はじめまして、Noahです。店はあるのに、近くで探している人に見つけてもらえていない……なんてことはありませんか。
Googleマップに出る店舗情報(Googleビジネスプロフィール)は、登録も運用も無料です。しかも表示されるのは「近くで探している最中の人」なので、来店までの距離が短くなります。
この記事では、登録の4ステップと、登録後に何をすれば来店につながるのかを順番に紹介します。AI目線で見ると、やるべきことは「情報を正確に埋める」「口コミを増やす」の2つにほぼ絞れます。低評価の口コミに、ChatGPTを使って冷静に返信する方法も載せます。
Googleビジネスプロフィールとは
Googleマップと検索結果に出る店舗情報のこと
「地名+業種」で検索したとき、地図と一緒に3店舗ほど表示される枠があります。あの中に出てくる店舗情報が、Googleビジネスプロフィールです。
以前は「Googleマイビジネス」という名前でした。現在は名称が変わっているので、検索して出てくる古い解説記事とは画面が違うことがあります。
登録も運用もすべて無料です。費用がかかるのは、運用を業者に外注した場合だけです。
登録は次のページから始められます。先に下の「登録の4ステップ」に目を通しておくと、途中で迷いません。
▶ Google ビジネス プロフィールの登録ページ(Google公式)
なぜ無料で来店につながるのか
この枠に出てくる読者は、すでに「近くで探している」段階の人です。SNSで偶然見かけた人より、来店までの距離が近くなります。
表示順は「関連性」「距離」「知名度」の3つの組み合わせで決まる、とGoogleが公式に説明しています。
- 関連性:検索された言葉と、登録した店舗情報がどれだけ合っているか
- 距離:検索した人の現在地から店までの距離
- 知名度:どれだけ広く知られているか。口コミの数や評価も含まれる
(出典:Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント」)
距離は動かせません。つまり個人事業主がやることは、関連性と知名度を上げる作業に絞られます。情報を正確に埋めることと、口コミを集めることです。
登録の4ステップ
①Googleアカウントを用意する
Gmailを使っているなら、そのアカウントがそのまま使えます。
ここで1つだけ決めておいてください。個人用と店用、どちらのアカウントで登録するかです。あとから移すこともできますが手間がかかるので、店用のアカウントを新しく作っておくほうが後々すっきりします。
②自分の店がすでに載っていないか確認する
登録作業の前に、この確認を必ず先にやってください。
Googleマップで自分の店名と地名を検索します。自分で登録した覚えがなくても、店舗情報がすでに表示されることがあります。利用者からの投稿や地図データをもとに、Google側で作られている場合があるためです。
すでにある場合は、新規登録ではなくそのプロフィールの管理権限を受け取る(オーナー確認をする)のが正解です。新しく作ると情報が二重になり、どちらが表示されるか安定しなくなります。
表示されている店舗情報を開き、「このビジネスのオーナーですか?」という表示から申請に進みます。ほかの人がすでに管理している場合は、管理権限のリクエストを送る流れになります(Google公式ヘルプ「ビジネス プロフィールのオーナー権限をリクエストする」)。
③店舗情報を入力する
まだ載っていない場合は、登録ページ(business.google.com/add)を開き、画面の案内に沿って進めます。
入力の途中で、お客様が訪れる場所(店舗や事務所)を登録するかどうかを聞かれます。ここで選ぶ「ビジネスの種類」によって、住所を表示するかどうかが決まるので、先に自分がどれに当たるかを確認しておいてください。
| 種類 | 当てはまる商売 | 住所 |
|---|---|---|
| 店舗型 | お客様が店に来る(飲食店・美容室・整体院・小売店など) | 表示する |
| 非店舗型 | お客様のところへ出向く(出張・訪問・ハウスクリーニングなど) | 非表示にして、サービス提供地域を設定する |
| 混合型 | 店での対応も、出張もある | 表示したうえで、サービス提供地域も設定する |
(出典:Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google 上でのビジネス情報に関するガイドライン」)
そのうえで、入力を求められるのは次の項目です。
- ビジネス名:看板と同じ表記にする。「地名」や「キーワード」を足さない
- ビジネスカテゴリ:「何を扱っているか」ではなく「何の店か」で選ぶ。あとから変更もできる
- 住所:番地まで正確に入力する。表示するかどうかは上の表のとおり、ビジネスの種類で決まる
- サービス提供地域:非店舗型・混合型の場合に、出向く範囲を市区町村などで指定する(最大20か所)
- 電話番号とウェブサイト:サイトが無い場合は空欄のままでも登録できる
住所まわりで勘違いしやすいのが、次の2点です。
