LINE公式アカウントの拡張ツールを、LaiとLステップの2つまで絞った。でも料金表を見比べても、自分の店にはどちらが合うのか決めきれない……そんなところで止まっていませんか。
先に結論をお伝えすると、比べる軸はLINEの料金と合わせた月額と、設定や確認で自分に残る手間の2つです。LINE公式アカウントの標準機能だけで足りるなら、どちらも契約しないのが一番安い答えです。
管理人のNoahです。Laiは以前、無料期間で実際に使って検証しました。Lステップは使っていないため、この記事は両社とLINEヤフーの公式情報(2026年10月12日時点)をもとにした比較です。
読み終えるころには、LINEとの合算の月額、自分が担う作業、契約前に販売元へ聞くことが1枚にまとまるはずです。
LaiとLステップの違いを比較表で見る
どちらも、LINE公式アカウントにつないで配信や顧客管理を広げるLINEヤフー社とは別の会社が提供するツールです。
下の表は、必要な機能がどのプランにあるか、LINEと合わせた月額、自分に残る作業、追加の制約、試し方とやめ方を同じ行にそろえたものです。
Laiは、配信や設定の下書きをAIに頼めることを公式サイトで前面に出しています。Lステップは無料プランと低めの入口プランがあり、プランごとに使える機能が分かれています。どちらも当サイトでは同じ設定を実機で組み比べていないため、作業時間の差は書いていません。
| 比べる点 | Lai | Lステップ |
|---|---|---|
| 無料で使える形 | 無料プランなし。Starterのみ7日間の無料期間あり | 無料プランあり(月200通まで) |
| 月5,000通の入口プラン | Starter 10,780円(税込換算。公式表示は税別9,800円) | スタート 5,000円(税込) |
| 月30,000通のプラン | Standard 27,280円(税込換算。公式表示は税別24,800円) | スタンダード 21,780円(税込) |
| 必要な機能のプラン | 基本機能は全プラン共通と案内。外部API連携はStandard以上 | プランごとに使える機能が分かれる。要件の機能がどのプランにあるかは公式の機能表か販売元で要確認 |
| LINEと合わせた月額(5,000通の枠) | 16,280円(Starter+LINE ライト) | 10,500円(スタート+LINE ライト)。必要な機能が上位プランにある場合は増える |
| 設定・修正・確認 | AIが配信や設定の下書き・予約案を作り、人が中身を直して最終承認してから送信すると案内。手で操作もできる。テストは人が行う | 管理画面で配信・条件などを設定。作成支援やAI機能の有無・範囲は公開の料金表から確認できず(要確認)。テストは人が行う |
| 追加の制約 | 配信の通数とは別にAI利用枠がある。即時の一斉配信や個別チャットはAIからは送れないと案内 | 入口プランで要件の機能が足りない場合、上位プランが必要になる可能性 |
| 試し方と続け方 | Starterのみ7日間無料(カード登録不要)。Standard・Proは申し込み時に課金。最低契約期間なし | 無料プランあり。新規は初月0円。有料化後の解約は3回の課金後からと案内 |
| 提供会社 | 株式会社FactX | ソーシャルデータバンク株式会社(旧:株式会社Maneql) |
| 認定(2026年度) | 認定の有無は未確認。認定なしとは断定しない | 提供会社がTechnology Partner・コミュニケーション部門Premierと案内。サービス自体の安全認証とは別 |
| サポート・移行 | LINE・メール窓口と無料の移行支援を案内。対応時間・代行範囲は要確認 | チャット・電話相談を案内。個別相談の回数・費用と移行条件はプランごとに要確認 |
※金額は各社の公式サイト(2026年10月12日時点)より。どちらもLINE公式アカウントの月額は別途かかります。Laiは公式が税別表示のため、比べやすいよう税込(10%)に換算しています。
入口の5,000通の枠では、LINEと合わせた月額はLステップのほうが5,780円低くなります。ただし同じ通数でも、使える機能まで同じとは限りません。
Lステップの料金表は機能の有無を記号で示しており、プランごとに使える機能が違います。自分が使いたい機能がどのプランに入っているかは、公式の機能表か販売元で確認が必要です。
