公式LINEのカードタイプメッセージとは|小さな店が並べるものの決め方と作り方

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LINEでおすすめメニューやスタッフを紹介したい。でも、テキストだと長くなるし、画像を何枚も送るとトークが流れてしまう。

カードタイプメッセージが良さそうだと分かっても、どのタイプで何を何枚並べればいいのか、リッチメッセージと何が違うのかで手が止まっていませんか。

結論から言うと、見せたいものが複数ならカードタイプメッセージを選び、並べるものに合わせてタイプを決め、〔3〜5枚〕から始めるのが小さな店には扱いやすい形です。文字は入力欄に打ち込むだけなので、画像を作る手間もかかりません。

管理人のNoahです。カードタイプメッセージの仕様を、LINEヤフーの公式マニュアルと照らし合わせて整理しました。半分AIの目線から見ると、短い言葉でカードの名前や説明を書く部分は、ChatGPTに任せやすいところです。

この記事では、リッチメッセージとの違い、4つのカードタイプの選び方、並べる中身の決め方、管理画面での作り方までをまとめました。読み終えたら、自分の店のメニューかスタッフで最初の1つを作って保存できます。

全体像:リッチメッセージとの違い

カードタイプメッセージは、横にスワイプして見る複数のカードを、1つの吹き出しで送れるメッセージです。カードごとに写真と文字を入れ、ボタンを付けられます。

よく比べられるのが、同じ「メッセージアイテム」の仲間のリッチメッセージです。違いを先に表で見ておきます。

比べること カードタイプメッセージ リッチメッセージ
見た目 カードが横に並び、スワイプして見る 大きな画像が1枚
文字の入れ方 管理画面の入力欄に打ち込む 画像の中に入れておく
押せる場所 カードごとのボタン 画像を区切ったエリアごと
一度に見せる数 最大9枚+「もっと見る」カード 画像1枚
作る場所 パソコン(スマホアプリはイメージタイプだけ) パソコン・スマホアプリ
向いているもの メニューやスタッフを並べて、選んでもらう 1つの告知を大きく見せる

(出典:LINEヤフー for Business「カードタイプメッセージ」マニュアル、「リッチメッセージ」マニュアル)

カードタイプメッセージでできること

一番の特徴は、デザインした画像を用意しなくても、写真と文字だけで見栄えのするカードが作れることです。文字は入力欄に打ち込むので、メニューの値段が変わっても打ち直すだけで済みます。

作ったカードは保存しておき、次の3か所で使えます。

  • メッセージ配信:友だちに一斉に送る
  • あいさつメッセージ:友だち追加した人に最初に届く
  • 自動応答メッセージ:決めた言葉が送られてきたときに返す

カードのボタンには、ホームページや予約ページのURLのほか、LINE公式アカウントで作ったクーポンやショップカードを設定できます。(出典:LINEヤフー for Business「カードタイプメッセージの活用法」)

リッチメッセージとの使い分け

迷ったら、見せたいものが1つか、複数かで決めます。

  • 1つ(期間限定のセール、休業のお知らせなど)→ リッチメッセージで大きく見せる
  • 複数(おすすめメニュー3品、スタッフ4人、コース一覧など)→ カードタイプメッセージで並べる

リッチメッセージは文字を画像の中に入れるため、文字入りの画像を作る手間がかかります。画像づくりに時間をかけられない店ほど、カードタイプメッセージのほうが続けやすい形です。

どちらも、配信するときの通数の数え方は普通のメッセージと同じです(よくある疑問で扱います)。

カードタイプの選び方

カードには4つのタイプがあり、1回の作成で使えるタイプは1種類だけです。何を並べたいかで選びます。

並べたいもの タイプ 写真 ほかに入れられるもの
メニュー・商品・コース プロダクト 3枚まで 価格、色つきのラベル
スタッフ・講師 パーソン 1枚(丸く切り抜かれる) タグ3つまで
店舗・教室の場所 ロケーション 3枚まで 住所(地図につながる)、時間か価格
写真だけで伝わるもの イメージ 1枚 色つきのラベル

