公式LINEのアンケートの作り方|リサーチ終了後はGoogleフォームで

AI集客

お客様に、店の感想や新しいメニューの希望を聞いてみたい。でも、何をどれだけ聞けばいいのか分からないし、作り方の記事どおりに進めようとしたら「リサーチ機能は終了予定」と出てきた。

今から作るなら、何を使えばいいのか。そこで止まっていませんか。

結論から言うと、公式LINEの「リサーチ」機能は2026年12月2日で終了します。今から無料で作るなら、Googleフォームで作ってLINEでリンクを配る形が続けやすい方法です。質問は、目的を1つに絞って3〜5問にします。

管理人のNoahです。リサーチ機能の終了の告知と、代わりに使える手段を、LINEヤフーとGoogleの公式ページで確かめました。半分AIの目線から見ると、アンケートは「質問を考える」と「回答を読む」の2か所で、ChatGPTに手伝ってもらいやすい作業です。

この記事では、作り方の選び方、聞くことの決め方、Googleフォームでの作り方、LINEでの配り方、回答の読み方までをまとめました。読み終えたら、自分の店のアンケートを1つ作って、友だちに届けられます。

全体像:今から作るなら何を使うか

公式LINEのお客様にアンケートを取る方法は、主に3つです。料金と、これから先も使えるかで比べます。

作り方 料金 気をつけること 向いている店
リサーチ機能(公式LINEの管理画面) 無料 2026年12月2日で終了。それより前から段階的に使えなくなる これから新しく作るのには向かない
Googleフォーム+LINEで配る 無料(Googleアカウントが必要) LINEとは別のサービス。名前を聞かなければ、誰が答えたかは分からない 無料で続けたい店
CRMオプションのフォーム 月5,000円(税別) 認証済みのアカウントが条件。回答をお客様ごとに残し、回答に応じてタグを付けられる 回答ごとに配信を分けたい店

(出典:LINEヤフー for Business「リサーチ」紹介ページ、「CRMオプション」)

リサーチ機能は2026年12月で終了

リサーチ機能は、公式LINEの管理画面でアンケートや投票を作り、メッセージで配信できる無料の機能でした。LINEヤフーは、2026年12月2日(水)でこの機能を終了すると告知しています。「リサーチ」と「アカウント満足度調査」は、それより前から段階的に使えなくなります。

アンケートの作り方を解説した記事の多くは、まだリサーチ機能を使う前提で書かれています。今から新しく作っても、回答を集めきる前に使えなくなるおそれがあります。

LINEヤフーは、代わりの手段として有料の「LINEリサーチ」と、CRMオプションの「フォーム」を挙げています。(出典:LINEヤフーマーケティングキャンパス「リサーチ」)

無料で続けるならGoogleフォーム

公式の代わりの手段は、どちらもお金がかかります。無料のまま続けるなら、Googleフォームでアンケートを作り、そのリンクをLINEで配る形が現実的です。

Googleフォームは、Googleアカウントがあれば無料で使えるアンケート作成のサービスです。回答はスプレッドシートにまとめて集められます。LINEの機能が変わっても、アンケートそのものは手元に残るのも利点です。

ただし、どのツールで作るかより先に決めることがあります。それが次の「何を聞くか」です。

聞くことの決め方

アンケートで一番多い失敗は、聞きたいことを全部入れて、質問が10問以上になることです。長いアンケートは途中でやめられやすく、集まった回答も「で、何を変えればいいのか」が分からなくなります。

先に「回答を見て、何を決めるのか」を1つ決めます。目的が決まれば、聞くことは自然に絞れます。

回答を見て決めること 聞くこと 質問の形
次に出す新メニュー・新商品 候補の中でどれが気になるか 選択式(複数選べる)
営業日・時間帯の見直し 来やすい曜日と時間帯 選択式
直すべきところ 満足度と、その理由 5段階+自由回答
チラシやSNSを続けるか 店を知ったきっかけ 選択式

目的を1つに絞る

目的が1つに絞れているかは、「回答がAとBに分かれたら、それぞれ何をするか」を言えるかで確かめます。

  • 言える例:「平日夜の希望が多ければ、木曜だけ営業を1時間延ばしてみる」
  • 言えない例:「お客様の声をとりあえず聞いておきたい」

言えないときは、まだ聞く時期ではないか、目的が2つ以上混ざっています。聞きたいことが2つあるなら、アンケートを2回に分けます。1回あたりが短いほうが、答える側の負担も小さくなります。

