LINE公式アカウントの料金が高いと感じたら|小さな店は「月200通で足りるか」を先に計算する

AI自動化

LINE公式アカウントの友だちが増えてきたら、無料で送れる月200通がすぐに足りなくなった。かといって、月5,000円のプランに上げるほどの効果があるのかは分からない。

そこへ「10月から料金改定」というお知らせが届いて、値上げされるのではと不安になっている方もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、料金が高いかどうかは、自分の店が毎月何通送っているかを計算すれば判断できます。そして小さなお店の多くは、10月の料金改定の影響をほとんど受けません。

管理人のNoahです。LINE公式アカウントの料金や機能を、LINEヤフーの公式情報と照らし合わせながら整理してきました。半分AIの目線から見ると、「有料プランに上げるかどうか」は気分ではなく、計算で決められる問題です。

この記事では、月の通数の計算のしかた、料金改定で変わること、無料のまま料金を抑える3つの方法をまとめました。ChatGPTに数字を渡して試算する指示文も載せているので、5分で自分の店の答えが出ます。

自分の店が毎月いくら払うことになるかを計算する

「高い」と感じるかどうかは、プランの月額だけでは決まりません。自分の店が毎月何通送るかと、それぞれのプランで送れる通数を比べて初めて判断できます。

3つのプランの月額と送れる通数

LINE公式アカウントのプランは3つです。違いは、月額と、その月額で送れるメッセージの通数です。

プラン月額(税別)月に送れる通数超えた分を追加で送れるか
コミュニケーションプラン0円200通送れない
ライトプラン5,000円5,000通送れない
スタンダードプラン15,000円30,000通送れる(1通3円〜)
LINE公式アカウントの料金プラン(2026年9月時点)

(出典:LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントの料金プラン」)

ここで大事なのは、無料のプランとライトプランは、決められた通数を超えると追加で送れないことです。通数が足りなくなった月は、プランを上げるか、翌月まで待つしかありません。

「1通」の数え方は「友だちの数×配信回数」

通数は、メッセージを送った回数ではなく、届けた相手の人数で数えます。友だち150人に1回配信すれば、それだけで150通です。

つまり、月の通数はおおよそ次の式で出せます。

月の通数の目安

メッセージが届く友だちの数 × 月の配信回数

ブロックしている人には届かないので、管理画面の[分析]→[友だち]で見られる友だちの数からブロック数を引いた数を使います。同じ画面の「ターゲットリーチ」は、属性が分からない人も除いた数なので、全員に送るときの通数より少なく出ます。

この式で計算すると、無料の200通がどれだけ小さいかが分かります。

店の例届く友だち月の配信回数月の通数合うプラン
開店したばかりの教室60人2回120通無料のまま
美容室150人2回300通無料では足りない
小さな飲食店400人4回(週1回)1,600通ライトプラン
友だちの数と配信回数から見た、月の通数の例

友だちが100人を超えたら、月2回の配信で無料の200通を使い切ります。「料金が高い」と感じ始めるのは、たいていこの段階です。

ChatGPTで自分の店の月の通数を試算する

自分の店の数字で計算するときは、ChatGPTに数字を渡すと、プランごとの月額まで一度に出してくれます。配信の回数を変えたらどうなるかも、続けて聞くだけで比べられます。

用意する数字は3つです。管理画面の「分析」から確認できます。

  • メッセージが届く友だちの数:友だちの数からブロック数を引いた数
  • 月の配信回数:今の回数と、本当は送りたい回数
  • 先月送った通数:管理画面の「メッセージ配信」の数字(分かる場合)

ChatGPTに貼り付ける指示文は次のとおりです。〔 〕の中を自分の店の数字に書き換えてください。

LINE公式アカウントの料金プランを選ぶための試算をしてください。

【店の数字】
・メッセージが届く友だちの数:〔150〕人
・今の配信回数:月〔2〕回
・本当は送りたい配信回数:月〔4〕回
・友だちの増え方:毎月〔10〕人くらい

【料金プラン(税別)】
・コミュニケーションプラン:月0円、月200通まで。超えた分は送れない
・ライトプラン:月5,000円、月5,000通まで。超えた分は送れない
・スタンダードプラン:月15,000円、月30,000通まで。超えた分は1通3円

【お願い】
1. 今の回数と、送りたい回数のそれぞれで、月の通数を計算してください
2. それぞれ、どのプランなら足りるかと、その月額を表にしてください
3. 友だちが半年後に何人になり、そのとき通数がどうなるかも出してください
4. 計算式も一緒に書いてください