(出典:LINEヤフー for Business「カードタイプメッセージのテンプレート」マニュアル、「カードタイプメッセージの活用法」)

プロダクト:メニューや商品

小さな店で一番使いやすいのがプロダクトタイプです。写真・名前・価格を1枚にまとめられるので、メニュー表をそのままカードにできます。

  • 飲食店:今月のおすすめ〔3品〕を、写真と価格つきで
  • 小売:新しく入った〔商品〕を、色違いの写真3枚で
  • 教室:〔体験・入門・本コース〕を、料金つきで並べる

時期によって値段が変わるものは「〜」を使って「3,000円〜」のように書けます。

パーソン:スタッフや講師

パーソンタイプは、人を紹介するカードです。写真は丸く切り抜かれ、得意なことをタグで3つまで付けられます。

たとえば美容室なら、スタッフごとに「〔ショート〕」「〔カラー〕」「〔平日のみ〕」とタグを付け、ボタンをそのスタッフの予約ページにつなげます。「誰に頼めばいいか分からない」という新しいお客様が選びやすくなります。

ロケーション:店や教室の場所

ロケーションタイプは、住所に位置情報を設定すると、お客様が住所を押したときに地図が開きます。「時間」か「価格」を1つ足せるので、営業時間を入れるのが基本です。

店舗が2つ以上ある店や、教室の会場が日によって違う場合に向いています。1店舗だけなら、プロダクトタイプのカードの中に住所を書くほうが手早いこともあります。

イメージ:写真1枚で見せる

イメージタイプは写真1枚とラベルだけのカードです。作品やヘアスタイル、料理の見た目のように、写真だけで伝わるものを並べるときに使います。

スマホの管理アプリで作れるのはこのタイプだけです。ほかの3つのタイプはパソコンからしか作れないので、外出先で作ろうとして見つからない、ということがないよう覚えておきます。

並べる中身の決め方

タイプが決まったら、管理画面を開く前に「何を、何枚、どの順で並べるか」と「最後にどこへ案内するか」を決めます。ここを決めずに作り始めると、入力欄を埋めることが目的になり、何を伝えたいカードなのかがぼやけます。

カードの枚数と順番

カードは最大9枚まで作れますが、9枚埋める必要はありません。2枚目以降はスワイプしないと見えないので、枚数が多いほど後ろのカードは見られにくくなります。

まずは〔3〜5枚〕から始め、次のように決めると迷いません。

  • 1枚目:一番見てほしいもの(今月のおすすめ、新しいスタッフなど)
  • 2枚目以降:1枚目と比べて選べるもの(価格帯の違うメニュー、得意分野の違うスタッフ)
  • 最後:「もっと見る」カードで全体の一覧や予約ページへ

業種ごとに当てはめると、たとえば次のような組み立てになります。1枚目には「いちばん売りたいもの」より「お客様がまだ知らないもの」を置くと、スワイプして見てもらうきっかけになります。

業種 タイプ 1枚目 2枚目以降 もっと見る
飲食店 プロダクト 今月の新メニュー 定番の人気メニュー、ランチとディナーで1枚ずつ メニュー全体のページか、席の予約
美容室 パーソン 指名の少ない新しいスタッフ 得意分野の違うスタッフを1人1枚 スタッフを選べる予約ページ
教室 プロダクト 体験レッスン 入門・本コースを料金つきで 体験の申し込みページ
小売 プロダクト 入荷したばかりの商品 同じシリーズの色違い・関連商品 ネットショップか、来店で使えるクーポン