質問は3〜5問まで

質問の数は、目的に直接つながる質問を2〜4問、最後に自由回答を1問の、合わせて3〜5問を目安にします。

  • 最初の質問:選ぶだけで答えられるものにする。書かせる質問から始めない
  • 真ん中:目的に直接つながることを聞く
  • 最後:「ほかにご意見があればどうぞ」の自由回答。答えなくても送れるようにしておく

年齢や性別は、回答を見て決めることに関係ないなら聞きません。聞く項目が増えるほど答える手間が増え、店が預かる情報も増えます。

数を絞ったら、1問ずつの聞き方も見直します。答えにくい聞き方は、次の3つです。

  • 1問で2つ聞く:「味と量に満足していますか?」→ 味と量で答えが違う人が困る。2問に分けるか、決めたいほうだけ聞く
  • 答えを誘う:「新しいランチはおいしかったですか?」→ 「はい」と答えやすい。「新しいランチはいかがでしたか?」と段階で聞く
  • 選択肢が足りない:「来やすい曜日」に土日しかない → 当てはまらない人が答えられない。「その他」か「特にない」を足す

業種別:質問の例

目的と質問の組み立てを業種ごとに当てはめると、たとえば次のようになります。どれも選択式2問+自由回答1問の3問です。

業種 決めること 質問の例
飲食店 冬の新メニュー ①候補〔4品〕で気になるもの ②ランチとディナーどちらで食べたいか ③ほかに食べたいもの
美容室 予約の取りやすさ ①予約が取りにくいと感じたことがあるか ②来やすい曜日・時間帯 ③予約で困ったこと
教室 新しいクラスの曜日 ①通いやすい曜日 ②通いやすい時間帯 ③習ってみたい内容
小売 次に仕入れる商品 ①候補〔5つ〕で欲しいもの ②いくらくらいなら買いたいか ③置いてほしい商品

ChatGPTで質問を作る

目的が決まったら、質問の言い回しと選択肢はChatGPTに案を出してもらうと早く進みます。選択肢の漏れや、答えにくい聞き方に気づきやすくなります。

LINE公式アカウントの友だちに答えてもらうアンケートを作ります。質問の案を作ってください。

【店の情報】
・業種:〔個人で営業しているパン屋〕
・お客様:〔近所の家族連れと、近くで働く人〕
・回答を見て決めること:〔冬に出す新しいパンを2種類選ぶ〕
・候補:〔シュトーレン/りんごのデニッシュ/チーズのカンパーニュ/チョコのベーグル〕

【お願い】
1. 質問は全部で3問。最初は選ぶだけで答えられるものにする
2. 最後の1問は自由回答にして、答えなくても送れる前提で書く
3. 選択肢には「その他」も入れる
4. スマホで読んで1分以内に答えられる長さにする
5. 冒頭に置く「アンケートのお願い」の文(2行)も作る
6. 年齢・性別・名前など、決めることに関係ない質問は入れない

出てきた案は、「この質問の答えで、何を決めるのか」を1問ずつ確かめて、つながらない質問は消します。

Googleフォームでの作り方

質問が決まったら、Googleフォームで作ります。パソコンでもスマホのブラウザでも作れますが、質問を並べ替えるならパソコンのほうが楽です。

①質問を決める ②フォームを作る ③回答の送信先を選ぶ ④LINEで配る
Googleフォームでアンケートを作ってLINEで配るまで
  1. ブラウザでforms.google.comを開き、「空白のフォーム」を選ぶ
  2. フォームの名前(例:〔冬の新メニューのアンケート〕)と説明を入れる。説明には「〔3問・1分ほど〕で答えられます」と書いておく
  3. 質問を追加し、質問ごとに形式を選ぶ
  4. 上の「回答」を開き、「回答の送信先を選択」で新しいスプレッドシートを作る
  5. 右上の「公開」を押して公開する
  6. 「回答者に送信するリンクをコピー」でリンクをコピーする。「URLを短縮」にチェックを入れると、短いリンクになる