- 住所を隠せるのは、お客様のところへ出向く非店舗型だけ:「自宅兼店舗だから住所を出したくない」という理由では非表示にできません。自宅でお客様を迎える場合は店舗型にあたり、住所の表示が前提です。また、看板を常設していない場所は店舗と認められません
- バーチャルオフィスの住所では登録できない:住所だけを借りて、実際にはそこでサービスを提供していない場合、Googleのガイドラインでは登録の対象外です。コワーキングスペースも、看板が常にあり、営業時間中にスタッフが常駐していない限り登録できません
バーチャルオフィスを使っている人がお客様のところへ出向く仕事をしているなら、実際に仕事をしている自宅などの住所で非店舗型として登録し、住所を非表示にするのがガイドラインに沿ったやり方です。住所は公開されず、サービス提供地域だけが表示されます。
ビジネス名に余計な語を足すのは避けてください。「〇〇美容室【渋谷・縮毛矯正】」のような表記はGoogleのガイドライン違反にあたり、掲載停止の対象になることがあります。
④オーナー確認を済ませる
入力が終わっても、オーナー確認が済むまでは、自分の店のプロフィールとして公開・管理できません。入力だけして、ここで止まったままになりやすい工程です。
確認方法は業種や状況によって変わり、電話やテキストメッセージ(SMS)、メール、動画の撮影、ライブビデオ通話、ハガキの郵送などが案内されます。選べる方法は画面に表示されるものだけなので、指定されたやり方に従ってください。
確認の審査には5営業日ほどかかることがあり、ハガキの場合は届くまで通常14日以内です。ハガキに書かれたコードを入力しないと確認が終わらないので、捨てないよう注意してください。
方法ごとの手順や、うまく進まないときの対処は、Googleの公式ヘルプにまとまっています。
▶ Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google でビジネスのオーナー確認を行う」
登録直後にやっておく設定
カテゴリと説明文を埋める
ここが「関連性」に直接効く部分です。
メインカテゴリは1つだけですが、追加カテゴリも登録できます。
ただしGoogleのガイドラインでは、カテゴリは「何の店か」で選び、数はできるだけ絞るよう求められています。追加するのは、たとえばカフェを兼ねたパン屋の「カフェ」のように、その店そのものを言い表しているものだけにします。
ヘッドスパや白髪ぼかしのような個別のメニューは、カテゴリではなく「サービス」の項目や説明文に書きます。
説明文には、扱っているメニューと、どんな人に向いているかを書きます。検索する人が使う言葉(「白髪ぼかし」「カット 2時間以内」など)をそのまま入れておくと拾われやすくなります。
写真を追加する
写真が1枚もないプロフィールは、開いた人がそのまま離脱します。最低限、次の4枚は入れてください。
- 外観:初めて来る人が迷わないよう、道から見える角度で
- 内観:席や店内の雰囲気が分かるもの
- 商品・施術例:何を提供しているかが一目で分かるもの
- スタッフ:顔出しが難しければ後ろ姿や手元でもよい
スマホで撮ったもので十分です。外観だけは、暗い時間に撮ると見つけにくくなるので日中に撮り直しておくと親切です。
来店につなげる運用
週1回の投稿を出す
Googleビジネスプロフィールには、SNSのように短い投稿を出せる機能があります。管理画面から、お知らせや特典などの投稿を追加できます。
内容はSNSに出しているものの使い回しでかまいません。新しく書き下ろす必要はなく、同じネタを貼り直すだけで十分です。
出す内容に迷ったら、来店の判断材料になるものを優先します。今週のおすすめ、混みやすい時間帯、臨時休業のお知らせなどです。
口コミを集めて返信する
口コミの数と評価は「知名度」に影響すると、先ほどの公式ヘルプに明記されています。ここが個人事業主でも差をつけられる部分です。
集め方は難しく考えなくて大丈夫です。管理画面から口コミ投稿ページへのリンクやQRコードを発行できるので、会計時にQRコードを見せるか、LINEで送るのが一番確実です。
注意点として、割引や特典と引き換えに口コミを依頼するのはGoogleのポリシー違反にあたります。満足してくれたお客様だけを選んで頼むことも禁止されています。
「よかったら感想を残してもらえると嬉しいです」と伝えるだけにとどめてください(出典:Google マップ ユーザー投稿コンテンツのポリシー)。
届いた口コミには、なるべく全件に返信します。お礼の返信は、短くても自分の言葉で書くのが一番伝わります。「〇〇を気に入っていただけて嬉しいです」と、口コミに書かれていた内容に一言触れるだけで十分です。
見られ方を数字で確認する
管理画面には、プロフィールがどれだけ見られたかの数字が出ます。月に1回眺めるだけで十分です。
見るべきは次の2つに絞ります。
- どんな言葉で検索されて表示されたか:自分が想定していない言葉で見つかっているなら、その言葉を説明文にも足す
