公式LINEの営業時間外の自動返信|夜・定休日・臨時休業の例文

AI接客

月曜の夜、お客様からLINEが届き、自動返信で「明日お返事します」と返る。でも店は火曜定休で、実際に返事ができるのは水曜です。

臨時休業や年末年始のときだけ文を変えたいけれど、どこをどう触ればいいのか分からない、という方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、毎日の時間外に返す「基本の文」を1つ作り、臨時休業や年末年始は「期間を決めた文」を上に重ねるのが一番手間のかからない方法です。期間を決めた文は、決めた期間だけ基本の文より優先して届きます。

管理人のNoahです。営業時間外の返事にかかわる機能を、LINEヤフーの公式マニュアルと照らし合わせて整理しました。半分AIの目線で見ると、休みの予定から場面ごとの文をまとめて作る作業は、ChatGPTに任せやすいところです。

この記事では、夜・定休日・臨時休業・年末年始の4つの場面の例文と、自分の店の文面の作り方、管理画面での設定をまとめました。読み終えたら、基本の文を1つ設定して、今夜から時間外の返事を自動にできます。

全体像:時間外の返事が届く仕組み

営業時間外の自動の返事は、「応答時間」と「応答メッセージ」の2つの設定を組み合わせて動きます。4つの場面ごとに、使う設定と文で変えることをまとめると次のとおりです。

場面 時間外になる理由 使う設定 文で変えること
夜 毎日の閉店後 応答時間+基本の文 返事をする時刻
定休日 毎週の休み 応答時間+基本の文 「次の営業日」と定休日
臨時休業 不定期の休み 期間を決めた文 休みの日と再開日
年末年始・連休 長い休み 期間を決めた文 休みの期間と再開日

夜と定休日は、同じ「基本の文」1つで足ります。臨時休業と年末年始だけ、別の文をその期間に重ねます。

なお、時間外に届いた問い合わせを「予約」「よくある質問」「個別の相談」の種類で分けて対応する方法は、営業時間外の問い合わせを取りこぼさない方法で扱っています。この記事は、自動で返す文面と、それを場面どおりに届ける設定の話です。

応答時間:曜日ごとに決める

応答時間は、店の人がチャットで返事をする時間帯です。チャット設定の「応答時間」で、曜日ごとのバーをクリックして決めます。設定した時間帯は緑色で表示されます。

定休日の曜日は、バーに時間帯を入れなければ丸1日が時間外になります。祝日は、曜日とは別に応答時間を決めることもできます(あとの「よくある疑問」で触れます)。(出典:LINEヤフー for Business「チャットの各種設定」)

応答メッセージ:時間外だけ自動で返す

応答メッセージは、届いたメッセージに自動で返す機能です。「設定」>「応答設定」で、応答時間内と応答時間外のそれぞれに、どう返すかを選べます。

  • 応答時間内:手動チャット(店の人が返す)
  • 応答時間外:応答メッセージ(自動で返す)

この組み合わせにすると、営業中は自分で返し、閉店後だけ自動の返事が届きます。時間外の返事は、内容に関係なくすべてのメッセージに返す「一律応答」で作ります。(出典:LINEヤフー for Business「応答設定」/「応答メッセージ」)

応答状況の表示をオンにしておくと、時間外はトーク画面に「自動で返信しています」と出るので、お客様にも自動の返事だと伝わります。

AIが登録したQ&Aから答えるAIチャットボットを時間外の返し方に組み合わせることもできますが、お客様への自動返信は有料のオプションです。この記事では無料の応答メッセージだけで組みます。

プロフィールの営業時間との違い

もう1つ、名前が似ていて混ざりやすいのがプロフィールの「営業時間」です。こちらはお客様に見せるための表示で、基本情報の項目として設定するとプロフィールの上部に出ます。(出典:LINEヤフー for Business「プロフィール」)

プロフィールの営業時間を書いても、自動の返事の時間は変わりません。営業時間を変えたときは、プロフィールの営業時間と応答時間の両方を直します。片方だけ直すと、表示と返事の時間が食い違います。

