LINEのショップカードは無料で作れると聞いた。でも、うちの店のお客様が本当に使ってくれるのか、紙のカードをやめて困らないかが分からない。
調べてもメリットや作り方の話が多く、作る前に判断する材料が見つからない、という方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、ショップカードの弱いところは仕様で決まっていて、来店の間隔・お客様の層・紙のカードで困っていることの3つを見れば、向いているかどうかを判断できます。向かない店には、紙のままやクーポンという選び方もあります。
管理人のNoahです。ショップカードの仕様を、LINEヤフーの公式マニュアルとコラムで確かめて整理しました。半分AIの目線から見ると、こうした「自分の店の条件に当てはめる判断」は、ChatGPTに材料を渡して整理させやすい作業です。
この記事では、ショップカードの弱いところ、向かない店の見分け方、向かないときの代わりの方法をまとめました。読み終えたら、作るか作らないかを決めて、次にやることまで分かります。
全体像:ショップカードの弱いところ
ショップカードは、LINEの中に入るポイントカードです。紙のカードにない良さがある一方で、仕様で決まっている弱いところがあり、店によってはそこが効いてきます。
| 弱いところ | どういうことか | 困りやすい店 |
|---|---|---|
| 友だち追加が必要 | カードを使うには、店のLINE公式アカウントを友だちに追加してもらう | 観光客など一度きりのお客様が多い店 |
| スマホとLINEが前提 | スマホを持たない人は使えない。古い端末では表示されない | スマホやLINEを使わないお客様が多い店 |
| 名前が見えるのは認証済みだけ | 誰がどれだけ貯めたかを名前で見られるのは、認証済アカウントだけ | 常連を名前で把握したい、未認証のアカウントの店 |
| 金額に応じたポイントは説明なし | 公式は「1回の来店で何ポイント」と設定する形で説明している | 「100円で1ポイント」のように金額で貯めている店 |
| 公開停止は取り消せない | やめると元に戻せず、お客様の特典チケットも使えなくなる | 特典の中身をよく変えたい店 |
公開停止の仕様と、QRコードを写真に撮られて不正にポイントを貯められる心配は、LINEショップカードの作り方で扱っています。ここでは、作る前に知っておきたい3つを詳しく見ます。
友だち追加が必要
LINEヤフーの公式コラムには、お客様がショップカードを使うには、LINE公式アカウントを友だち追加する必要があると書かれています。(出典:LINEヤフー for Business「ショップカードの活用方法」)
つまり、ショップカードを渡すことは、友だち追加をお願いすることでもあります。常連のお客様には友だちが増える良さになりますが、一度きりのお客様や、店のLINEを登録したくない人には、カードそのものを使ってもらえません。
友だち追加の経路に「ショップカード」を選ぶと、カード経由で何人増えたかは確かめられます。
名前で見られるのは認証済みだけ
管理画面の「利用履歴」では、期間ごとのポイントや特典の履歴を見られます。ただし、お客様の名前とアイコンが表示されるのは、認証済アカウントだけです。(出典:LINEヤフー for Business「ショップカード」マニュアル)
未認証のアカウントでも、カードを作ってポイントを貯めてもらうことはできます。できないのは、「〇〇さんがあと2回でゴール」のように、管理画面で一人ひとりを名前で追うことです。
金額に応じたポイントは説明なし
公式コラムでは、「1回の来店で何ポイント付けるか」「何ポイントで特典か」を設定する形で説明されています。お店がQRコードを用意し、お客様がそれを読み取るとポイントが貯まる仕組みです。
一方で、「100円で1ポイント」のように、お会計の金額に応じてポイント数を変える設定のしかたは、公式マニュアルにもコラムにも説明がありません。
今の紙のカードを金額で貯めている店は、来店回数で貯める形に切り替えられるかを先に考えます。切り替えられないなら、紙のカードのまま続けるほうが無理がありません。
向かない店の見分け方
弱いところが効くかどうかは、店によって違います。次の5つを、自分の店に当てはめてみてください。
| 見ること | 向いている | 向いていない |
|---|---|---|
| 来店の間隔 | 週1回〜月1回 | 年に数回 |
| ゴールまでの期間 | 半年くらいまで | 1年を超える |
| お客様の層 | 常連の多くがすでに友だち | スマホやLINEを使わない人が多い |
| 紙のカードの困りごと | 忘れる・なくす・印刷代がかかる | 特に困っていない |
| 貯め方 | 来店ごとに1つ | お会計の金額ごと |
目安として、「向いていない」が2つ以上あるなら、急いで作らずに代わりの方法から考えるのが安全です。1つだけなら、その弱いところへの手当てを決めてから作れば足ります。
来店の間隔とゴールまでの期間
一番効くのが、来店の間隔です。ゴールまでの期間は「ゴールの回数 × 来店の間隔」で決まります。
- 飲食店(週1回)× 10回 = 約2か月半
- 整体・治療院(2週に1回)× 10回 = 約5か月
- 美容室(2か月に1回)× 10回 = 約1年8か月
美容室のように間隔が長い店で紙と同じ10回にすると、ゴールが遠すぎて、貯める楽しみが続きにくくなります。回数を減らせば調整できますが、それでも1年を超えるなら、貯める仕組みより1回ごとの特典のほうが合っています。
ゴールの回数の決め方は、ショップカードの作り方の「ゴールと特典の決め方」で詳しく書いています。
お客様の年齢層とスマホ
ショップカードはスマホのLINEの中で使うので、スマホやLINEを使わないお客様には渡せません。古い端末(iOS 10以下、Android 4以下、LINEのバージョン10.6未満)では、カードが正しく表示されないこともあります。