(出典:Google ドキュメント エディタ ヘルプ「Google フォームを作成する」、「フォームを公開して共有する」)

質問の形式の選び方

Googleフォームには、記述式・段落・ラジオボタン・チェックボックス・プルダウン・均等目盛・評価などの形式があります。小さな店のアンケートなら、使うのは次の4つで足ります。(出典:Google ドキュメント エディタ ヘルプ「質問の形式を選択する」)

  • ラジオボタン:1つだけ選んでもらう(来やすい曜日など)
  • チェックボックス:いくつでも選んでもらう(気になる新メニューなど)
  • 均等目盛:1〜5のような段階で答えてもらう(満足度など)
  • 段落:自由に書いてもらう(最後の「ほかにご意見があれば」)

自由回答以外の質問には「必須」を付け、最後の自由回答だけは必須にしないでおくと、書くことがない人も送れます。

名前を聞くか、聞かないか

Googleフォームは、設定でメールアドレスの収集をオンにしない限り、誰が答えたかは記録されません。LINEとつながっているわけでもないので、どの友だちが答えたかも分かりません。(出典:Google ドキュメント エディタ ヘルプ「フォームを公開して共有する」)

新メニューや営業時間の希望を聞くだけなら、名前は聞かないほうが本音を書いてもらいやすく、店が預かる情報も増えません。

「返事をしたい」「答えてくれた人にお礼を送りたい」ときだけ、最後に任意の質問として「LINEの表示名(よろしければ)」を足します。何のために聞くのかも一緒に書いておきます。

回答をスプレッドシートに集める

回答は、フォームの「回答」タブで見られます。「概要」では質問ごとのまとめ、「個別」では1人分ずつの回答を確かめられます。(出典:Google ドキュメント エディタ ヘルプ「フォームの回答を表示、管理する」)

手順の4でスプレッドシートを作っておくと、回答が1行ずつ表の形で貯まります。あとでChatGPTに回答を渡すときは、この表をコピーして貼るだけで済みます。

LINEでの配り方

作ったフォームのリンクを、LINEで友だちに届けます。まとめて答えてほしいなら配信、ゆっくり集めるなら置いておく、と使い分けます。

メッセージ配信で送る

いつものメッセージ配信で、テキストにアンケートのリンクを貼って送ります。短い期間でたくさんの回答を集めたいときは、この方法です。

メッセージ配信は、送った友だちの人数分が月の通数に数えられます。アンケートのためだけに配信を1回増やすより、いつものお知らせの最後にリンクを添えるほうが、無料プランの月200通を使わずに済みます。

通数の数え方はLINE公式アカウントの料金が高いと感じたらで詳しく扱っています。

配信の後は、管理画面の分析でリンクが何回押されたかも見られます。見方はLINE公式アカウントのクリック率でまとめています。

リッチメニューとあいさつに置く

満足度のように、期間を決めずに少しずつ集めたいアンケートは、置いておく形が向いています。

  • リッチメニュー:ボタンの1つを〔ご意見をお聞かせください〕にして、フォームのリンクを設定する
  • あいさつメッセージ:友だち追加した人に「よろしければ、店を知ったきっかけを教えてください」とリンクを送る

どちらも通数に数えられません。リッチメニューのボタンの組み方はLINEリッチメニューの作り方、あいさつメッセージの文面はあいさつメッセージの例文と設定で扱っています。

答えてもらうための一言

リンクだけを送っても、何のアンケートか分からなければ押してもらえません。リンクの前に、次の4つを短く書きます。

  • 何のため:「冬の新メニューを決めるために」
  • どれくらい:「〔3問・1分〕ほどです」
  • いつまで:「〔11月20日〕まで」
  • どう使うか:「結果は12月のお知らせでご報告します」

4つ目の「どう使うか」を書いておき、実際に結果と、それで決めたことを後日のお知らせで伝えると、次のアンケートにも答えてもらいやすくなります。文章の整え方はLINE配信の文章の書き方も参考になります。

回答の読み方

締め切りが来たら、回答を読んで、最初に決めた「何を決めるか」に答えを出します。読むのは、選択式と自由回答で分けると迷いません。

選択式は数で、自由回答は言葉で見る

  • 選択式:「回答」タブの「概要」で、どれが多かったかを見る。決めることにそのまま使う
  • 自由回答:1件ずつ読み、同じことを言っている声をまとめる。1件だけでも、店が気づいていなかった不便は書き出しておく