カードごとに伝えることは1つに絞ります。1枚の説明文に「おすすめ」「割引」「予約方法」を全部詰め込むより、1枚に1つの内容のほうが読まれやすくなります。

写真がそろわないときは、プロダクト・パーソン・ロケーションの3タイプなら、写真の代わりに用意されたデフォルトの写真を選べます。

もっと見るカードの行き先

「もっと見る」カードは、並べたカードの一番うしろに付けられるリンク用のカードです。最後までスワイプしたお客様は興味を持っている人なので、次の行動につなげる場所にします。

行き先は、上の表の右の列のように「次にしてほしいこと」から決めます。予約を取りたいなら予約ページ、まず知ってほしいなら一覧のページです。

ホームページがない店は、クーポンを行き先にする方法もあります。クーポンの作り方はLINE公式アカウントのクーポンの作り方で、来店ごとにポイントを貯めてもらうならショップカードの作り方でまとめています。

ChatGPTでカードの文面を作る

カードの名前や説明文は、短く書くほど難しくなります。並べたいものの情報をChatGPTに渡して、カードごとの文面の案を出してもらうと、ゼロから考えるより早く進みます。

LINE公式アカウントの「カードタイプメッセージ」を作ります。横にスワイプして見るカードです。カードごとの文面の案を作ってください。

【店の情報】
・業種:〔個人で営業しているカフェ〕
・お客様:〔近くで働く30〜40代が中心〕
・このカードで伝えたいこと:〔10月の新メニューを知ってもらい、来店してもらう〕

【並べるもの】
1. 〔かぼちゃのタルト/550円/自家製のかぼちゃを使用〕
2. 〔栗のパンケーキ/980円/平日14時以降のみ〕
3. 〔ほうじ茶ラテ/600円/ホットとアイスあり〕

【お願い】
1. カードごとに「名前(短く)」「説明文(2行程度)」「ボタンの文言(10文字以内)」を作る
2. 1枚目は一番目を引く内容にする
3. 上の情報にないこと(材料・効果・割引など)は書かない
4. 案を2パターン出す

入力欄にはそれぞれ文字数の上限があります。ChatGPTの案は管理画面に貼り付けてみて、全部入りきるか、スマホでどう見えるかを確かめてから使ってください。見え方の確かめ方は次の見出しで扱います。

説明文の言葉選びに迷うときは、LINE配信の文章の書き方の考え方がそのまま使えます。

管理画面での作り方

中身が決まったら、管理画面で作ります。作ったカードはその場で送られるわけではなく、いったん保存しておき、配信のときに選ぶ流れです。

①タイプを選ぶ ②カードを入力する ③保存する ④配信で選ぶ
カードタイプメッセージを作って送る順番

パソコンで作る

イメージタイプ以外はパソコンでしか作れないので、パソコンのブラウザで管理画面(LINE Official Account Manager)を開きます。

  1. 左のメニューの「メッセージアイテム」から「カードタイプメッセージ」を開き、「作成」を押す
  2. メッセージタイトルを入れ、カードタイプを選んで「選択」を押す
  3. 1枚目のカードに写真と文字を入れ、ボタンの動き(URL・クーポンなど)とボタンの文言を設定する
  4. カードを追加して、2枚目以降も同じように入れる
  5. 使うなら「もっと見るカード」にチェックを入れ、行き先を設定する
  6. 「保存」を押す

入力欄の先頭にあるチェックを外すと、その項目はカードに表示されなくなります。価格を出したくないカードは、チェックを外せば空欄のまま保存できます。チェックボックスのない項目は入力が必要です。

メッセージタイトルは、お客様のスマホの通知やトーク一覧に出ることがあります。〔10月の新メニュー〕のように、中身が分かる言葉にしておきます。

保存してから配信で選ぶ

友だちに送るときは、いつもの「メッセージ配信」の作成画面で、吹き出しの種類に「カードタイプメッセージ」を選び、保存したものを指定します。テキストの吹き出しを1つ前に置いて「10月の新メニューです」と一言添えると、何のカードかが伝わりやすくなります。