〔 〕の数字のままなら、次のような表が返ってくるはずです(計算の例)。

配信回数月の通数足りるプラン月額(税別)
今の月2回150人×2回=300通ライトプラン5,000円
送りたい月4回150人×4回=600通ライトプラン5,000円
半年後(210人)に月4回210人×4回=840通ライトプラン5,000円
友だち150人の店の試算の例

この例では、月2回でも4回でも、必要なのは同じライトプランです。ライトプランの5,000通に対して840通なので、半年後でもまだ4,000通以上の余裕があります。

こうして並べると、判断のしかたが2つに分かれます。

  • 無料の200通に収めたい:配信の回数か、送る人数を減らす(このあとの「料金を抑える3つの方法」へ)
  • ライトプランに上げる:上げるなら、月2回に抑える理由は薄い。送りたい回数で送ったほうが元が取りやすい(「有料プランに上げたほうがいい店」へ)

「月2回に抑えて無料で頑張る」と「上げたなら回数を増やす」の間で、いちばん損なのは、ライトプランに上げたのに月2回しか送らない使い方です。

出てきた結果は、「届く友だちの数×配信回数」の掛け算を自分でも1回だけ確かめてから使ってください。ChatGPTは計算を間違えることがあります。式を一緒に書かせているのは、確かめやすくするためです。

10月の料金改定で、小さな店は何が変わるか

2026年10月1日に、LINE公式アカウントの料金改定があります。ただ、変わるのは「追加メッセージ」の料金だけで、3つのプランの月額と送れる通数は変わりません。

変わるのは追加メッセージの単価だけ

追加メッセージは、スタンダードプランで月30,000通を超えた分を送るときの料金です。10月からは次の2段階になります。

  • 追加分が月20万通まで:1通3円(税別)
  • 月20万通を超えた分:1通2.5円(税別)

これまでは、追加する通数が増えるほど1通あたりの単価が細かく下がっていく仕組みでした。毎月何万通も追加で送る大きな会社ほど、支払いが増えやすい改定です。

(出典:LINEヤフー for Business「LINE公式アカウント 追加メッセージ料金改定のお知らせ」)

影響を受ける店・受けない店

追加メッセージを使えるのはスタンダードプランだけです。無料のプランとライトプランの店は、そもそも追加メッセージを使っていないので、今回の改定では何も変わりません。

今の状態10月の改定の影響
コミュニケーションプラン(無料)なし
ライトプランなし
スタンダードプランで、月30,000通以内なし(追加メッセージを使っていない)
スタンダードプランで、毎月30,000通を超えているあり(追加分の単価が変わる)
10月の料金改定の影響

月30,000通を超えるのは、たとえば友だち8,000人に週1回送るような規模です。友だち数十〜数百人のお店なら、料金改定より、今の200通・5,000通の枠をどう使うかのほうがずっと大事です。

なお、12月1日には「プレミアムID」(アカウントのIDを好きな文字列にする有料オプション)の料金改定も予定されています。プレミアムIDを使っていなければ関係ありません。

料金を抑える3つの方法

通数が足りないとき、すぐに有料プランに上げる前に試せることがあります。どれも、送り方を変えて通数を減らす方法です。

①配信の回数を絞る

一番効くのは、配信の回数そのものを減らすことです。友だち150人のお店なら、月2回が月1回になるだけで300通が150通になり、無料の200通に収まります。

回数を減らしても、伝える量まで減らす必要はありません。お知らせを2回に分けて送っていたなら、1回にまとめます。

  • 新メニューと、来月の休業日のお知らせを1通にまとめる
  • 月初に「今月のお知らせ」として、キャンペーン・空き状況・休業日を1回で送る
  • 急ぎでない話は、次の配信まで取っておく

まとめるときの文章づくりは、ChatGPTに「この3つのお知らせを、LINEの1通にまとめてください。スマホ1画面に収まる長さで」と頼むと手早く整います。

②絞り込み配信で送る人を減らす

全員に送る必要のないお知らせは、関係のある人だけに送ります。送る人数が減れば、そのぶん通数も減ります。

絞り込み方は2つあります。

絞り込み方例使える条件
属性(年齢・性別・地域・友だちになってからの期間)近くに住んでいる人だけに、店頭イベントのお知らせを送るターゲットリーチが100人以上、絞り込んだあとの人数が50人以上
オーディエンス(前の配信を開いた人・リンクを押した人など)前回のクーポンを開いた人だけに、使用期限のお知らせを送る管理画面で作ったオーディエンスが必要
絞り込み配信の2つの方法

(出典:LINEヤフー for Business「絞り込み配信マニュアル」/「オーディエンスマニュアル」)