また、ステップ配信や条件による分岐は、LINE公式アカウントの標準機能にもあります(出典:LINEヤフー for Business「ステップ配信」)。
「ステップ配信をしたいから」だけなら、どちらも入れずに済む場合があります。標準機能でどこまで組めるかは、3つ目の見出しで同じ例を使って確かめます。
費用はLINE公式アカウント側と合算する
LaiもLステップも、LINE公式アカウントの上で動くツールです。毎月払うのは「ツールの月額+LINE公式アカウントの月額」の合計になります。
月額・配信数・AI利用枠は別々に見る
LINE公式アカウントの料金は、月に送れるメッセージ数で決まります(いずれもLINEヤフー for Business「料金プラン」より、税込は10%で換算)。
- コミュニケーションプラン:0円/月200通まで
- ライトプラン:税別5,000円(税込5,500円)/月5,000通まで
- スタンダードプラン:税別15,000円(税込16,500円)/月30,000通まで。追加配信ができるのはこのプランだけ
通数は「配信した回数×届けた友だちの数」で数えるのが基本です。友だち250人に月4回送れば1,000通です。
月5,000通の枠どうしで合算すると、基本料金は次のようになります。
| 組み合わせ(月5,000通) | ツール | LINE ライト | 合計(税込) |
|---|---|---|---|
| Lai Starter | 10,780円 | 5,500円 | 16,280円 |
| Lステップ スタート | 5,000円 | 5,500円 | 10,500円 |
差は月5,780円です。ただし、この表は「同じ通数の枠」をそろえただけで、できることが同じという意味ではありません。
比べる基準として、拡張ツールを入れずにLINEのライトプランだけで運用するなら税込5,500円です。標準機能で要件が足りるなら、Laiとの差10,780円、Lステップとの差5,000円は払わなくて済みます(これも機能が同じという意味ではありません)。
合計額だけで決める前に、次の3つを分けて見ておくと読み違えにくくなります。
- 月額:ツールとLINEの合計。上の表の数字
- 配信数:LINE側のプランにも、ツール側のプランにも上限がある。先に当たるほうが実質の上限になる
- AI利用枠(Laiで案内されている条件):配信の通数とは別に、AIに頼める量の枠がある。配信が少なくても、AIへの依頼が多ければ先にこちらが減る。枠を使い切ったあとにAIへ頼めなくなる範囲や、枠を増やす方法は契約前に要確認
もう1つ注意したいのが、何が通数に数えられるかです。LINE公式アカウントでは、1対1のチャットや自動応答、あいさつメッセージは通数に数えないと案内されています。
一方、拡張ツールから送るメッセージは、送り方によって数え方が変わることがあります。自分が使う予定の機能(自動返信・予約リマインドなど)が通数に入るかは、契約前に各ツールへ確認しておくと安心です。
なお、友だちが少なく月200通で足りるなら、LINEの無料プランとLステップの無料プランを組み合わせて0円から始める形もあります。Laiには無料プランがないため、この組み合わせは取れません。
ただし、友だち300人に月1回全員へ送るだけで300通になり、無料の200通には収まりません。この規模では、標準機能だけで運用する場合もLINE側は有料プランが前提です。
アンケート後の案内など追加の配信を足すなら、その通数と、ツールからの送り方が通数に入るかもあわせて数えてください。
無料期間と解約条件も同じ軸で確認する
月額と同じくらい差が出るのが、試せる期間と、やめるときの条件です(2026年10月12日時点の各社公式サイトより)。
- Lai:Starterプランだけ7日間無料で、カード登録なしで始められます。期間中に支払い方法を登録しなければ請求されません。StandardとProは無料期間がなく、申し込んだ時点で課金。最低契約期間はなく、月単位で解約できます
- Lステップ:有料プランは新規なら初月0円(1か月の無料お試し)。ただし無料期間の後3か月は解約できず、3回の課金を終えてから解約できる条件です。無料期間中なら自由に解約できます
※Laiのカード不要は2026年9月の公式アップデートからで、Laiのレビュー記事はカード登録が必要だった時点の条件で書いています。条件は変わることがあるため、申し込む前に公式サイトで確かめてください。
