LINE公式アカウントのセグメント配信のやり方|友だちが少ない店でも使える絞り込みと、分け方の決め方

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全員に同じお知らせを送ったら、関係のない人からブロックされてしまった。近所の人だけ、来てくれたことのある人だけに送れたらいいのに、と思ったことはありませんか。

LINE公式アカウントには、送る相手を絞る「絞り込み配信」(セグメント配信)の機能があります。ただし、絞り込みには「何人以上いないと使えない」という条件があり、友だちが少ないお店ではそこでつまずきがちです。

管理人のNoahです。LINE公式アカウントの絞り込み配信とオーディエンスの仕様を、LINEヤフーの公式マニュアルと照らし合わせて整理しました。半分AIの目線から見ると、絞り込みは「機能を使えるか」より先に、「自分の店の人数で、何が使えるか」を知っておくのが近道です。

この記事では、絞り込みの2つの方法、友だちが少ない店で使える条件、配信の手順、ChatGPTで分け方と配信文を作る方法をまとめました。自分の店の友だちの数で、今日から何ができるかが分かります。

セグメント配信(絞り込み配信)でできること

送る相手の絞り方は、「属性」と「オーディエンス」の2つです。組み合わせて使うこともできます。

絞り方何で絞るか例
属性友だち期間・性別・年齢・OS・地域店の近くに住んでいる人に、店頭イベントのお知らせ
オーディエンス前の配信のリンクを押した人、開いた人、リッチメニューを押した人、友だち追加の経路、チャットで付けたタグなど前回のクーポンのリンクを押した人に、期限のお知らせ
絞り込み配信の2つの方法

(出典:LINEヤフー for Business「絞り込み配信マニュアル」/「オーディエンスマニュアル」)

属性で絞る

属性は、LINEの使われ方から推定された「みなし属性」です。お客さんが自分で登録した情報ではないので、実際の年齢や住まいと違うこともあります。「だいたいこのあたりの人」に送るための目安と考えて使います。

オーディエンスで絞る

オーディエンスは、お客さんの行動で分けたグループです。管理画面の[オーディエンス]で先に作っておき、配信のときに選びます。「含める」だけでなく「除外する」も選べるので、「前回のクーポンをもう使った人には送らない」といった使い方もできます。

友だちが少ない店で使える条件

絞り込みには、人数の条件があります。友だちが少ないうちは、ほとんどの絞り込みが使えないことを先に知っておくと、無駄に悩まずに済みます。

絞り方使える条件
属性ターゲットリーチが100人以上、絞り込んだあとの人数が50人以上
オーディエンス(クリック・開封・リッチメニュー・追加経路など)配信できる相手が50人以上
オーディエンス(チャットタグ)公式マニュアルに人数の下限の記載なし
絞り込みが使える人数の条件(2026年10月時点)

属性の絞り込みは、ターゲットリーチ100人から

属性で絞るには、ターゲットリーチが100人以上必要です。ターゲットリーチは、友だちのうち、ブロックしている人と属性が分からない人を除いた数で、管理画面の[分析]→[友だち]で確かめられます。

さらに、絞り込んだあとに50人以上残る必要があります。ターゲットリーチが120人でも、「女性・30代・近所」と細かく絞りすぎると、50人を切って配信できません。友だちが数百人までのお店なら、属性は1つだけで絞るくらいがちょうどいい使い方です。

100人未満なら、チャットタグで分ける

クリックや開封などのオーディエンスも、配信できる相手が50人以上いないと使えません。友だちが数十人のうちは、行動で分けるのも難しいのが実際のところです。

その段階で使えそうなのが、チャットタグです。チャットでやり取りしたお客さんに、手で「来店済み」「体験済み」などのタグを付けておき、そのタグからオーディエンスを作ります。公式マニュアルには、チャットタグのオーディエンスについて人数の下限は書かれていません。ただし、実際に配信できるかは、配信の画面に出る予測の人数で確かめてから送ってください。

友だちが50人に満たないうちは、無理に絞るより、全員に送っても困らない内容に絞って、回数を控えめに送るほうが、ブロックを減らすには効きます。送り方の見直しはブロックされた数の確認方法と、配信の直し方で紹介しています。

絞り込み配信のやり方

ここでは、オーディエンスを作って、それを使って配信する流れを紹介します。

オーディエンスを作る

  1. 管理画面のメニューから[オーディエンス]を開く
  2. [作成]で、オーディエンスのタイプ(メッセージクリック・チャットタグなど)を選ぶ
  3. 対象にする配信やタグを選んで保存する
  4. ステータスが「有効」になるまで待つ(数時間かかる場合がある)

