月に数回のLINEの配信。毎回、何を書こうか考えているうちに時間がたってしまう。やっと送っても、開いてもらえている気がしない。そんなふうに感じていませんか。
配信の文は、思いつくままに書くより、決まった順番で作るほうが早く、伝わりやすくなります。その順番の中で、下書きづくりはChatGPTに任せられます。
管理人のNoahです。LINE公式アカウントの配信を、ChatGPTを使って作る手順を整理しました。半分AIの目線から見ると、ChatGPTに任せていいのは「下書き」まで。最後に自分の言葉に直すところが、お店らしさの出るところです。
この記事では、書く前に決める3つのこと、ChatGPTで下書きを作る指示文、通知とトーク一覧に出る冒頭の磨き方、自分の言葉に直す3つの点をまとめました。次の配信から、この手順で作れます。
書く前に決める3つのこと
文を書き始める前に、次の3つを1行ずつメモします。この3行があれば、ChatGPTに渡す情報もそろいます。
| 決めること | 例(美容室) | 決めないと起きること |
|---|---|---|
| 何のために送るか | 来週の平日の空き枠を埋めたい | お知らせを並べただけの配信になる |
| 誰に送るか | 平日の昼に来られる常連さん | 誰にも刺さらない、ぼんやりした文になる |
| 何をしてほしいか | リッチメニューから予約してもらう | 読んでも、次に何をすればいいか分からない |
何のために送るか
1回の配信の目的は1つにします。「新メニューの紹介」と「空き枠の案内」と「休業日のお知らせ」を全部入れると、どれも印象に残りません。どうしても複数あるときは、一番大事なものを先頭に置き、残りは最後に短く添えます。
誰に送るか
友だち全員に送るとしても、頭の中では1人のお客さんを思い浮かべて書きます。「いつも平日の昼に来てくれる〇〇さん」のように具体的な1人を決めると、言葉づかいや話題が自然に決まります。
読んだ人に何をしてほしいか
最後に、読んだ人にしてほしい行動を1つだけ書きます。予約、来店、クーポンを使う、返信する。行動が決まっていれば、文の終わり方も決まります。
ChatGPTで下書きを作る
3行のメモができたら、ChatGPTに下書きを作ってもらいます。店の情報とメモを渡し、言い回しを変えて3つ出させるのがコツです。1つだけだと、良し悪しを比べられません。
店の情報と目的を渡す
ChatGPTに貼り付ける指示文は次のとおりです。〔 〕を書き換えてください。
LINE公式アカウントで友だちに送る配信の文を作ってください。 【店の情報】 ・業種と雰囲気:〔住宅街にある、1人で営業している美容室。落ち着いた雰囲気〕 ・お客さんの年代:〔30〜50代が中心〕 【今回の配信】 ・何のために:〔来週の平日(火〜木)の昼の空き枠を埋めたい〕 ・誰に:〔平日の昼に来られる常連さん〕 ・してほしいこと:〔リッチメニューの「予約する」から予約〕 ・伝えたいこと:〔火〜木の11〜15時に空きあり。カット+トリートメントが人気〕 【条件】 ・スマホの1画面に収まる長さ ・最初の1行で、何のお知らせかが分かるようにする ・「必ず」「絶対」など言い切りすぎる言葉は使わない ・絵文字は使わないか、1〜2個まで ・言い回しを変えて3パターン出す
言い回しを変えて3つ出させる
3つ出てきたら、お店の雰囲気に一番近いものを1つ選びます。どれも少し違うと感じたら、「2つ目の言い回しで、1つ目の最後の一文を使ってください」のように、組み合わせを頼むこともできます。
何度か作っていると、自分の店に合う言い回しが見えてきます。気に入った配信の文は保存しておき、次から「この文の雰囲気で」と一緒に貼ると、毎回のぶれが少なくなります。
通知とトーク一覧に出る冒頭を磨く
配信が届いたとき、お客さんがまず目にするのは、スマホの通知と、LINEのトーク一覧に出る文の書き出しです。ここで「何のお知らせか」が分からないと、開かれないまま流れていきます。
冒頭で何の話か分かるようにする