初期設定と運用後の手間を比べる
手間の差は、機能の一覧より同じ配信を作るとしたら何をするかで並べたほうが見えやすくなります。ここでは、次の架空の店を例にします。
例:1人で営む美容室(LINEの友だち約300人)
- 友だち追加の直後に、簡単なアンケート(カット/カラー/パーマのどれに関心があるか)を送る
- 回答に応じて、お客さんに目印(タグ)を付ける
- カラーと答えた人にだけ、2週間後にカラーの案内を送る
- 月1回の全体配信は今まで通り続ける
同じ例を、LINEの標準機能だけ/Lai/Lステップの3通りで、「設定」「修正」「確認」の同じ3つの作業に分けて見ていきます。標準機能はツールではないため比較表には入れていませんが、比べる基準として最初に置きます。
LINEの標準機能だけで組む場合
LINE公式アカウントの標準のステップ配信は、友だち追加やオーディエンスを開始の条件にでき、属性やオーディエンスによる分岐も設定できると案内されています(出典:LINEヤフー for Business「ステップ配信」)。
- 設定:友だち追加を起点にした順番の配信を管理画面で組む。アンケートの回答で分けたい部分は、標準の分岐条件やオーディエンスで代わりになるかを確かめる
- 修正:質問や送信タイミングを変えるときは、該当するステップを自分で書き換える
- 確認:テスト用の友だちで、開始条件と分岐が想定どおりに動くかを見る
判断が分かれるのは、アンケートの回答を店独自の項目として残し、それを条件に配信を分けたい部分です。標準機能でどこまで代われるかは、マニュアルの分岐条件と自分の要件を照らして確かめてください。手作業を少し足せば回る、と判断できるなら、標準機能のまま続けるのが合理的です。
LaiでAIに任せる範囲と人が確認する範囲
Laiでは、管理画面のチャット欄に「やりたいこと」を文章で伝えると、AIが配信や設定の下書き・予約案を作ると案内されています。AIが作った配信は、人が最終承認してから送信される仕組みです。即時の一斉配信や個別チャットは、AIからは送れないと案内されています。
上の美容室の例に当てはめると、作業は次のように分かれます。
- 設定:「友だち追加後にアンケートを送り、回答ごとにタグを付け、カラーの人には2週間後に案内を送りたい」と依頼文を書く
- 修正:出てきた下書きの質問文・選択肢・送信タイミングを読み、違う部分を直すよう再度頼むか、手で直す
- 確認:タグの付き方と配信条件が意図どおりかを見てから承認する。承認後は、本番のお客さんには送らず、販売元が案内するテスト方法に従ってテスト用の友だちで実際の届き方を確かめる
AIが配信案や設定案を作っても、配信前の確認・修正・承認・テストは人に残ります。店のメニューや言葉づかいに合っているかは、店の人にしか判断できません。
この美容室の例をLaiとLステップで組み比べて時間を測ったわけではないため、どれだけ手間が減るかは保証できません。下書きの直しが多ければ、手で組むのと変わらない場合もあります。
また、AIへの依頼は前の見出しで触れたAI利用枠を使います。依頼の回数が多い月は、配信の通数より先にこちらの残りを気にする必要があります。
Lステップで自分が組む範囲と確かめたいこと
Lステップの公式サイトでは、アンケートや申し込みフォームを作って送り、回答に応じて自動で処理する「回答フォーム」、興味などで友だちを分類するタグ、条件で絞って送るセグメント配信が案内されています(出典:Lステップ公式サイト)。
これらの機能が自分の払うプランで使えると確認できた場合、同じ美容室の例なら作業はこう分かれます。
- 設定:アンケートの質問と選択肢、回答ごとのタグ、カラーの人向けの配信と送信タイミングを、それぞれの設定画面で作ってつなぐ
- 修正:質問や条件を変えたいときは、該当する設定を探して書き換える。つながっている設定があれば、そちらも合わせて直す
- 確認:テスト用の友だちで回答し、タグと配信が想定どおりに動くかを見る
「確認」の中身はLaiとほぼ同じです。公開情報の範囲で違いが見えるのは最初の組み立てにAIの下書きを使える案内があるかどうかですが、Lステップ側に作成を助ける仕組みがないと決まったわけではありません。
ここで押さえておきたい点が2つあります。
- 使いたい機能がどのプランにあるか:アンケートや回答による分岐など、この例に必要な機能が入口のスタートプランで使えるかは、公式の機能表か販売元で確認が必要です