- 電話・ルート検索・サイト訪問の数:ここが実際の来店に近い動き。表示回数より優先して見る
表示回数が多いのに電話もルート検索も動いていない場合は、写真か説明文で判断材料が足りていない可能性があります。
やりがちな失敗
情報が古いまま放置されている
一番多いのがこれです。営業時間が古いままだと、閉まっている時間に来た人の低評価につながります。
特に忘れやすいのが年末年始・お盆・臨時休業です。管理画面では「特別営業時間」として日付単位で設定できるので、休みが決まった時点で入れておきます。
低評価の口コミに感情的に返してしまう
事実と違う内容を書かれると、反論したくなります。ただ、その返信は本人だけでなくこれから店を選ぶ人全員が読みます。
返信の目的は、書いた本人を言い負かすことではなく、読んでいる第三者に「誠実な店だ」と伝えることです。
Googleの公式ヘルプも、否定的な口コミには個人情報に触れず、攻撃的にならず、建設的に返すよう勧めています(出典:Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ユーザーからのクチコミを管理する」)。
とはいえ、腹が立っているときに冷静な文章を書くのは難しいものです。ここはChatGPTに下書きを任せると、感情が文面に混ざるのを防げます。手順は3つです。
1. 口コミと「実際に何があったか」を一緒に渡す
口コミの本文だけを渡すと、ChatGPTは中身を知らないまま謝るだけの文章を作ります。予約の記録や当日の状況など、店側から見た事実を箇条書きで添えてください。お客様の名前が書かれている場合は、伏せてから貼り付けます。
2. 返信の条件を指定して頼む
そのまま使える依頼文の例です。
美容室に届いた星2つの口コミへの返信を作ってください。
【口コミ】予約時間に行ったのに30分待たされた。説明もなかった。
【店側の事実】当日は前のお客様の施術が延びた。待っている間、声をかけられていなかった。
【条件】
・待たせたことと、説明がなかったことは謝る
・言い訳に聞こえる書き方はしない
・今後どう改善するかを1つ書く
・宣伝や割引の案内は入れない
・150文字以内で、2パターン
「謝ること」と「謝らないこと」を条件で分けておくのがポイントです。店に落ち度がない点まで謝る必要はなく、事実と違う点があれば「〇〇については△△でした」と一度だけ簡潔に書けば十分です。
3. 出てきた下書きを、自分の言葉に直してから投稿する
返ってきた2パターンのうち近いほうを選び、次の3点を確認してから投稿します。
- 店に落ち度がない点まで謝っていないか
- 予約日時や施術内容など、お客様を特定できる情報が入っていないか
- 文末に店名や担当者名を添えたか(誰が返しているかが見えると誠実に伝わる)
ChatGPTの下書きは、そのまま貼ると整いすぎて冷たく見えることがあります。最後の一文だけでも自分の言葉に置き換えると、印象がやわらぎます。すぐ返さず、一晩置いてから読み直して投稿するのが安全です。
Googleから来たお客様をLINEでつなぎとめる段階になったら、拡張ツール4つの比較も参考にしてください。配信を続ける仕組みは、ツールによって作りやすさが変わります。
よくある疑問
Q. 店舗を持たない自宅サロンや出張型でも登録できますか?
出張型なら登録できます。お客様のところへ出向く非店舗型として登録すれば、住所を非表示にして「サービス提供地域」だけを表示できます。
一方、自宅サロンのようにお客様が自宅へ来る場合は店舗型にあたり、住所を表示するのが前提です。看板を常設していない自宅は店舗と認められない点にも注意してください。住所を出したくない場合は、出張でのサービス提供だけを掲載する形になります。
Q. 登録してからどれくらいで効果が出ますか?
オーナー確認の審査には5営業日ほどかかることがあります。確認が済んで表示が始まってからも、順位は口コミや情報の充実度で変わっていきます。まずは3か月、月1回の見直しを続けてから判断するのが現実的です。
Q. 業者から「上位表示できます」という営業が来ます
登録も運用も無料でできる範囲なので、外注する前にこの記事の内容を自分でやってみてください。順位を保証する業者には注意が必要です。Googleは順位を保証する仕組みを提供していません。
まとめ
Googleビジネスプロフィールは、すでに近くで探している人に見つけてもらうための無料の枠です。
- ①Googleアカウントを用意する(店用がおすすめ)
- ②マップで自分の店がすでに載っていないか確認する
- ③店舗情報を入力する(ビジネス名に余計な語を足さない)
- ④オーナー確認を済ませる(ここで止めない)
登録が終わったら、カテゴリ・説明文・写真4枚を埋めて、あとは週1の投稿と口コミ返信を回すだけです。
距離は変えられない以上、やれることは情報を正確に埋めることと口コミを増やすことに絞られます。まず、自分の店がマップにどう出ているかを検索してみてくださいね。


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