通知やトーク一覧に表示されるのは、文の最初の部分だけです。あいさつや前置きから始めず、最初の1行に「何のお知らせか」と「自分に関係あること」を置きます。
冒頭だけを磨きたいときは、選んだ下書きを貼って、ChatGPTに「この配信の最初の1行だけを、何のお知らせか一目で分かるように5パターン考えてください。20〜30文字くらいで」と頼みます。
直す前と直した後
| 直す前 | 直した後 | |
|---|---|---|
| 空き枠の案内 | こんにちは!〇〇美容室です。だんだん涼しくなってきましたね | 【来週の火〜木】昼の時間に空きがあります |
| 新メニュー | いつもありがとうございます。本日はお知らせです | 新メニュー「髪質改善トリートメント」を始めました |
| 休業日 | 〇〇美容室よりご連絡です | 【11月の休業日】3日・17日はお休みです |
直す前の文は、どれも丁寧ですが、冒頭だけ見ても何のお知らせか分かりません。あいさつは、冒頭の1行のあとに置けば十分伝わります。
自分の言葉に直す3つの点
ChatGPTの下書きは、そのまま送らず、次の3つだけ自分で直してから送ります。
事実と合っているか
日付、時間、料金、メニュー名、特典の条件を1つずつ確かめます。ChatGPTは、渡していない特典や条件を、もっともらしく書き足すことがあります。店で対応できない約束が入っていないかを、一番先に見ます。
店の話し方になっているか
ChatGPTの文は、整っている反面、どの店にも当てはまる言い回しになりがちです。ふだんお客さんと話すときの言い方に、1〜2か所だけ置き換えると、ぐっとお店らしくなります。たとえば「ご来店をお待ちしております」を、いつも使っている「お待ちしてますね」に変える、といった程度で十分です。
長さがスマホ1画面に収まるか
送る前に、自分のスマホで見て、1画面に収まっているかを確かめます。長い文はそれだけで読まれにくく、ブロックのきっかけにもなります。収まらないときは、伝えたいことを1つ減らします。
よくある疑問
Q. 絵文字は使ったほうがいいですか?
お店の雰囲気しだいです。ふだんお客さんとのやり取りで使っているなら、配信でも1〜2個まで使うと親しみが出ます。使いすぎると読みにくくなり、冒頭の1行が何のお知らせか分かりにくくなるので、冒頭には入れないほうが無難です。
Q. 画像と文章、どちらを先に送ればいいですか?
基本は、何のお知らせかが分かる文章を必ず入れることです。画像だけの配信だと、通知やトーク一覧に文が出ず、何のお知らせか伝わりにくくなります。吹き出しを複数にすると、どの吹き出しの内容が通知やトーク一覧に出るかで見え方が変わるので、テスト配信で自分のスマホに送り、通知とトーク一覧の見え方を確かめてから本番の配信をします。
Q. 毎回ChatGPTに頼んでも大丈夫ですか?
大丈夫です。ただし、お客さんの名前や電話番号など、個人の情報は貼り付けないでください。配信の文づくりに必要なのは、お店の情報と今回のお知らせだけです。毎回の配信でブロックが増えていないかは、ブロックされた数の確認方法の手順で見ておくと安心です。
まとめ
LINE公式アカウントの配信の文は、決まった順番で作ると早く、伝わりやすくなります。
- 書く前に:何のために・誰に・何をしてほしいかを1行ずつメモする
- ChatGPTで下書き:店の情報とメモを渡し、言い回しを変えて3つ出させる
- 冒頭を磨く:最初の1行に「何のお知らせか」を置く。あいさつはそのあと
- 自分の言葉に直す:事実・お店の話し方・スマホ1画面の3点
ぼくのおすすめは、次の配信は、冒頭の1行だけでも直してから送ってみることです。それだけで、何のお知らせか伝わりやすくなります。
配信の回数と、無料で送れる通数の考え方はLINE公式アカウントの料金と月200通の計算で紹介しています。


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