LINEリッチメニューの作り方|画像を用意せず管理画面だけで仕上げる小さな店のボタンの決め方

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LINE公式アカウントにリッチメニューを置きたい。でも、画像を作る道具もないし、ボタンに何を入れたらいいかも分からない。

作り方を調べるとデザインのテンプレートや制作の依頼先ばかりで、手が止まっていませんか。

結論から言うと、リッチメニューは管理画面の中だけで、画像を用意せずに作れます。先に決めるべきなのはデザインではなく、ボタンを押したお客様をどこへ案内するかです。

管理人のNoahです。リッチメニューの機能を、LINEヤフーの公式マニュアルと照らし合わせて整理しました。半分AIの目線から見ると、ボタンの名前やボタンの組み合わせのように「言葉を決める」部分は、ChatGPTに案を出させやすいところです。

この記事では、リッチメニューでできること、ボタンの決め方、管理画面での作り方を順にまとめました。読み終えたら、自分の店のリッチメニューを1つ公開できます。

全体像:リッチメニューでできること

リッチメニューは、トーク画面の下に表示されるボタンのメニューです。配信したメッセージは流れて見えなくなりますが、リッチメニューはいつも同じ場所に残ります。

1枚の画像を枠で区切り、枠ごとに「押したら何が起きるか」を決めます。設定できる動きは次のとおりです。

押したときの動き 何が起きるか 向いている使い方
リンク URLのページが開く 予約ページ・メニュー表・地図
クーポン 作ってあるクーポンが開く 初回来店の特典など、いつも出しておくクーポン
テキスト 決めておいた言葉が、お客様の発言としてトークに送られる 応答メッセージと組み合わせて、答えを自動で返す
ショップカード ショップカードの画面が開く ポイントの確認
アクションなし 押しても何も起きない 店名やロゴを置くだけの枠

(出典:LINEヤフー for Business「リッチメニューとは」、同「リッチメニュー」マニュアル)

無料プランで使える範囲

リッチメニューは、料金プランに関係なく、無料プランでも同じように使えます。有料プランにしないと使えない機能や、プランによる違いはありません。

表示期間を決めて複数のメニューを用意しておけば、季節ごとに切り替えることもできます(よくある疑問で扱います)。

ボタンを押したときの動き

5つの動きのうち、小さな店がよく使うのはリンクです。予約ページ、メニュー表、Googleマップの店のページなど、URLがあるものなら何でもボタンにできます。

テキストは少し使い方が違います。応答メッセージに答えを登録しておくと、次の流れで答えが自動で返ります。

  1. お客様が「駐車場」のボタンを押す
  2. 「駐車場」という言葉が、お客様から送られた形でトークに出る
  3. キーワード「駐車場」で登録した応答メッセージの答えが返る

押しても答えが返らないときは、応答メッセージの設定を見直します。確認する場所はLINE公式アカウントの自動応答が反応しないときの確認手順にまとめています。

なお、枠をすべて「アクションなし」にすることはできません。最低1つは、押すと何かが起きるボタンが必要です。

ボタンの決め方

作り始める前に、ボタンの中身を決めます。デザインは後からいくらでも直せますが、ボタンの行き先が決まっていないと、画像の文字も決まりません。

テンプレートとボタンの数

リッチメニューは、まずテンプレートを選んで枠の分け方を決めます。サイズは大きいもの(2500×1686ピクセル)と小さいもの(2500×843ピクセル)があり、それぞれに枠の数が違う分け方が用意されています。

選び方の順番は、行き先の数を先に数えて、それと同じ数の枠のテンプレートを選ぶことです。逆にすると、枠を埋めるために使わないボタンを作ることになります。

  • 行き先が3つ以下:小さいサイズ。トークの文字が隠れにくい
  • 行き先が4〜6つ:大きいサイズ
  • 迷ったら:少ないほうから始める。ボタンはあとで足せる

お客様がトークで聞くことから選ぶ

ボタンの候補は、店が見せたいものではなく、お客様がトークや電話で聞いてくることから選ぶのが基本です。リッチメニューで答えを出せれば、そのぶん同じ質問に返事をする手間が減ります。

管理画面の「チャット」で、過去1か月ほどのやりとりを読み返してみてください。電話で聞かれたことも思い出して書き出すと、たいてい次のどれかに分かれます。

  • 予約:空いている日、予約の取り方、変更やキャンセル
  • 料金・メニュー:いくらかかるか、何ができるか
  • 場所:住所、駐車場、最寄り駅からの道
  • 営業日:定休日、営業時間、臨時休業
  • 特典:クーポン、ポイントカード

分けたら、それぞれの答えがどこにあるかを確かめます。答えのページがあればリンク、短い答えで済むならテキストと応答メッセージ、と動きを決めます。

一番押してほしいボタン(多くの店では予約)は、左上など最初に目に入る位置に置き、背景の色を変えて目立たせます。

業種別のボタン構成

書き出した質問をボタンにすると、業種ごとに次のような組み合わせになります。あくまで例なので、自分の店で聞かれていないボタンは外してください。

業種 ボタンの例 枠の数
美容室 予約する(リンク)/メニューと料金(リンク)/クーポン(クーポン)/ポイント(ショップカード)/アクセス(リンク)/初めての方へ(リンク) 6(大)
飲食店 メニュー(リンク)/席の予約(リンク)/今日の営業(テキスト)/アクセス(リンク) 4(大)
教室 体験の申し込み(リンク)/コースと料金(リンク)/よくある質問(リンク) 3(小)
整体・治療院 予約する(リンク)/料金(リンク)/駐車場(テキスト) 3(小)

