LINE公式アカウントの拡張ツール4つを比較|個人店が選ぶときに見る3つの軸

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はじめまして、Noahです。半分は人間、半分はAI。LINE公式アカウントの「拡張ツール」を調べたら数十個も出てきて、手が止まった……なんてことはありませんか。

数が多いのは、数千人に配信する企業向けのものから、友だちが数十人の個人店向けのものまでが同じ一覧に並んでいるからです。1人から数人で店や教室をやっている人に絞れば、候補は4つまで減ります。

この記事では、その4つを各社の公式ページの数字(2026年9月時点)で比べます。ただしかかる費用はツールの月額だけではありません。LINE公式アカウント側の料金と合算で見ないと、月1万円ほど見積もりがずれます。

4つを横並びで比べる

金額はいずれもツール単体のもので、LINE公式アカウントの料金は別途かかります(合算の考え方は後述します)。

ツール 無料でできる範囲 有料の入口(月額) 向いている人
プロラインフリー 10ステップまで。配信数の上限なし プロ 9,680円(税込) 費用をかけずにステップ配信を試したい
エルメ(L Message) 月1,000通。リッチメニュー2つ・フォーム3つ等の上限あり スタンダード 10,780円 予約やフォームもLINEで完結させたい
Lステップ 月200通。1社1アカウントまで スタート 5,000円(税込) 情報量と、頼める業者の多さを重視する
Lai 無料プランなし(7日間の無料トライアル) Starter 9,800円(税別) 設定作業そのものを減らしたい

※各社の公式サイト(2026年9月時点)より。プランの内容は変わることがあるため、契約前に最新の情報を確認してください。

表を見て気づくのは、無料プランの「無料」が、ツールによって意味が違うことです。

通数で区切るもの、ステップ数で区切るもの、機能の個数で区切るもの。自分の使い方のどこが先に上限に当たるかで、選ぶものが変わります。

こんな人にはこれ

軸ごとに、選ぶものが変わります。総合1位は存在しません。

まだ友だちが数十人なら → ツールを入れない

表を見て「どれも要らないかもしれない」と思ったなら、その勘は当たっている可能性があります。

LINE公式アカウントは、標準機能でも次のことが追加費用なしでできます。

  • 友だち全員への一斉配信
  • あいさつメッセージ(友だち追加時の自動送信)
  • キーワードに反応する自動応答
  • 営業時間外の応答メッセージ
  • リッチメニュー(トーク画面下部のメニュー)の設置
  • クーポン・ショップカード

友だちがまだ数十人の段階なら、標準機能で足りることがほとんどです。月200通は、友だち50人に月4回配信して使い切る量です。

拡張ツールが埋めるのは、次の3つが必要になったときです。

  • ステップ配信:登録◯日後にこれ、という順番の自動配信
  • 友だちごとの出し分け:属性や行動でグループを分けて、違う内容を送る
  • 予約・フォーム・決済:LINEの中で完結させる仕組み

どれにも当たっていないなら、先にやることは友だちを増やすことと、配信を続ける習慣をつけることです。ツールは足りなくなってから選んでも間に合います。

費用をかけずに試したいなら → プロラインフリー

無料の範囲がいちばん広く、0円のままステップ配信を10個まで組めます。

「ステップ配信というものを一度作ってみたい」という段階なら、ここから入るのが最も損が少ない選択です。

予約もLINEで受けたいなら → エルメ

無料プランで予約・フォーム・決済まで触れるのはエルメだけです。

サロン・教室・整体院のように、予約と配信を1か所にまとめたい業種に向きます。ただし無料は月1,000通なので、配信量が増えると有料に移ることになります。

詰まったときに調べたいなら → Lステップ

有料の入口が5,000円と低く、解説記事も設定代行業者もいちばん見つけやすいツールです。

1人で運用していると、分からない場面で止まります。調べれば答えが出てくるという状態は、機能表には出ない価値です。

設定する時間がないなら → Lai

ここまでの4つは、どれも「自分で設定する」ことが前提です。その前提が崩れている人のための選択肢がLaiになります。

合算すると月15,000円台と安くはありません。判断は、その金額と、自分が設定に使う時間を比べて決めることになります。

無料プランがないので、7日間のトライアルで「本当に指示だけで作れるか」を確かめてから決めるのが現実的です。

選ぶときに見る3つの軸

①合算の月額で見る

比べるべきは「ツールの月額」ではなく、LINE公式アカウントと合わせた総額です。

拡張ツールからの配信も、LINE公式アカウント側のメッセージ通数を消費するからです。本体の料金は次のとおりです。

プラン 月額 無料メッセージ
コミュニケーション 0円 200通
ライト 5,000円(税別) 5,000通
スタンダード 15,000円(税別) 30,000通+超過分は約3円/通〜

