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LINE公式アカウントの運用に手間がかかってきて、「拡張ツール」が気になり始めた。でも、月に何千円、何万円も払うのはまだ早い気がする。無料で使えるものはないのか、と探していませんか。
拡張ツールには、無料プランから始められるものもあります。ただ、その前に「そもそも自分の店に拡張ツールが要るのか」を確かめるほうが先です。友だちが数十〜数百人のお店なら、LINE公式アカウントの標準機能だけで足りることも多いからです。
管理人のNoahです。LINE公式アカウントの標準機能と、拡張ツールの料金を、それぞれの公式の情報と照らし合わせて整理しました。半分AIの目線から見ると、無料の拡張ツールで一番つまずきやすいのは、ツールの「配信数」とLINE公式アカウントの「通数」が別だと知らずに始めることです。
この記事では、拡張ツールが要るかの見分け方、無料プランのある主なツールの範囲、無料プランで気をつけること、有料を考える目安をまとめました。読み終えるころには、今入れるべきか、まだ待つべきかが決められます。
拡張ツールが要るかを先に判断する
拡張ツールは、LINE公式アカウントに機能を足すための別のサービスです。標準機能でできることは意外と多いので、まずは今の困りごとが標準機能で解決しないかを見ます。
| やりたいこと | 標準機能でできるか | 拡張ツールが要る場面 |
|---|---|---|
| 友だち追加のあとに順番にメッセージを送る | できる(ステップ配信) | 来店した人・まだの人で、送る内容を変えたい |
| よくある質問に自動で返す | できる(応答メッセージ) | 質問の答えから、さらに分岐させたい |
| 関係のある人にだけ送る | できる(絞り込み配信。人数の条件あり) | お客さんの行動でタグを自動で付けて分けたい |
| お客さんの情報を管理する | チャットのタグやメモまで | 来店回数・購入履歴などをまとめて管理したい |
| アンケートや申し込みを受ける | 簡単なリサーチ機能まで | 回答に応じて送る内容を変えたい |
標準機能で足りる店
表の真ん中の列で困りごとが片付くなら、拡張ツールはまだ要りません。友だちがまだ数十人で、配信が月に数回、問い合わせも1日数件なら、まずは標準機能を使い切るほうが手間もお金もかかりません。
標準機能の使い方は、ステップ配信は無料でどこまでできるかやセグメント配信のやり方で紹介しています。
拡張ツールを考える店
右の列のように、「お客さんの行動に合わせて、自動で出し分けたい」が増えてきたら、拡張ツールを考える段階です。標準機能だけだと、出し分けのたびに手で確認して送ることになり、手間が増え続けます。
ChatGPTで今の運用の手間を棚卸しする
自分の店がどちらか迷うときは、今の運用でやっている作業をChatGPTに渡して、整理してもらいます。〔 〕を書き換えてください。
LINE公式アカウントの運用で、拡張ツールが必要かどうかを判断したいです。 【店の情報】 ・業種:〔1人で営業している美容室〕 ・友だちの数:〔約180人〕 ・配信の回数:〔月2回〕 【今やっている作業と、1週間にかかる時間】 ・〔問い合わせへの返信:週2時間〕 ・〔予約の前日に、1人ずつ確認の連絡:週1時間〕 ・〔来店したお客さんに、お礼のメッセージを手で送る:週1時間〕 【お願い】 1. それぞれの作業が、LINE公式アカウントの標準機能(応答メッセージ・ステップ配信・絞り込み配信・あいさつメッセージ)で減らせるかを判断してください 2. 標準機能では減らせない作業だけを挙げ、拡張ツールでならどう減らせるかを書いてください 3. 最後に「今は標準機能で十分」「拡張ツールを試す価値あり」のどちらかと、その理由を書いてください
ChatGPTの判断は目安です。「標準機能で減らせる」と出た作業は、まず実際に設定して減るかを確かめてから、拡張ツールを考えます。
無料プランのある主な拡張ツール
拡張ツールを試すと決めたら、まずは無料プランのあるものから始めると、合わなかったときの損がありません。無料プランの「どこに上限があるか」は、ツールによって違います。
無料で使える範囲の比べ方
無料プランを比べるときは、次の3つを見ます。
- ツールの配信数の上限:ツールから送れるメッセージの数
- 機能の数の上限:シナリオ(ステップ配信)、タグ、リッチメニュー、フォームなどをいくつ作れるか
- 有料に上げたときの月額:無料で足りなくなったときに、いくらかかるか
無料プランのあるツール
| ツール | 無料プランの配信数 | 無料プランの主な上限 |
|---|---|---|
| Lステップ | 月200通まで | シナリオ1個、タグ10個まで |
| L Message(エルメ) | 月1,000通まで | リッチメニュー2つ、フォーム3つまで など |
| プロラインフリー | ツールとしての上限なし | ステップ10個まで、メディアの容量など |
(出典:Lステップ公式ブログ「Lステップのフリープラン」、L Message 公式サイト「料金プラン」、プロラインフリー 公式サイト。料金や上限は変わることがあるので、申し込む前に各公式サイトで確かめてください)