- 設定を助ける仕組みがあるか:作成支援やAIを使った機能の有無・範囲は、公開されている料金ページの文字情報だけでは判断できません。ないと決めつけず、販売元へ確認するのが確実です
自分で組む時間が取れない場合は、構築を外部に依頼する選択肢もあります。その場合は依頼費用が月額とは別にかかるため、前の見出しの合計に足して比べてください。
提供会社・認定・サポートは「困ったときに誰が助けるか」で比べる
技術担当がいない店では、仕様変更や設定の行き詰まりを自分で解決できるかも選定条件です。社内で導入理由を説明する場合も、提供会社の確認材料と、自分が契約するプランの支援範囲を分けて整理してください。以下は2026年10月5日確認の公開情報です。
| 確認する点 | Lai | Lステップ |
|---|---|---|
| 提供会社 | 株式会社FactX(特商法表記) | ソーシャルデータバンク株式会社(旧:株式会社Maneql) |
| LINEヤフーの認定 | 今回確認した公式サイト・認定一覧では、FactXの認定の有無は未確認。「認定なし」という意味ではありません | 提供会社が2026年度Technology Partner・コミュニケーション部門のPremierと案内。サービス自体の安全認証ではありません |
| 問い合わせ・導入支援 | LINE相談窓口とメール窓口あり。他ツールからの移行プラン提案・初期設定を無料サポートと案内。受付時間、返答期限、日常の設定代行の範囲は要確認 | チャット・電話で使い方や機能を相談できると案内。運営事務局の受付は平日10〜18時。個別相談の無料回数・費用はプランにより確認が必要。通常プランに専任の構築代行が含まれるとは限りません |
| 障害・仕様変更への対応 | 更新・不具合修正のリリースノートあり。利用規約第15条は障害等による中断・停止を定める。初動・復旧の保証時間と個別通知条件は今回の資料では未確認 | 認定制度に仕様変更へ対応するスキル・リソースの審査がある(下記)。初動・復旧の保証時間と個別通知条件は今回の資料では未確認。受付時間がそのまま障害対応時間を意味するわけではありません |
| データを持ち出す・移す条件 | 友だち情報・タグ等のCSV出力あり。移行元がLINEユーザーIDを出せる場合にタグ等を引き継げることがあると公式FAQに記載。規約第18条では終了後30日間の閲覧・出力を案内 | ユーザー情報のCSV出力・取り込みを案内。LINEユーザーID・タグ等の出力列、プラン制限、解約後の取得期間、別ツールへ移す支援範囲・費用は要確認 |
LINEヤフーの2026年度認定発表は、導入・支援に貢献したパートナーを認定する制度の説明です。2026年度の審査概要では、仕様共有、仕様変更への対応能力、技術仕様の維持などを確認し、実績に応じてPremier等のグレードを付けています。
セキュリティについては、第三者規格の取得状況またはIPAの回答提出を求めます。
ただし、各社の対策・体制が必要十分であるとLINEヤフーが確認したことを示すものではないと明記されています。会社の認定をLステップ固有の安全性・性能・障害ゼロの保証に読み替えないでください(公式の認定要件・注記)。
社内説明では「提供会社の技術支援に関する認定を確認した」と、その対象・年度・ランクを添えると説明の根拠になります。ただし認定だけで決めず、技術担当がいないなら自分のプランで設定相談までか、構築や修正の代行までかを両社に確認してください。
- 問い合わせ窓口と受付時間、一次返答の目安、相談・代行の追加費用
- LINE側の仕様変更時に自店が直す範囲、障害の通知方法と復旧中の代替運用
- 解約前に出せるLINEユーザーID・タグ・フォーム回答の項目と形式、移行費用、出力できる期限
友だち情報をCSVで出せても、シナリオやフォーム、配信履歴をそのまま別ツールへ移せるとは限りません。両社に同じ項目を聞き、移せない設定の作り直しも含めて判断してください。公開情報が見つからないことを、支援がない・対応が遅いという評価に置き換えないことも大切です。
自分の店にはどちらが合うか
どちらが上、という答えはありません。冒頭で書き出した要件と予算に当てはめて、条件を満たさない候補から外していきます。
たとえば美容室の例で、ツールとLINEを合わせた予算が月15,000円だったとします。