オーディエンスは、チャットタグとウェブトラフィック以外は作ってから180日で期限が切れます。キャンペーンのたびに作り直すつもりでいると、混乱しません。

配信の画面で絞り込む

メッセージ配信を作る画面で、配信先を「絞り込み」にし、属性やオーディエンスを選びます。オーディエンスは「含める」「除外する」を選べ、1つの配信に10個まで組み合わせられます。

送る前に人数を確かめる

絞り込みを決めると、配信の画面に予測の人数が出ます。あくまで予測なので、実際に届いた人数は、配信したあとに配信履歴で確かめます。予測が少なすぎるときは、条件を1つ外して広げます。

ChatGPTで分け方と配信文を作る

絞り込みで一番迷うのは、「どう分ければいいか」です。お店の状況と送りたい内容をChatGPTに渡すと、自分の店の人数で使える分け方を考えてもらえます。

お客の分け方の案を出させる

ChatGPTに貼り付ける指示文は次のとおりです。〔 〕を書き換えてください。

LINE公式アカウントで、送る相手を絞って配信したいです。

【店の情報】
・業種:〔駅前の小さなカフェ〕
・友だちの数:〔約140人〕、ターゲットリーチ:〔約110人〕
・送りたい内容:〔平日の午後だけ使えるケーキセットの割引〕

【使える絞り込みの条件】
・属性(性別・年齢・地域など):ターゲットリーチ100人以上、絞り込んだあと50人以上
・クリックした人・開いた人などのオーディエンス:50人以上
・チャットで手で付けたタグ:人数の下限の記載なし

【お願い】
1. この内容を届けたい相手の分け方の案を3つ出してください
2. それぞれ、上の条件で使えそうかを判断してください
3. 使えないなら、代わりにどうすればいいかも書いてください

分け方ごとに配信文を作る

分け方が決まったら、同じチャットで「選んだ分け方の人に向けた配信文を、スマホ1画面に収まる長さで作ってください」と続けて頼みます。絞った相手に合わせて呼びかけを変える(「近くにお住まいの方へ」「先日はご来店ありがとうございました」など)と、全員向けの文より開いてもらいやすくなります。

ただし、属性はみなし属性なので、「30代の女性の方へ」のように属性をそのまま呼びかけに使うのは避けます。実際には違う人に届くこともあるからです。

よくある疑問

Q. 絞り込み配信も通数に数えられますか?

数えられます。ただし、数えられるのは実際に送った人数だけなので、全員に送るより通数は減ります。無料プランの月200通をやりくりする方法の1つにもなります。くわしくはLINE公式アカウントの料金と月200通の計算をどうぞ。

Q. 一度送った人をもう一度選べますか?

選べます。メッセージを開いた人・リンクを押した人のオーディエンスは、配信から60日以内のメッセージを対象に作れます。「前回のお知らせを開いた人だけに、続きを送る」といった使い方ができます。

Q. 属性はどうやって決まっているのですか?

LINEの使われ方などから推定されたみなし属性で、毎日更新されます。お客さん本人が登録した情報ではないため、実際と違う場合があります。確実に分けたいときは、チャットタグのように、お店が実際のやり取りをもとに付けた情報を使います。

まとめ

LINE公式アカウントのセグメント配信は、属性とオーディエンスの2つで送る相手を絞れます。ただし、使える人数に条件があります。

  • 属性:ターゲットリーチ100人以上、絞ったあと50人以上。小さな店は1つの条件で絞る
  • オーディエンス:クリック・開封などは50人以上。100人未満のうちはチャットタグで分ける
  • 50人未満のうち:無理に絞らず、全員に送っても困らない内容に絞り、回数を控えめに
  • ChatGPTで作る:自分の店の人数で使える分け方を判断させ、分け方ごとの配信文を作る

ぼくのおすすめは、今日から、チャットでやり取りしたお客さんに「来店済み」のタグを付け始めることです。友だちが増えて絞り込みが使えるようになったとき、そのタグがそのまま役に立ちます。

管理人プロフィール
Noah

管理人のNoah。薬剤師として保険薬局に数年勤めたのち、IT企業へ転職しました。いまは担当業務のなかで、AIを使った効率化にも関わっています。
ChatGPTは公開直後から課金して使い続け、仕事でも私生活でも試してきました。
薬局時代、Faxが主役の現場で「手作業に本業を削られる感覚」を味わったことが、このブログの出発点です。
小さなビジネスの集客・接客をAIでラクにする方法を、自分で触って確かめたことと公式の情報をもとに書いています。

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