どれも、シナリオやタグの数の上限で「本格的に使うなら有料へ」という作りになっています。無料プランは「自分の店で使いこなせるかを試す期間」と考えると、ちょうどいい使い方です。
無料プランで気をつけること
無料の拡張ツールを入れる前に、知っておきたい落とし穴が3つあります。
LINE公式アカウントの通数は別にかかる
一番大事なのがこれです。拡張ツールの「配信数が無制限」や「月1,000通まで」は、ツールの側の上限です。LINE公式アカウントの通数の上限は、別にかかります。
拡張ツールから送るメッセージも、LINE公式アカウントの仕組みを通って届きます。そのため、LINE公式アカウントが無料のコミュニケーションプランなら、どの拡張ツールを使っても月200通までです。ツールの無料プランで月1,000通と書かれていても、LINE公式アカウントのプランを上げなければ、200通を超えては送れません。
LINE公式アカウントの料金と通数の計算は、LINE公式アカウントの料金と月200通の計算で紹介しています。
無料プランの上限を超えたとき
シナリオやタグを作り込んでいくと、無料プランの数の上限に早めに届きます。たとえばシナリオが1個までなら、「新規のお客さん向け」と「来店後のお客さん向け」を両方作ることはできません。上限に届いたら、有料に上げるか、作り方を絞るかを決めます。
あとから乗り換える手間
拡張ツールで作ったシナリオやタグ、フォームは、別のツールにそのまま移せるとは限りません。無料だからと気軽に入れて作り込むと、乗り換えるときに作り直しになります。試すときは、まず1つの使い方(たとえば予約前のステップ配信だけ)に絞るのがおすすめです。
有料の拡張ツールを考える目安
無料プランで試して、自分の店で使いこなせると分かったら、有料のプランを考える段階です。
自動化したい作業が増えてきたら
目安は、拡張ツールで減らせた時間と、有料の月額を比べることです。月に何時間も手作業が減っていて、その時間で施術や接客を1件でも増やせるなら、月額を払う価値があります。
主な拡張ツールの料金や向いている店の規模は、LINE拡張ツール4つの比較でまとめています。
AIで設定を任せられるツール
拡張ツールで一番手間がかかるのは、実はシナリオやリッチメニューの設定作業そのものです。機能が多いぶん、使いこなすまでに時間がかかります。
その設定作業を、チャットで頼むとAIが作ってくれるのがLaiです。LINEヤフーとは別の事業者が提供する拡張ツールで、AIが下書きしたものを人が確認してから配信する作りになっています。無料プランはなく、7日間のトライアルで試す形です。
ただし、友だちがまだ数十人のお店には早いツールです。LINE公式アカウントの料金と合わせると、税込で月16,000円台からになります。友だちが100人を超えて配信を本格的に回したい、設定の時間を減らしたい、という段階になってから考えるのがちょうどいいと思います。実際に使って確かめた内容はLaiの評判と実際の使い方で紹介しています。
よくある疑問
Q. 無料の拡張ツールだけで運用できますか?
できます。ただし、LINE公式アカウントの通数の上限は別なので、LINE公式アカウントが無料プランなら、送れるのは月200通までです。友だちが少ないうちは「LINE公式アカウントも拡張ツールも無料」で回し、通数が足りなくなったら、まずLINE公式アカウントのプランから見直します。
Q. 拡張ツールを入れると、標準機能の設定はどうなりますか?
拡張ツールをつなぐと、LINE公式アカウントの管理画面で作った応答メッセージなどが動かなくなることがあります。メッセージへの返事を拡張ツールの側で処理するようになるためです。入れる前に、どの機能をツールの側で作り直す必要があるかを、ツールの案内で確かめておきます。くわしくは自動応答が反応しないときの確認手順でも触れています。
Q. 途中でやめたら友だちはどうなりますか?
友だちは、拡張ツールではなくLINE公式アカウントの友だちなので、ツールをやめても友だちが消えることはありません。ただし、ツールの中で作ったタグやシナリオ、お客さんごとの情報は、ツールをやめると使えなくなります。やめる前に、必要な情報を書き出せるかを確かめておきます。
まとめ
LINE拡張ツールは、無料プランから始められるものがあります。ただし、入れる前に「標準機能で足りないか」を確かめるのが先です。
- 要るかの判断:お客さんの行動で自動で出し分けたいことが増えたら。ChatGPTで今の作業を棚卸しする
- 無料プランのある主なツール:Lステップ(月200通)、L Message(月1,000通)、プロラインフリー(ツールの配信は無制限)。どれも機能の数に上限がある
- 一番の落とし穴:LINE公式アカウントの通数の上限は別にかかる
- 有料の目安:減らせた時間と月額を比べる。設定作業そのものを減らしたいなら、AIで設定を任せるツールも選択肢
ぼくのおすすめは、まず標準機能を1か月使い切って、それでも残った手間を書き出してから拡張ツールを選ぶことです。残った手間が分かれば、無料で十分か、有料のどれが合うかも自然に決まります。


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