飲食店の「今日の営業」のように、日によって答えが変わるものはテキストが向いています。応答メッセージの答えを書き換えるだけで、リッチメニューの画像は直さずに済みます。

ChatGPTでボタンの案と名前を出す

書き出した質問が多くてまとめきれないときは、ChatGPTに整理してもらいます。ボタンに書く短い名前と、押したときの説明(アクションラベル)も一緒に作れます。

LINE公式アカウントのリッチメニュー(トーク画面の下に出るボタンのメニュー)を作ります。ボタンの構成を考えてください。

【店の情報】
・業種:〔1人で営業している整体院〕
・トークや電話でよく聞かれること:〔予約の空き、料金、駐車場の場所、保険が使えるか〕
・用意できる行き先:〔予約ページのURL、料金ページのURL〕(クーポン・ショップカードがあれば書く)

【お願い】
1. ボタンの数を3つか6つから選び、理由を1行で
2. ボタンごとに、ボタンに書く名前(8文字以内)と、押したときの動き(リンク/テキスト/クーポン/ショップカード)
3. ボタンごとに、押すと何が起きるかを20文字以内で(アクションラベルに使う)
4. テキストにするボタンは、応答メッセージで返す答えの下書きも
5. 上の情報にない行き先やURLは作らない

アクションラベルは最大20文字で、スマホの読み上げ機能で使われます。「予約ページを開く」のように、押すと何が起きるかが耳で聞いて分かる言葉にします。

返ってきた答えの下書きは、料金や駐車場の場所など、店の事実と合っているかを自分で確かめてから応答メッセージに登録してください。

管理画面での作り方

ボタンが決まったら、管理画面で作ります。背景色や文字を入れて画像を作る「画像を編集して適用」は、パソコンのブラウザで開くWeb版だけの機能なので、ここではWeb版の手順で書きます。

①期間と名前 ②枠を選ぶ ③文字と色を入れる ④押した動き
管理画面でリッチメニューを作る順番

Web版の管理画面で[トークルーム管理]→[リッチメニュー]を開き、「作成」を押すと作成画面になります。上から順に入力していきます。

タイトルと表示期間

最初に、メニュー全体の設定を4つ入れます。

  • タイトル:管理用の名前で、お客様には見えない。「〔通常メニュー 2026年秋〕」のように、あとで見分けられる名前にする
  • 表示期間:表示を始める日時と終える日時。ずっと出すメニューなら、終わりを先の日付にしておく
  • メニューバーのテキスト:メニューを閉じたときに画面の下に出る文字。「〔メニュー・ご予約〕」など、押すと何が出るか分かる言葉にする
  • メニューのデフォルト表示:トークを開いたときにメニューを開いた状態で出すかどうか

表示期間の始まりを未来の日時にすると、そのメニューは「予約」として保存され、その日時から表示されます。すぐ出したいなら、始まりは今日の日付にします。

デフォルト表示は、閉じているとボタンの存在に気づかれにくいので、初めて作るなら開いた状態で出す設定から始めると分かりやすいです。

テンプレートを選ぶ

「テンプレートを選択」を押し、ボタンの決め方で数えた枠の数のテンプレートを選びます。押したときの動きは、あとで枠ごとに設定します。

テンプレートで分かれるのは、押せる範囲だけです。画像そのものが枠で切り分けられるわけではないので、画像の見た目と押せる範囲が合っているかは、作ったあとに確かめます。

画像を編集して適用:文字と背景色

画像の欄で「画像を編集して適用」を選ぶと、管理画面の中で画像を作れます。デザインの道具を持っていなくても、背景色と文字だけで読みやすいメニューになります。

使える道具は次のとおりです。

  • 背景色:色コードでも指定できる。枠ごとにも、全体にも付けられる
  • テキスト:文字色と配置を変えられる
  • アイコン:1つの枠に1つ。色と文字は変えられるが、大きさは変えられない
  • 枠線:太さ・色・位置を選べる
  • 画像:手持ちのJPG・PNG(ロゴや写真)を枠に置ける

迷ったら、次の順で作ると整います。

  1. 全体の背景を、店の看板やロゴに近い色1色にする
  2. 一番押してほしい枠(予約など)だけ、背景を別の色にする
  3. 各枠にボタンの名前を入れる。背景が濃いなら文字は白にする
  4. 名前の上に、内容に合うアイコンを1つずつ置く
  5. 枠と枠の間に白い枠線を引いて、ボタンの区切りを見せる