場面別の例文

4つの場面の例文です。業種は場面ごとに替えていますが、どの業種でも〔 〕の中を自分の店の内容にすればそのまま使えます。

どの例文も、「受け付けたこと」「いつ返事をするか」の2つは必ず入れています。お客様が一番知りたいのは、待てばいいのか、ほかを探すべきなのかだからです。

夜:返事をする時刻を書く

毎日営業している店なら、夜の返事は「明日」と書いても嘘になりません。「明日」より「明日の〔11時〕以降」と時刻まで書くと、お客様が返事を待つ目安になります。

【基本の文:毎日営業の飲食店】
メッセージありがとうございます。
本日の営業は終了しました。
明日の〔11時〕以降、順番にお返事します。

ご予約は、こちらから24時間受け付けています。
〔予約ページのURL〕

当日のお席の確認は、営業時間中にお電話ください。
〔電話番号〕

予約ページがあるなら、URLを1行入れておくと、返事を待たずに予約まで済ませてもらえます。予約ページをまだ持っていない場合の作り方は、営業時間外の問い合わせを取りこぼさない方法で扱っています。

予約ページがない店や、急ぎの連絡がありうる業種は、最後の数行を店に合わせて差し替えます。

  • 予約ページがない:「ご予約は、明日の営業時間中にこのトークでお送りください」のように、次にいつ何をすればいいかを書く
  • 当日の急な連絡がある(遅刻・キャンセルなど):「当日のご連絡は〔電話番号〕へ(〔10時〕から受付)」と、電話がつながる時間も書く
  • 案内することが特にない:受け付けたことと返事の時刻の2行だけでかまわない。無理に足さない

返事の時刻は、守れる時刻を書きます。「明朝すぐに」と書いて昼に返すより、「〔11時〕以降」と書いて11時に返すほうが、お客様の不満は小さくなります。

定休日:次の営業日を書く

定休日がある店は、ここが一番の落とし穴です。基本の文は毎日の夜にも定休日にも同じものが届くので、「明日」と書くと定休日の前の夜に嘘になります。

「明日」ではなく「次の営業日」と書き、定休日を文の中に入れておくと、どの曜日に届いても正しい文になります。

【基本の文:定休日がある美容室】
メッセージありがとうございます。
ただいま営業時間外のため、次の営業日の〔10時〕以降に順番にお返事します。

営業時間:〔10時〜19時〕
定休日:〔毎週火曜・第3水曜〕

ご予約・空き状況の確認は、こちらから24時間できます。
〔予約ページのURL〕

営業時間と定休日を書いておくと、「いつ返事が来るか」をお客様が自分で計算できます。夜と定休日の両方を、この1つの文で受け持てます。

臨時休業:休みの日と再開日

臨時休業の日は、基本の文の「次の営業日」が分かりにくくなります。休みの日と再開する日を、日付で書いた別の文を用意します。

【臨時休業:1人で営業している整体院】
メッセージありがとうございます。
〔10月21日(火)〕は、〔研修のため〕臨時休業をいただいております。

〔10月22日(水)〕の〔10時〕以降、順番にお返事します。
ご不便をおかけして申し訳ありません。

ご予約は、こちらから受け付けています。
〔予約ページのURL〕

休みの理由は書かなくてもかまいません。書くなら「研修のため」「設備点検のため」のように短くします。

体調不良などで当日の朝に急に休むときは、スマホの管理アプリから応答メッセージを作って利用を始められます。臨時休業の文は、日付だけ〔 〕のまま保存しておくと、急な休みでも日付を入れて「利用開始」を押すだけで済みます。

予約が入っていたお客様には、自動の返事を待たずに個別に連絡します。自動の返事が届くのは、相手からメッセージを送ってきたときだけだからです。

この文は、応答メッセージの「スケジュール」で、休みの期間だけ届くように設定します。期間が終われば自動で基本の文に戻ります(設定はあとの「管理画面での設定」で説明します)。

年末年始・連休:期間と再開日

年末年始やお盆休みは、休みが何日も続きます。休みの期間・再開日・休み中にできることの3つを書いておくと、同じ質問が何通も届くのを防げます。

【年末年始:子ども向けの教室】
メッセージありがとうございます。
〔12月28日(日)〜1月4日(日)〕は年末年始のお休みです。

いただいたメッセージには、〔1月5日(月)〕から順番にお返事します。

・振替レッスンの申し込み:〔振替フォームのURL〕
・1月の予定表:〔予定表のURL〕

よいお年をお迎えください。

休み中に届くメッセージの多くは、休み明けの予定についての質問です。予定表や振替の受付先を先に書いておけば、返事を待たずに済む人が増えます。

休みに入る前に友だち全員へ知らせたいなら、一斉配信で休みのお知らせを送っておくのも手です。ただし一斉配信は月の配信通数に数えられるので、無料プランなら残りの通数を見てから決めます。