友だちが100人未満のうちは、属性での絞り込みは使えません。その段階では、①の回数を絞る方法か、次の③を先に試します。

③通数に数えられない機能に置き換える

LINE公式アカウントには、使っても通数に数えられない機能があります。配信で伝えていたことの一部をこちらに移せば、そのぶん通数が浮きます。

機能どんなときに使えるか置き換えの例
あいさつメッセージ友だち追加された直後に自動で届く店の紹介・特典の案内は、配信ではなくここに書く
応答メッセージお客さんが送ったキーワードに自動で返す「営業時間」「駐車場」などの案内は、聞かれたときに返す
チャットお客さんと1対1でやり取りする予約の確認・個別の連絡は、配信ではなくチャットで送る
投稿LINEアプリのホームタブや、アカウントのプロフィールに載せる新作の写真や日々の様子は、配信ではなく投稿で見せる
通数に数えられない機能と、置き換えの例

(出典:LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントの料金プラン」の「メッセージ通数のカウント対象」/「「投稿」機能の提供開始について」/「投稿マニュアル」)

ただし、投稿は配信のように相手のトーク画面に届くわけではありません。ホームタブにも、必ず表示されるとは限りません。必ず見てほしいお知らせは配信、見てもらえたらうれしい話は投稿、と使い分けます。

LINE VOOMは2026年9月30日で終了しました

以前はLINE VOOMに投稿する方法がありましたが、LINE VOOMはサービスを終えました。代わりに始まったのが「投稿」機能です。認証済みアカウントは9月16日から、すべてのアカウントは10月21日から使えます。LINE VOOMに載せていた投稿は自動では引き継がれないので、必要なものは作り直します。料金プランの「通数に数えられるもの」の一覧に投稿は入っていませんが、通数の扱いは使い始める前に管理画面の表示でも確かめてください。

(出典:LINEヤフー for Business「「投稿」機能の提供開始について」/LINEヘルプセンター「「LINE VOOM」サービス終了のお知らせ」)

有料プランに上げたほうがいい店

3つの方法を試しても通数が足りないなら、有料プランを考える段階です。判断の目安は次のとおりです。

見るところ無料のままでいい店ライトプランに上げる店
届く友だちの数100人前後まで100人を超えて増え続けている
送りたい回数月1〜2回で足りる月2回以上送りたい理由がある(空き枠の案内・季節のメニューなど)
1回の配信の効果配信しても予約や来店がほとんど動かない配信した日に予約や来店が増えている
月5,000円(税別)の重さ配信で増える売上が月5,000円に届かない配信で月5,000円以上の売上が増えている
無料のままか、ライトプランに上げるかの目安

無料のままでいい店

配信しても予約や来店がほとんど動いていないなら、プランを上げる前に、配信の中身を見直すほうが先です。回数を増やしても、届く内容が同じなら結果は変わりにくいからです。

何を送れば反応があるかを試す段階は、無料の200通の中で、回数を絞って1回ずつ中身を変えてみるのが無駄のない進め方です。

ライトプランに上げる目安

ライトプランは月5,000円(税別)です。配信によって、それ以上の売上が毎月増えているなら、上げる価値があります。

元が取れるかの目安

客単価 × 配信で増えた予約(来店)の件数 ≧ 5,000円

客単価5,000円なら月1件、客単価2,500円なら月2件増えれば、ライトプランの月額分に届きます。

増えた件数を知るには、配信した日と、その後3日くらいの予約件数をメモしておきます。配信しなかった週と比べれば、配信の効果が見えてきます。

プランを変えるときに切り替える設定

プランは月ごとに上げ下げできます。ただし、上げるときと下げるときで、変わるタイミングも、先にやっておくことも違います。

無料 → ライト・スタンダード(上げる)ライト・スタンダード → 無料(下げる)
変わるタイミング申し込んだその場で翌月1日から(当月末までは今のプラン)
その月の料金月の途中でも月額を全額(日割りなし)当月分は今のプランの月額のまま
その月に送れる通数新しいプランの通数が全部もらえる当月末までは今のプランの通数
先にやること支払い方法の登録予約配信・ステップ配信の通数の確認
プランを上げるとき・下げるときの違い

(出典:LINE公式アカウント ヘルプセンター「プランを変更するには?」「月の途中で有料プランへ変更した場合、料金は日割りで計算されますか?」/LINEヤフー for Business「プラン料金の日割り廃止のお知らせ」)