- Lai:Starterでも合計16,280円で予算を超えるため、この時点で候補から外れます。AIの下書きが便利そうでも、予算を守るほうが先です
- Lステップ:スタートなら合計10,500円で予算内。ただしアンケートと回答による分岐がスタートプランで使えると確認できなければ、採用しません。上位プランが必要なら合計は予算を超えます
- 標準機能だけ:ライトプランの5,500円。要件が標準機能で足りるなら、どちらのツールにも差額を払う理由はありません
順番の配信だけなら → まず標準機能で試す
やりたいことが「友だち追加のあと、数日おきに決まったメッセージを送る」程度なら、どちらのツールもまだ要らない可能性があります。友だちが200人を超えて定期的に送るなら、LINE側の有料プランは必要です。
LINE公式アカウントの標準のステップ配信で組んでみて、「回答ごとに出し分けたい」「独自の項目で管理したい」が手作業では回らないと分かったところで改めて比べても遅くありません。
ツールを入れるべきかの見極め方は、LINE公式アカウントの拡張ツール4つを比較した記事で詳しく扱っています。
AIの下書きを自分で確かめる条件がそろう → Lai
Laiが候補に残るのは、予算と要件の両方を満たしたうえで、AIの下書きを自分で検証できる場合です。
- LINEと合わせて月16,280円以上(5,000通の枠の場合)を予算に入れられる
- 要件に外部API連携が含まれない(含まれるならStandard以上で、無料期間なし)
- 7日間の無料期間に、AIの下書きを読み、直し、テスト用の友だちで動作を確かめる時間を取れる
弱点も先に押さえておきます。入口の月額はLステップより高く、AI利用枠は配信の通数とは別に減ります。AIが下書きを作っても、修正とテストは残ります。試した結果、直しの手間が手で組むのと変わらなければ、高い月額を払う理由は薄くなります。
必要な機能が予算内のプランにある → Lステップ
Lステップが候補に残るのは、要件に必要な機能が予算内のプランに入っていると確認できた場合です。月200通までなら無料プランもあり、5,000通の枠ならLINEと合わせて税込10,500円からです。
- 要件の機能(アンケート、回答による分岐など)が、予算内のプランの機能表にあると確認できた
- 管理画面で組んで直し、テスト用の友だちで動作を確かめる時間を取れる(または構築を頼める相手がいる)
- 有料化後、3回の課金までは続ける前提で考えられる
弱点は、必要な機能が入口プランになければ上位プランが必要になり、月額の差が縮まるか逆転しうることです。月30,000通の枠どうしでは、LINEと合わせてLai Standardが43,780円、Lステップ スタンダードが38,280円です(いずれも税込)。
設定や修正の負担がどの程度かは、試して測るしかありません。
要件か予算が決まらない → 契約を保留する
やりたいことが言葉にならない、またはどちらも予算内で要件を満たせないなら、今はどちらも契約しないのが正解です。次の見出しの要件メモを作ってから、もう一度この比較に戻ってください。
契約前に同じ条件で試す
比べ方がぶれる一番の原因は、自分のやりたいことが言葉になっていないまま、ツールごとに別の機能を見てしまうことです。先に要件を1枚にまとめ、同じ紙を両方に当てます。
個人情報を入れずにAIで要件メモを作る
要件の整理は、すでに使っているChatGPTなどのAIに手伝わせると早く済みます。LINEやLaiとは別のツールなので、契約前から取りかかれます。
お客さんの名前・電話番号・トーク内容などは入力しないでください。業種や友だち数、やりたい配信の流れだけで十分です。
次の文の[ ]を自分の店に置き換えて、そのまま貼り付けて使えます。
コピーして使うプロンプト
LINE公式アカウントの拡張ツールを選ぶための要件メモを作ってください。 個人情報は含めていません。 【店の情報】 ・業種:[例:1人で営む美容室] ・LINEの友だち数:[例:約300人] ・今の配信:[例:月1回、全員に同じお知らせ] ・今のLINEのプランと設定:[例:ライトプラン、ステップ配信は未使用] 【やりたいこと】 [例:友だち追加の直後にアンケートを送り、カット/カラー/パーマの回答ごとに印を付け、カラーの人にだけ2週間後に案内を送りたい] 【使える時間と予算】 ・設定と動作確認に使える時間:[例:週に1時間程度] ・ツールとLINEを合わせた月の予算:[例:1万5千円まで] 次の4つを、表と箇条書きで出してください。 1. やりたいことを「送る内容」「送る相手の条件」「送るタイミング」「記録しておく情報」に分けた一覧 2. 1のうち、LINE公式アカウントの標準機能で足りるかもしれないものと、拡張ツールが必要かもしれないものの仮の仕分け 3. ツールの販売元に確認すべき質問(必要な機能が入っているプラン、通数の数え方、試用と解約の条件、設定を手伝う仕組みの有無) 4. 無料期間中に試す手順(テスト用の友だちで確認する項目を含む) 特定のツールの機能や料金は断定せず、分からない点は「要確認」と書いてください。