自分の店のお客様がどれくらい使えそうかは、次の2つで見当がつきます。
- 友だちの数と、月の来店客数を比べる:常連の多くがすでに友だちなら、カードも受け入れられやすい
- 紙のカードを持っている人に聞く:「LINEでポイントを貯められたら使いますか」と、1週間ほどレジで聞いてみる
使えない人が一定数いるなら、紙をすぐやめずに併用する形を考えます(このあとの見出しで扱います)。
紙のカードで困っていること
LINEに切り替えて楽になるのは、紙のカードの困りごとがあるときです。「忘れた」「なくした」と言われることが多い、カードの印刷代がかさむなら、切り替える理由になります。
逆に紙で特に困っていないなら、切り替えには手間のほうが目立ちます。
- お客様への切り替えの案内
- 紙とLINEが混ざる移行の期間の管理
- 紙に貯まったスタンプの扱いを決めること
困りごとがないまま切り替えると、この手間だけが増えることになります。
ChatGPTで自分の店に当てはめる
表に当てはめても迷うときは、店の条件をChatGPTに渡して整理してもらいます。判断の理由と、向かないときの代わりの方法まで一緒に出してもらえます。
LINE公式アカウントの「ショップカード」(来店ごとにQRコードを読み取ってポイントを貯めるカード)を作るか迷っています。下の条件で、向いているかどうかを判断してください。 【ショップカードの決まり】 ・使うには店のLINE公式アカウントの友だち追加が必要 ・スマホのLINEで使う。古い端末では表示されないことがある ・1回の来店で付けるポイント数を決めて貯める形 ・公開停止すると元に戻せない 【店の条件】 ・業種:〔1人で営業している美容室〕 ・お客様の来店の間隔:〔2か月に1回〕 ・お客様の年齢層:〔40〜60代が中心〕 ・LINEの友だちの数と月の来店客数:〔友だち80人/月120人〕 ・今の紙のカード:〔10回来店で1,000円引き。忘れる人が多い〕 【お願い】 1. 向いている/条件しだい/向いていない、のどれか1つと、理由を3行で 2. 作るなら、ゴールの回数と、そのとき気をつけること 3. 作らないなら、代わりの方法(紙のまま・クーポン・紙との併用)からおすすめを1つと理由 4. 上にない情報(料金・効果の数字など)は作らない
ChatGPTの判断は、渡した条件の範囲での整理です。お客様の反応は店ごとに違うので、最後は自分の店の様子で決めてください。
向かないときの代わりの方法
向いていないと分かっても、リピートのきっかけを作る方法はほかにあります。どれもLINE公式アカウントの無料の範囲か、今の紙のカードのままでできる方法です。
この2つに加えて、スマホを使わないお客様が一定数いるなら、紙とLINEの併用を考えます。
紙のカードのまま続ける
紙のカードで困っていないなら、そのまま続けるのが一番手間がかかりません。LINEは「お知らせを届ける道具」、紙は「ポイントを貯める道具」と役割を分ければ、どちらも無理なく回ります。
たとえば、紙のカードの有効期限が近いお客様に向けて、LINEで「スタンプの期限は〔月末〕までです」と案内するだけでも、紙のカードを思い出してもらうきっかけになります。
クーポンで代わりにする
来店の間隔が長い店には、貯める仕組みより1回ごとに使えるクーポンが合います。来店したお客様に「次回使える〔トリートメント無料〕」のクーポンを届ければ、ゴールが遠すぎる問題が起きません。
クーポンもLINE公式アカウントの無料プランで作れます。特典の決め方と作り方はLINE公式アカウントのクーポンの作り方にまとめています。
紙とLINEを併用する
スマホを使わないお客様が一定数いる店は、紙とショップカードを両方置く形もあります。LINEを使う人にはショップカード、使わない人には紙のカードを渡します。
併用で気をつけたいのは、同じお客様が紙とLINEの両方で貯めると、特典を二重に渡してしまうことです。
- 1人につきどちらか一方だけ、と決めて案内する
- 紙とLINEで、ゴールの回数と特典をそろえる
- 紙からLINEへ移りたい人の扱いは、ショップカードの作り方の「貯まったスタンプの扱い」と同じにする
よくある疑問
Q. 作ってからやめられる?
やめられます。ただし、カードを「公開停止」にすると元に戻せず、お客様が持っている特典チケットも使えなくなります。新しいカードを公開できるのは、停止した日の翌日からです。
試しに作ってすぐやめる、という使い方は向いていません。この記事の表で判断してから作るのが安全です。
Q. 古いスマホでも使える?
公式マニュアルでは、iOS 10以下、Android 4以下、LINEのバージョン10.6未満はサポートの対象外とされています。これらの端末ではエラーが出て、カードが正しく表示されません。
表示されないお客様には、LINEアプリを新しくしてもらうか、紙のカードで対応します。
Q. 何種類まで作れる?
公開中と下書きを合わせて、最大10種類まで作れます。小さな店なら、1枚のカードで足りることがほとんどです。
まとめ
ショップカードは無料で作れますが、友だち追加が必要、スマホのLINEが前提、金額に応じた貯め方は説明がないなど、仕様で決まった弱いところがあります。
- 来店の間隔:ゴールまで1年を超えるなら、貯める仕組みは合いにくい
- お客様の層:友だちの数と来店客数を比べ、スマホを使わない人が多いなら併用を考える
- 紙の困りごと:忘れる・なくす・印刷代がなければ、切り替える理由は弱い
- 向かないとき:紙のまま続ける、クーポンで代わりにする、紙と併用する
ぼくのおすすめは、まず友だちの数と月の来店客数を並べてみることです。この2つの数字を見るだけで、ショップカードが受け入れられそうかの見当がつきます。
作ると決めたら、LINEショップカードの作り方で、ゴールと特典の決め方から始めてください。


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