無料から有料プランに上げるとき

手順は次のとおりです。LINE公式アカウントのスマホアプリではできないので、ブラウザで開きます。

  1. 支払い方法を登録する:有料プランを買う前に必要です。パソコンの管理画面なら[設定]→[利用と請求]から、スマホならブラウザで https://manager.line.biz/webstore/ を開いて登録します
  2. プランを選んで購入する:パソコンは[設定]→[利用と請求]→[月額プラン]→[アップグレード]、スマホのブラウザは[アカウント設定]→[プラン]→[このプランを選択]。利用規約に同意して購入します
  3. 管理画面でプラン名と残りの通数を確かめる:申し込んだ時点で切り替わっています

(出典:LINE公式アカウント ヘルプセンター「有料プランやチャットProオプション、プレミアムIDの購入方法は?」)

日割りがないので、上げるなら月の後半より月の初めのほうが得です。月の途中で上げても月額は全額かかりますが、その月の通数も全部もらえるので、残りの日数で使い切れるかを考えて決めます。

上げたあとは、配信の予定も見直します。せっかく通数が増えたのに今までどおり月2回では、前の見出しで書いたとおり元が取りにくくなります。

有料プランから無料に戻すとき

手順は上げるときと同じ画面で、[ダウングレード]を選びます。切り替わるのは翌月1日なので、月末までは今のプランの通数をそのまま使えます。

気をつけたいのは、翌月から月200通に戻ることです。翌月分の予約配信やステップ配信が200通を超えていると、超えた分は送られません。下げる前に、次の3つを確かめます。

  • 予約配信:翌月に予約している配信を、届く友だちの数で掛け算して200通に収まるか
  • ステップ配信:友だち追加のたびに自動で送られる配信も通数に数えられる。友だちが毎月増える店は、その分も見込んでおく
  • 絞り込み配信:200通に収めるために、翌月から送る相手を絞るか

プランを下げても、友だちやこれまでのトークが消えることはありません。変わるのは、翌月から送れる通数です。

よくある疑問

Q. 月200通を超えたらどうなりますか?

無料のコミュニケーションプランでは、200通を超える分は送れません。追加で買うこともできないので、その月はプランを上げるか、翌月まで配信を待つことになります。

月末に大事なお知らせを送れなくならないよう、月初に1回の配信で何通使うかを計算しておくと安心です。

Q. 途中でプランを変えられますか?

変えられます。繁忙期の月だけライトプランにして、落ち着いたら無料に戻すという使い方もできます。

その場合は、繁忙期の月の初めに上げて、同じ月のうちにダウングレードを申し込んでおきます。下げる手続きは翌月1日から反映されるので、その月はライトプランの通数を使い切れます。

Q. 拡張ツールを入れると料金は増えますか?

増えます。拡張ツールは、LINE公式アカウントに機能を足すための別のサービスです。多くの場合、ツールの月額とは別に、LINE公式アカウントのプランの料金もかかります。配信はLINE公式アカウントの通数を使うからです。

拡張ツールが必要になるのは、配信を自動で出し分けたい、お客さんごとの情報をまとめて管理したい、といった段階です。拡張ツール4つの比較で、料金と、どの規模のお店向けかを確かめられます。

まとめ

LINE公式アカウントの料金が高いと感じたら、まず「届く友だちの数×月の配信回数」で、自分の店の月の通数を計算してみてください。

  • 10月の料金改定:変わるのはスタンダードプランの追加メッセージだけ。無料・ライトプランの店は影響なし
  • 料金を抑える3つの方法:配信の回数を絞る/絞り込み配信で送る人を減らす/通数に数えられない機能に置き換える
  • 有料プランの目安:配信で月5,000円以上の売上が増えているなら、ライトプランに上げる価値がある

計算はChatGPTに数字を渡せば数分で終わります。ぼくとしては、プランを上げるかどうかより先に、1回の配信で何が起きているかを見ておくのがおすすめです。そこが分かれば、払う価値があるかは自然に決まります。

LINE公式アカウントで何を送ればいいか、集客の全体像から整理したい方はLINE公式アカウントで集客を始める手順もあわせてどうぞ。

管理人プロフィール
Noah

管理人のNoah。薬剤師として保険薬局に数年勤めたのち、IT企業へ転職しました。いまは担当業務のなかで、AIを使った効率化にも関わっています。
ChatGPTは公開直後から課金して使い続け、仕事でも私生活でも試してきました。
薬局時代、Faxが主役の現場で「手作業に本業を削られる感覚」を味わったことが、このブログの出発点です。
小さなビジネスの集客・接客をAIでラクにする方法を、自分で触って確かめたことと公式の情報をもとに書いています。

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