回答が〔10件〕に届かないときは、数の多い少ないで決めず、「こういう声もある」という参考として読みます。

ChatGPTで要約して次の一手を決める

自由回答が多いときは、スプレッドシートの回答をChatGPTに貼り、まとめと次にやることの案を出してもらいます。

お店のアンケートの回答を貼ります。読み取りを手伝ってください。

【アンケートの目的】
〔冬に出す新しいパンを2種類選ぶ〕

【回答】
(ここにスプレッドシートの回答を貼る。名前など、人が分かる情報は消してから貼る)

【お願い】
1. 選択式の結果を、多い順に並べる
2. 自由回答を、似た内容ごとに3〜5つのグループに分け、それぞれ件数を書く
3. 件数は少ないが、店が見落としていそうな声を2つ挙げる
4. 目的に対する答え(どの2種類にするか)と、その理由を書く
5. 回答にないことは推測で書かない

ChatGPTのまとめは、自分でも自由回答を一通り読んでから見比べると、読み違いに気づけます。名前や連絡先が入った回答は、そのまま貼らずに消してから渡してください。

よくある疑問

Q. リサーチで作ったものはどうなる?

リサーチ機能は2026年12月2日で終了し、それより前から段階的に使えなくなります。残しておきたい結果は、早めにダウンロードしておきます。

公式マニュアルでは、期間が終わったリサーチの結果をExcel形式でダウンロードできるとされています。ただし、回答が20件未満のリサーチはダウンロードできません。

その場合は、画面の結果をメモやスクリーンショットで残しておきます。(出典:LINEヤフー for Business「リサーチ」マニュアル)

Q. 誰が答えたか分かる?

Googleフォームの場合、名前を聞く質問を入れず、メールアドレスの収集もオンにしていなければ分かりません。LINEの友だちと回答を自動で結びつける仕組みもありません。

誕生月のように、お客様1人ずつに合わせて使いたい情報は、アンケートではなくトークで送ってもらうほうが向いています。聞き方は公式LINEの誕生日クーポンの「誕生月の聞き方と控え方」で扱っています。

Q. 有料のフォームとの違いは?

CRMオプションのフォームは、回答をお客様ごとに残し、回答に応じてタグを付けて、そのタグで配信を分けられるのが大きな違いです。料金は月5,000円(税別)で、申し込めるのは認証済みのアカウントです。(出典:LINEヤフー for Business「CRMオプション」)

「新メニューの希望を聞く」くらいなら、Googleフォームで足ります。「回答した人ごとに違うお知らせを送りたい」と思ったときが、有料の仕組みを考える時期です。拡張ツールの無料の範囲はLINE拡張ツールの無料プランで比べています。

まとめ

公式LINEのリサーチ機能は2026年12月2日で終了します。今から無料でアンケートを作るなら、Googleフォームで作ってLINEでリンクを配る形が続けやすい方法です。

  • 決め方:「回答を見て何を決めるか」を1つにし、質問は3〜5問まで
  • 作り方:Googleフォームで作り、回答はスプレッドシートに集める。名前は必要なときだけ任意で聞く
  • 配り方:まとめて集めるならいつもの配信に添え、少しずつ集めるならリッチメニューやあいさつに置く
  • 読み方:選択式は数で、自由回答は言葉で。ChatGPTでまとめて、次にやることを決める

ぼくのおすすめは、まず「次に何を決めたいか」を1つ書き出し、3問だけのアンケートを作ってみることです。結果と、それで決めたことをお知らせで伝えるところまでやると、お客様にとっても「答えてよかった」アンケートになります。

管理人プロフィール
Noah

管理人のNoah。ジンベエザメ。薬剤師として保険薬局に数年勤めたのち、IT企業へ転職。
いまは担当業務のなかで、AIを使った効率化にも関わっています。ChatGPTは公開直後から課金して使い続け、仕事でも私生活でも試してきました。

薬局時代、Faxが主役の現場で「手作業に本業を削られる感覚」を味わったことが、このブログの出発点です。

小さなビジネスの集客・接客をAIでラクにする方法を、自分で触って確かめたことと公式の情報をもとに書いています。

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