自分の店の文面の作り方

例文をそのまま使うより、店の営業時間や休みの決まりを入れて作り直すほうが、お客様に正しく伝わります。4つの場面の文は、ChatGPTでまとめて作れます。

営業時間と休みを書き出す

先に、次の5つをメモに書き出しておきます。ChatGPTに渡す材料になり、応答時間の設定にもそのまま使えます。

  • 曜日ごとの営業時間:例「月・水〜土 10時〜19時、日 10時〜17時」
  • 定休日:例「毎週火曜、第3水曜」
  • 返事をする時刻:開店と同時に返せないなら「開店の1時間後」など、実際に返せる時刻
  • 返事を待たずにできること:予約ページ、電話、メニュー表など
  • 決まっている休み:臨時休業の予定、年末年始・お盆の期間

返事をする時刻は、開店の時刻ではなく、実際に返事を打てる時刻にします。朝の準備で手が離せないなら、少し遅めに書いておくほうが約束を守れます。

ChatGPTで4場面をまとめて作る

書き出したメモを、次のプロンプトの〔 〕に入れてChatGPTに渡します。

LINE公式アカウントで、営業時間外に自動で返す「応答メッセージ」の文を作ります。下の店の情報をもとに、4つの場面の文を作ってください。

【店の情報】
・業種:〔定休日がある美容室〕
・曜日ごとの営業時間:〔月・水〜土 10時〜19時、日 10時〜17時〕
・定休日:〔毎週火曜、第3水曜〕
・返事をする時刻:〔営業日の10時半以降〕
・返事を待たずにできること:〔予約ページ(URLは〔予約ページのURL〕と書く)〕
・口調:〔ていねいだけど堅すぎない。「です・ます」〕

【作る文】
1. 基本の文:毎日の閉店後と定休日の両方に届く文
2. 臨時休業の文:休みの日と再開日を〔 〕で残す
3. 年末年始の文:休みの期間と再開日を〔 〕で残す
4. 連休(お盆など)の文:3と同じ形で

【お願い】
・基本の文には「明日」「今日」を使わず、「次の営業日」で書く
・どの文にも「受け付けたこと」と「いつ返事をするか」を入れる
・1つの文は200字くらいまで
・店の情報にない約束(すぐ返す・割引など)は足さない

返ってきた文は、営業時間・定休日・URLが店の決まりと合っているかを自分で確かめてから登録します。ChatGPTは、渡していない休みの日を作ってしまうことがあるためです。

曜日で営業時間が違う店の書き方

日曜だけ早く閉まる、のように曜日で営業時間が違う店もあります。基本の文は曜日を選ばず届くので、営業時間を曜日ごとに並べて書くのが確実です。

営業時間:
月・水〜土 〔10時〜19時〕
日     〔10時〜17時〕
定休日:〔毎週火曜〕

文が長くなりすぎるなら、営業時間はプロフィールに任せて、基本の文には「営業時間はプロフィールをご覧ください」と書く方法もあります。その場合は、プロフィールの営業時間を必ず最新にしておきます。

管理画面での設定

文ができたら、管理画面で設定します。基本の文は一度設定すれば、あとは臨時休業や年末年始の前に期間を決めた文を足すだけです。

①応答時間を曜日ごとに入れる ②基本の文を時間外に設定 ③休みの前に期間つきの文を足す
営業時間外の自動の返事を設定する順番

応答時間を曜日ごとに入れる

チャット設定の「応答時間」で、応答時間を「利用する」にし、曜日ごとのバーをクリックして返事をする時間帯を入れます。定休日の曜日は何も入れません。

応答時間は、営業時間とぴったり同じでなくてかまいません。施術や調理で閉店間際は返せないなら、実際にチャットを返せる時間だけを入れると、返せない時間にも自動の返事が届きます。

時間外の応答方法を選ぶ

次に、基本の文を応答メッセージとして作ります。

  1. 左のメニューの「応答メッセージ」を開き、「作成」を押す
  2. タイトルに「基本の文(時間外)」のように自分が分かる名前を入れる(お客様には見えません)
  3. 応答タイプで「一律応答」を選ぶ
  4. スケジュールは設定せず、メッセージ欄に基本の文を貼る
  5. 「利用開始」を押す

最後に「設定」>「応答設定」で、応答時間内を「手動チャット」、応答時間外を「応答メッセージ」を含む項目にします。応答時間内に応答メッセージを含めると、営業中にも基本の文が届いてしまいます。