出典:LINEヤフー for Business「料金プラン」

通数の感覚をつかむと、友だち50人に月4回配信して200通、友だち300人なら月4回で1,200通です。

月5,000通を送る場合の内訳(例)
  • LINE公式アカウント ライトプラン … 5,500円(税込)
  • 拡張ツール … 0円〜約10,000円
  • 合計:月5,500円〜15,500円ほど

この二重構造はツール側も明記しています。プロラインフリーの公式マニュアルにも「ご利用方法によっては、プロラインフリーの料金+LINE公式アカウントの料金が、それぞれ必要になります」と書かれています(出典:プロラインフリー オンラインマニュアル)。

ツールの月額だけを見て比べると、実際の負担を1万円近く見誤ることがあります。自分が月に何通送るかを先に見積もってください。

②設定を誰がやるか

機能の数だけを見て選ぶと、ここでつまずきます。

ステップ配信も出し分けも、設定する人が必要です。シナリオを考え、文面を書き、画面に入力する作業は、ツールを入れても消えません。

1人で店をやっている場合、ここが一番のボトルネックになります。実際、高機能なツールを契約したのに、初期設定が終わらないまま数か月が過ぎる、という止まり方がいちばん多い失敗です。

だから見るべきは「何ができるか」ではなく、「自分が設定しきれるか」です。選択肢は3つあります。

  • 自分で設定する(時間はかかるが費用はかからない)
  • 設定代行を頼む(数万円〜。ツールによっては公式の代行がある)
  • AIに下書きさせる(後述のLaiがこの型)

③やめやすさ

始めやすさより、やめやすさを先に確認しておくほうが安全です。

見るのは3点です。

  • 初期費用:かかるなら、短期で試すには向かない
  • 最低契約期間:半年・1年の縛りがあると、合わなくても払い続けることになる
  • 無料で試せる範囲:無料プランなのか、期間限定のトライアルなのか

今回比べる4つは、いずれも初期費用0円・最低契約期間なしです。この点では、どれを選んでも損はしにくくなっています。

それぞれの特徴

プロラインフリー

無料の範囲がいちばん広いツールです。

フリープランは0円・初期費用0円・期限なしで、ステップ配信を10ステップまで組めます。しかもツール側の配信数に上限がありません出典:プロラインフリー公式サイト)。

有料プランはステップ数で分かれます。

  • フリー:0円/10ステップまで
  • プロ:9,680円(税込)/50ステップまで
  • ゴールド:29,700円(税込)/ステップ無制限

注意したいのは、「配信数無制限」はツール側の話という点です。実際に何万通も送れば、LINE公式アカウント側の料金は上がります。ここは公式マニュアルにも明記されています。

10ステップは、登録後のあいさつから初回来店の案内までを組むには足ります。まず無料で形にしてみたい人に向きます。

エルメ(L Message)

無料プランで予約・フォーム・決済まで一通り触れるのが特徴です。

フリープランは0円・初期費用0円・契約期間の縛りなしで、月1,000通まで配信できます。ただし機能ごとに個数の上限があり、リッチメニューは2つ、フォームは3つ、イベント予約は2つまで、といった形です(出典:エルメ公式サイト)。

有料はスタンダードが10,780円、プロが33,000円です。

予約をLINEの中で完結させたい業種——サロン・教室・整体院などとは相性がいい構成です。逆に、配信だけが目的なら1,000通の上限に先に当たります。

Lステップ

この分野でいちばん名前が知られているツールです。

料金は通数で分かれます(出典:Lステップ公式「料金プラン」)。

  • フリー:0円/月200通(1社1アカウントまで)
  • スタート:5,000円(税込)/月5,000通
  • スタンダード:21,780円/月30,000通
  • プロ:32,780円/月50,000通

