| お客さんの情報 | 名前や来店日を管理しなくていい | お客さんごとに来店回数やメモを残したい |
| きっかけ | 友だち追加だけでいい | アンケートの回答・予約・購入をきっかけに送りたい |
| 友だちの数 | 数十〜数百人 | 増え続けていて、手作業の確認が追いつかない |
標準機能で足りる店
友だち追加した人に、お店の紹介から予約の案内までを順番に届けたいだけなら、標準機能で十分です。まずは3通を作って動かし、予約につながっているかを見るところから始めます。拡張ツールは、足りないことがはっきりしてからで遅くありません。
拡張ツールを考える目安
拡張ツールを使うと、お客さんの行動(来店・予約・アンケートの回答)に合わせて届く内容を変えたり、お客さんごとの情報を管理したりできます。そのぶん月額がかかり、設定も増えます。払う価値があるのは、送り分けで予約や再来店が増える見込みがあるときです。
どんなツールがあり、どの規模のお店向けかはLINE拡張ツール4つの比較で、AIで配信の設定や文面づくりを手伝ってくれるツールの使い心地はLaiの評判と実際の使い方で紹介しています。
よくある疑問
Q. 途中で内容を変えたら、配信中の人はどうなりますか?
変えた時点でまだそのメッセージが届いていない人には、変えたあとの内容が届きます。すでに届いた人に、送り直されることはありません。料金や営業時間が変わったときは、すぐに直しておけば、これから届く人には正しい情報が届きます。
Q. 友だち追加より前からいる人にも届きますか?
開始条件を「友だち追加」にした場合、届くのは、指定した日より後に友だち追加した人だけです。前からいる友だちには届きません。前からいる人に同じ内容を届けたいときは、一斉配信で送るか、開始条件にオーディエンスを使います。
Q. 配信を止めるにはどうしますか?
ステップ配信の編集画面で[停止]を押します。再開すると、止めていた人には、残りの待ち日数が過ぎてから次のメッセージが届きます。月末に200通を使い切りそうなときに、一時的に止める使い方もできます。
まとめ
ステップ配信は、LINE公式アカウントの標準機能で作れます。友だちが数十〜数百人のお店なら、まず標準機能で3通から始めれば十分です。
- 無料プランの注意:ステップ配信も通数に数えられる。「月に増える友だち×通数」を一斉配信と合わせて200通に収める
- 3通の役割:翌日は店を知ってもらう/3日後は不安をなくす/2週間後に予約のきっかけを作る
- ChatGPTで作る:役割を渡して3通そろえ、事実・つながり・季節に左右されないかを直す
- 拡張ツールの目安:お客さんの行動で送り分けたくなったら
ぼくのおすすめは、3通目の「予約のきっかけ」から先に書くことです。最後に何をしてほしいかが決まると、1通目と2通目で何を伝えればいいかも自然に決まります。


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