設定が終わったら、時間外に自分のスマホから一言送って、基本の文が届くかを確かめます。届かないときは自動応答が反応しないときの確認手順で、オンになっているか・利用中かを順に見てください。

期間を決めた返事を足す

臨時休業や年末年始の文は、基本の文とは別の応答メッセージとして作ります。作り方は基本の文と同じで、「スケジュールを設定する」にチェックを入れて、休みの期間を入れるところだけが違います。

一律応答が2つあっても、期間を決めたほうが、期間を決めていない基本の文より優先して届きます。期間が終われば、何もしなくても基本の文に戻ります。(出典:LINEヤフー for Business「応答メッセージ」)

  • 期間の始まり:休みの前日の閉店時刻にすると、前の晩に届いたメッセージにも休みの文が返ります
  • 期間の終わり:再開日の、返事をする時刻にします

1つ注意があります。休みの日がふだんの営業日に当たると、その日は応答時間内のままなので、時間外の応答メッセージは届きません。

その間だけ、「応答設定」で応答時間内の応答方法にも応答メッセージを含めるか、応答時間を「利用しない」にしておきます。休みが明けたら元に戻すのを忘れないよう、再開日の予定にメモしておくと安心です。

切り替えたあとは、自分のスマホから一言送って休みの文が届くかを確かめてください。

よくある疑問

Q. 時間外に手で返したいときは?

応答時間外でも、チャット画面の上に出る切り替えボタンで、そのお客様とのチャットだけ一時的に手で返せます。応答時間の設定を変える必要はありません。(出典:LINEヤフー for Business「2023年7月のアップデート」)

応答時間内は、時間外に切り替わる1時間前から、手で返す時間を延ばすボタンが出ます。閉店間際のやりとりを続けたいときに使えます。手で返すときによく使う文は、定型文に登録しておくと速く送れます。

Q. 配信の通数は減る?

減りません。応答メッセージは、月の配信通数に数えられません。無料プランでも、時間外の返事は何通届いても通数を気にせず使えます。(出典:LINEヤフー for Business「料金プラン」)

通数に数えられるのは、一斉配信などのメッセージ配信です。数え方はLINE公式アカウントの料金の記事で詳しく扱っています。

Q. 祝日はどうなる?

応答時間には、祝日の時間帯を曜日とは別に決める設定があります。祝日はアカウントの国・地域のものが使われます。(出典:LINEヤフー for Business「チャットの各種設定」)

  • 祝日は休みの店:祝日の設定を使い、時間帯を入れない
  • 祝日も曜日どおりに営業する店:祝日の設定は選ばない

祝日を休みにする店は、基本の文の定休日の行に「祝日」も書き足しておきます。

まとめ

営業時間外の自動の返事は、基本の文を1つと、休みのときだけ重ねる期間を決めた文の組み合わせで回ります。

  • 仕組み:応答時間で返事をする時間を決め、時間外だけ応答メッセージで返す
  • 夜と定休日:「明日」ではなく「次の営業日」と書き、営業時間と定休日を入れた基本の文1つで受け持つ
  • 臨時休業と年末年始:休みの日と再開日を日付で書いた文を、スケジュールで期間を決めて足す。期間を決めた文が優先される
  • 自分の店の分:営業時間・定休日・返事をする時刻を書き出し、ChatGPTで4場面をまとめて作る
  • 注意:休みが営業日に当たるときは応答方法も切り替え、明けたら戻す

ぼくのおすすめは、まず「次の営業日」で書いた基本の文を1つ設定して、今夜、自分のスマホから届き方を確かめることです。次の臨時休業が決まったら、そのときに期間を決めた文を1つ足せば十分です。

時間外に届く問い合わせそのものを減らしたいなら、営業時間外の問い合わせを取りこぼさない方法で、予約やよくある質問を夜のうちに済ませてもらう方法も試してみてください。

管理人プロフィール
Noah

管理人のNoah。ジンベエザメ。薬剤師として保険薬局に数年勤めたのち、IT企業へ転職。
いまは担当業務のなかで、AIを使った効率化にも関わっています。ChatGPTは公開直後から課金して使い続け、仕事でも私生活でも試してきました。

薬局時代、Faxが主役の現場で「手作業に本業を削られる感覚」を味わったことが、このブログの出発点です。

小さなビジネスの集客・接客をAIでラクにする方法を、自分で触って確かめたことと公式の情報をもとに書いています。

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