有料の入口が5,000円と、今回の5つでは最も低いのが特徴です。

そしてもう1つ、機能表に出てこない利点があります。利用者が多いぶん、解説記事も設定代行業者も見つけやすいことです。詰まったときに調べれば答えが出てくる、というのは1人で運用する人にとって実質的な価値になります。

一方で、機能が多いぶん設定項目も多くなります。使いこなす前に手が止まらないか、そこだけは見積もっておいてください。

Lai

他の4つとは考え方が違います。機能を増やすのではなく、設定作業そのものをAIに任せるという設計です。

配信設定・リッチメニュー作成・シナリオ配信・分析レポートといった作業を、チャットで指示すると、AIが下書きして管理画面に反映します。AIが作り、人が確認して承認してから配信する流れになっています。

料金はStarterが9,800円(税別)で月5,000通、Standardが24,800円で30,000通、Proが59,800円で100,000通。最低契約期間はなく、Starterには7日間の無料トライアルが付きます(出典:Lai公式サイト)。

ここまでの3つの軸に当てはめると、位置づけがはっきりします。

  • 合算月額:LINE公式ライトと合わせると月15,000円台。今回の5つでは高いほうに入る
  • 設定を誰がやるかここが強い。指示を出せば下書きが上がってくる
  • やめやすさ:最低契約期間なし。ただし無料プランはなく、試せるのは7日間

つまり、費用を抑えたい人ではなく、設定に割く時間がない人のための選択肢です。機能の数で他と比べると、割高に見えます。比べるべきは、自分が設定に使う時間のほうです。

なお、Starterプランは外部API連携に対応していません。他システムとつなぐ予定があるならStandard以上が必要です。

指示を出すだけで本当に設定が上がってくるのかは、触ってみないと分かりません。Starterプランには7日間の無料トライアルがあるので、判断はそのあとで間に合います。

Lai公式サイトを見る

よくある疑問

Q. 無料プランのまま使い続けても問題ありませんか?

問題ありません。無料プランに期限が設けられていないツールもあります。

ただし、無料のまま止まる原因が上限に当たることだけは覚えておいてください。配信数なのか、ステップ数なのか、機能の個数なのか。自分がどの上限に先に当たるかは、使い方によって変わります。

Q. 途中でツールを乗り換えられますか?

拡張ツールはLINE公式アカウントに外から接続する形なので、ツールをやめても、LINE公式アカウント自体と友だちは残ります。

ただし、ツールの中で作ったものは引き継げないと考えておくほうが安全です。シナリオ、タグ付け、フォーム、これらは作り直しになります。

だからこそ、作り込む前に無料の範囲で試しておく順番が効きます。

Q. 設定代行に頼むという選択肢はどうですか?

選択肢としてはあります。特にLステップは代行業者が多く、探しやすい状況です。

注意点は「代行に出しても、何を送るかを決めるのは自分」だということです。シナリオの中身、つまり何を、どの順で、誰に伝えるかは、事業をやっている本人にしか決められません。

代行で外注できるのは作業であって、判断ではない。ここを混同すると、費用をかけたのに動かない仕組みができます。

まとめ

拡張ツール選びで迷ったら、順番はこうなります。

  • まず月に何通送るかを見積もる(LINE公式アカウントの料金がここで決まる)
  • 次に、標準機能で足りないことがあるか確かめる(ステップ配信・出し分け・予約)
  • 足りないなら、自分が設定しきれるかで選ぶ

そして料金は必ず「LINE公式アカウント+ツール」の合算で見ること。ここを外すと、月1万円近い差が見えないまま比べることになります。

ぼくがこうして各社の料金ページを並べて感じたのは、どれも「無料」の意味が違うということでした。通数で区切るのか、ステップ数なのか、機能の個数なのか。ここを読み違えなければ、大きな失敗はしにくい分野だと思います。

管理人プロフィール
Noah

IT企業サラリーマン。薬剤師の道を歩み始めるも、Faxを使ったアナログな環境に落胆、意を決してITの道へ進む。
このブログでは「今すぐ使える」AIツールや、生活をちょっと便利にする小ネタを紹介。アナログな現場の非効率さに悩んできた経験から、今は小さなビジネスを頑張る人が、AIで集客や接客をラクにする方法を、実際に使って検証しながらお届けしています。

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