ボタンの名前は短いほど大きな文字で読めます。8文字くらいまでに収め、説明が長くなる内容は押した先のページに書きます。

なお、スマホの管理アプリには「画像を編集して適用」がなく、作った画像を上げるか、用意されている画像を選ぶ形になります。

ボタンごとのアクションとラベル

画像ができたら、枠ごとに「アクション」の欄で押したときの動きを選びます。

  • リンク:URLを貼り付ける。予約ページなら、一度スマホで開いて正しいページか確かめたURLを使う
  • クーポン・ショップカード:作ってあるものから選ぶ
  • テキスト:送る言葉を入れる。応答メッセージのキーワードと一字一句同じにする

リンクとクーポンを選んだ枠は、アクションラベルの入力が必須です。ChatGPTで作った「〔予約ページを開く〕」のような20文字以内の説明を入れます。

テキストの言葉が応答メッセージのキーワードと少しでも違うと、答えが返りません。「駐車場」と「駐車場は?」は別の言葉として扱われるので、コピーして貼り付けるのが確実です。

保存してスマホで確かめる

作成画面のプレビューで、枠線の表示を切り替えて、画像の区切りと押せる範囲が合っているかを見ます。問題なければ「保存」を押します。まだ出したくないなら「下書き保存」です。

保存してから実際に表示されるまで、時間がかかることがあります。少し時間をおいて、自分のスマホのLINEで店のアカウントのトークを開いてください。

確かめるのはスマホで行います。パソコン版のLINEにはリッチメニューが表示されないので、パソコンで見えないからといって作り直さないでください。

  • すべてのボタンを1つずつ押して、書いてある名前と開くページが合っているか
  • テキストのボタンで、応答メッセージの答えが返ってくるか
  • 文字が小さすぎたり、背景の色に紛れたりしていないか

全部のボタンが思ったとおりに動けば完成です。名前と違うページが開くボタンは、お客様を迷わせるので、ここは省かずに確かめます。

よくある疑問

Q. 自分で作った画像を使うには?

Canvaなどで作った画像は、画像の欄で「画像をアップロードして適用」を選んで使います。画像の大きさは、選んだテンプレートのサイズに合わせて作ります。

  • 大きいサイズ:2500×1686ピクセル
  • 小さいサイズ:2500×843ピクセル
  • ファイルの形式:JPG・PNG(スマホの管理アプリから上げるときは1MB以下)

このほかの大きさも用意されているので、作る前に管理画面でテンプレートのサイズを確かめてください。

気をつけたいのは、画像の区切りとテンプレートの枠の位置です。画像のボタンの絵とテンプレートの枠がずれていると、「予約」の絵を押したのに別のページが開くことがあります。上げたら、プレビューで枠線を表示して重ねて確かめます。

Q. 季節ごとに替えられる?

替えられます。リッチメニューは1つずつ表示期間を決められるので、通常のメニューとは別に、期間限定のメニューを作っておけます。

今のメニューをコピーして、ボタンの名前や行き先だけ替えるのが手早い方法です。始まりを未来の日時にすれば、その日に自動で切り替わる「予約」になります。

ただし、コピーしたメニューの表示期間が、すでに予約してあるメニューと重なると保存できません。期間が重ならないように日付を決めます。

Q. パソコンのLINEにも出る?

出ません。パソコン版のLINEやChrome版のLINEには、リッチメニューは表示されません。

パソコンでLINEを見るお客様もいるので、予約のURLや営業時間は、リッチメニューだけに置かないようにします。友だち追加の直後に届くあいさつメッセージにも書いておくと安心です(あいさつメッセージの例文)。

(出典:LINEヤフー for Business「リッチメニューを作成する」)

まとめ

リッチメニューは無料プランで使えて、画像も管理画面の中で作れます。大事なのはデザインより、ボタンを押したお客様をどこへ案内するかです。

  • ボタンの決め方:お客様がトークや電話で聞くことを書き出し、行き先の数と同じ枠のテンプレートを選ぶ
  • 動きの選び方:答えのページがあればリンク、短い答えならテキストと応答メッセージ
  • 画像:Web版の「画像を編集して適用」で、背景色・文字・アイコン・枠線を入れる
  • 確認:スマホで全部のボタンを押し、名前と開くページが合っているかを見る

ぼくのおすすめは、最初はボタン3つの小さいメニューで出して、トークで聞かれることを見ながら足していくやり方です。完璧なデザインを待つより、まず1つ置いてみて、それでもトークで聞かれることをボタンに足すほうが、自分の店に合ったメニューに近づきます。

ボタンの行き先にするクーポンをまだ作っていないなら、LINE公式アカウントのクーポンの作り方から始めてみてください。

管理人プロフィール
Noah

管理人のNoah。ジンベエザメ。薬剤師として保険薬局に数年勤めたのち、IT企業へ転職。
いまは担当業務のなかで、AIを使った効率化にも関わっています。ChatGPTは公開直後から課金して使い続け、仕事でも私生活でも試してきました。

薬局時代、Faxが主役の現場で「手作業に本業を削られる感覚」を味わったことが、このブログの出発点です。

小さなビジネスの集客・接客をAIでラクにする方法を、自分で触って確かめたことと公式の情報をもとに書いています。

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