ポイントは最後の一文です。AIはツールの最新の仕様を知らないことがあるため、断定させずに「要確認」の印を付けさせます。出てきた「要確認」は、そのまま販売元への質問リストになります。
同じシナリオを両方で確かめてから決める
要件メモができたら、両方に同じ質問をします。片方だけ詳しく調べると、比べたつもりで比べていない状態になりがちです。
| 確かめること | Laiで見る点 | Lステップで見る点 |
|---|---|---|
| 必要な機能があるプラン | 要件がStarterで足りるか。外部API連携などStandard以上の機能が含まれないか | 要件の機能が、予算内のプランの機能表にあるか |
| 通数の数え方 | 自動送信やリマインドがLINEの通数に入るか | 同左 |
| 設定の手間 | 要件メモを依頼文にして、下書きが意図どおりか。直した箇所と、かかった時間 | 同じ要件を管理画面で組んで、触った設定画面の数と、かかった時間 |
| 作成の支援と使える量 | AI利用枠をどれだけ使ったか。使い切ったあとに何ができなくなるか | 作成を助ける仕組みやAI機能があるか。あるなら使えるプランと量 |
| 動作の確認 | テスト用の友だちで回答し、タグと配信が想定どおりか | 同左 |
| やめるとき | 無料期間の終了までに支払い方法を登録しなければ停止する条件が、申し込み時点でも同じか | 3回の課金後から解約できる条件を、自分の予定と照らす |
試す期間の長さも違います。Laiは7日間、Lステップは無料プランか初月0円の範囲です。どちらを試す場合も、要件メモを先に作ってから始めると、限られた期間を設定と確認に使えます。
試し終えたら、表の「設定の手間」と「動作の確認」に書いた時間を並べ、LINEと合わせた月額の差に見合うかどうかで決めます。どちらも要件を満たせなかった、または差に見合わなかった場合は、標準機能に戻るか契約を保留してください。
まとめ:月額と作業負担で選ぶ
LaiとLステップは、どちらが優れているかではなく、自分の要件が予算内のどのプランで満たせるか、試して残る作業が月額の差に見合うかで選び分ける2つでした。
- その前に:順番の配信や属性による分岐だけなら、LINEの標準機能で足りる場合もある
- 費用:LINE公式アカウントと合算で見る。月5,000通の枠なら、Laiは税込16,280円、Lステップは税込10,500円、標準機能だけならライトプランの5,500円
- 機能:同じ通数でもできることは同じとは限らない。必要な機能が払うプランに入っているかを確認する
- 手間:どちらも修正とテストは人に残る。Laiは下書きをAIに頼める案内があり、AI利用枠を使う。Lステップの作成支援の有無は販売元に確認する
- 試し方:Laiは7日間の無料期間(Starterのみ、カード登録不要)、Lステップは無料プランと初月0円。解約条件は大きく違う
次に見るページは、要件メモの結果で分かれます。
- 標準機能で足りそう:LINE公式アカウントのステップ配信マニュアルで組み方を確かめる
- 必要な機能を予算内でLステップで組めそう:Lステップ公式の料金ページで機能表とプランを確かめる
- Laiの条件がそろい、AIの下書きを試したい:Laiの検証レビューで申し込みからAIに設定を頼む流れを見る(2026年9月時点の記録のため、料金と無料期間はLai公式サイトで最新の条件を確かめる)
- 要件が決まらない、または予算内で満たせない:契約は保留し、要件メモを作り直す
迷ったら、まず要件メモを1枚作ってみてください。どのツールの話を聞くべきか、そもそも聞く必要があるのかが、それだけでかなり見えてくるはずです。


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