本番の前に「テスト配信」で自分のスマホに送り、次の3つを確かめます。友だち全員に送ってから間違いに気づいても、全員のスマホにはもう届いています。

  • カードの名前や説明文が途中で切れていないか
  • ボタンと「もっと見る」カードを押して、正しいページやクーポンが開くか
  • 1枚目のカードだけを見て、何のお知らせか分かるか

確かめ終わったら、配信日時を決めて送ります。

次の月に中身を入れ替えるときは、一覧の「・・・」から「コピー」を選ぶと、前のカードを元に作り直せます。毎月ゼロから作る必要はありません。

あいさつメッセージと自動応答

保存したカードは、配信のほかにあいさつメッセージと自動応答メッセージでも使えます。一度作れば、送るたびに通数を使わずに見てもらえる場所です。

  • あいさつメッセージ:友だち追加してくれた人に、定番メニューやスタッフ紹介のカードを最初に見せる
  • 自動応答:「メニュー」と送られてきたらメニューのカードを、「スタッフ」ならスタッフのカードを返す

あいさつメッセージの組み立て方はあいさつメッセージの例文と設定で詳しく扱っています。

よくある疑問

Q. 何通と数えられる?

カードを何枚並べても、カードタイプメッセージは吹き出し1つです。1回の配信では吹き出しを3つまで付けられ、3つまでなら届けた相手1人につき1通と数えられます。(出典:東京都デジタルサービス局 ガイドライン)

つまり、テキストで一言添えてカードを送っても、友だち〔100人〕に送れば〔100通〕です。月の通数の数え方はLINE公式アカウントの料金が高いと感じたらで詳しく扱っています。

Q. 違うタイプを混ぜられる?

1つのカードタイプメッセージの中では混ぜられません。メニューとスタッフを一緒に見せたいときは、プロダクトとパーソンで2つ作り、1回の配信で吹き出しを分けて送ります。

吹き出しは3つまでなら1通のままです。ただ、カードの列が2つ続くと見る側は疲れるので、本当に両方必要かは一度考えてみてください。

Q. スマホだけで作れる?

スマホの管理アプリで作れるのはイメージタイプだけです。メニューの価格やスタッフのタグを入れたいなら、パソコンが必要です。

パソコンがない場合は、イメージタイプで写真を並べ、ラベルに〔新メニュー〕〔人気〕のような短い言葉を付ける形にします。価格や説明は、前に置くテキストの吹き出しに書けば伝えられます。

まとめ

カードタイプメッセージは、画像を作らなくても、写真と文字だけでメニューやスタッフを並べて見せられるメッセージです。見せたいものが1つならリッチメッセージ、複数ならカードタイプメッセージと使い分けます。

  • タイプ:メニュー・商品はプロダクト、人はパーソン、場所はロケーション、写真だけならイメージ
  • 中身:〔3〜5枚〕から。1枚目に一番見てほしいものを置き、1枚に1つの内容にする
  • もっと見る:最後までスワイプした人を、予約ページやクーポンにつなぐ
  • 作り方:パソコンで作って保存し、配信・あいさつメッセージ・自動応答で選ぶ

ぼくのおすすめは、まず定番メニューかスタッフ紹介のカードを1つ作り、あいさつメッセージに入れておくことです。一度作っておけば、新しく友だちになった人に毎回見てもらえて、通数も使いません。

管理人プロフィール
Noah

管理人のNoah。ジンベエザメ。薬剤師として保険薬局に数年勤めたのち、IT企業へ転職。
いまは担当業務のなかで、AIを使った効率化にも関わっています。ChatGPTは公開直後から課金して使い続け、仕事でも私生活でも試してきました。

薬局時代、Faxが主役の現場で「手作業に本業を削られる感覚」を味わったことが、このブログの出発点です。

小さなビジネスの集客・接客をAIでラクにする方法を、自分で触って確かめたことと公式の情報をもとに書いています。

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