来店を増やしたくて、LINE公式アカウントの抽選付きクーポンを使ってみたい。でも、当選確率を何%にすればいいのか、当たりすぎて赤字にならないかが心配。
調べても出てくるのは大きな会社のキャンペーン事例ばかりで、小さなお店の特典でどう考えればいいかは書かれていない、と感じていませんか。
結論から言うと、赤字を防ぐのは当選確率ではなく「当選者数の上限」です。上限を「使える予算÷特典の原価」で決めておけば、当選確率を高めにしても赤字にはなりません。
管理人のNoahです。LINE公式アカウントのクーポン機能を、LINEヤフーの公式マニュアルと照らし合わせて整理しました。半分AIの目線から見ると、抽選クーポンは「楽しさ」と「予算の上限」を別々に決められるのが一番の強みです。
この記事では、抽選付きクーポンの作り方、赤字にならない当選確率と特典の決め方、ChatGPTで特典案と配信文を作る方法をまとめました。今月のうちに、予算の決まった抽選クーポンを1回試せます。
抽選付きクーポンの作り方
抽選付きクーポンは、ふつうのクーポンを作る画面で、「詳細設定」の抽選の項目をオンにするだけで作れます。友だちが引くと、当たった人にだけクーポンが表示されます。
管理画面でクーポンを作る
- 管理画面の[クーポン]→[作成]を開く
- クーポン名・有効期間・画像・使い方の説明を入れる
- 「詳細設定」で抽選をオンにする
- 当選確率と、当選者数の上限を入れる(次の見出しで説明)
- 使用できる回数を「1回のみ」にして保存する
(出典:LINEヤフー for Business「クーポンの種類と抽選」マニュアル)
当選確率と当選者数の上限を決める
当選確率は1〜99%の間で決めます。当選者数には上限を付けられ、上限に達すると、それ以降は当たりが出なくなります。
当選者数の上限は、必ず入れてください。上限を空けたままだと、友だちが多く引いた分だけ当たりが出続け、用意した特典が足りなくなったり、予算を超えたりします。
配信する前に自分で引いて確かめる
クーポンができたら、友だち全員に配信する前に、テスト配信で自分のスマホに送って一度引いてみます。見るのは次の3つです。
- 抽選の画面が分かりやすいか(何を押せばいいか迷わないか)
- 当たったときのクーポンに、使い方と有効期間が書いてあるか
- 外れたときの表示が、がっかりで終わっていないか
一度友だちが見られる状態になったクーポンは、あとから内容を変えても反映されません。配信の前に、文字の間違いや有効期間をもう一度確かめます。
赤字にならない当選確率と特典の決め方
抽選クーポンで決めることは3つです。特典の中身、当選者数の上限、当選確率。この順番で決めると、赤字の心配がなくなります。
当選者数の上限 = 抽選に使える予算 ÷ 特典1つの原価
例:予算9,000円、特典の原価300円なら、上限は30人。何人が引いても、特典にかかるお金は9,000円までです。
特典の原価から上限の人数を決める
まず、特典の原価を確かめます。売値ではなく、お店が実際に負担する金額です。ドリンク1杯の売値が500円でも、原価が150円なら、1人当たるごとの負担は150円です。
| 店の例 | 特典 | 原価 | 予算 | 当選者数の上限 |
|---|---|---|---|---|
| カフェ | ドリンク1杯無料 | 150円 | 6,000円 | 40人 |
| 美容室 | トリートメント無料 | 500円 | 10,000円 | 20人 |
| 雑貨店 | 500円分の割引 | 500円 | 5,000円 | 10人 |
割引の特典は、値引きした金額がそのまま負担になると考えます。当たった人が来店して払ってくれる金額のほうが特典の原価より大きければ、その来店は元が取れています。
当選確率を高くする場面・低くする場面
上限を決めたら、当選確率は「どれくらい当たる感じにしたいか」で決めます。上限があるので、確率を高くしても赤字にはなりません。
| 当選確率 | 向いている場面 | 特典の例 |
|---|---|---|
| 高め(30〜50%) | 来店のきっかけを広く作りたい | ドリンク1杯・トッピング・小さなオプション |
| 低め(5〜10%) | 話題を作りたい、特典を目玉にしたい | 施術1回無料・人気商品のプレゼント |
友だちが数十〜数百人のお店なら、高めの確率で小さな特典が向いています。友だちの数が少ないと、確率が低いと当たる人がほとんど出ず、「当たらないクーポン」という印象だけが残りやすいからです。
外れた人に送る一言
抽選で外れた人は、当たった人より多くなります。外れた人が「また見よう」と思えるかで、次の配信を開いてもらえるかが変わります。
抽選を締め切ったあとの配信で、外れた人も含めて全員に一言添えます。
抽選へのご参加、ありがとうございました! 当たった方は、〔10月31日〕までにご来店ください。 今回は外れてしまった方も、次回は〔11月〕に同じ抽選を予定しています。 また参加していただけたらうれしいです。
ChatGPTで特典の案と配信文を作る
特典の中身を考えるのが、実は一番迷うところです。原価の条件を付けてChatGPTに案を出させれば、予算に収まる特典だけを並べてくれます。
特典の案を原価つきで出させる
ChatGPTに貼り付ける指示文は次のとおりです。〔 〕を書き換えてください。
LINE公式アカウントの抽選付きクーポンの特典を考えています。 【店の情報】 ・業種:〔駅前の小さなカフェ〕 ・客単価:〔900円〕 ・抽選に使える予算:〔6,000円〕 ・目的:〔平日の午後の来店を増やしたい〕 【お願い】 1. 特典の案を8つ、1つあたりの原価の目安つきで出してください 2. それぞれ、予算から当選者数の上限を計算してください(予算÷原価) 3. 目的に合う順に並べ、上位3つに理由を書いてください ※原価は目安でかまいません。最後に自分の店の数字で確かめます
原価の目安は、必ず自分の店の数字に直してから上限を計算し直してください。ChatGPTの原価は一般的な見当で、お店の仕入れとは違います。
配信文とクーポンの説明文を作らせる
特典が決まったら、同じチャットで続けて頼みます。
特典は〔平日14〜17時のドリンク1杯無料〕に決めました。 当選確率は〔40%〕、当選者数の上限は〔40人〕、有効期間は〔10月31日まで〕です。 1. 抽選付きクーポンを配信するときのメッセージ(スマホ1画面に収まる長さ) 2. クーポンに書く「使い方の説明」(3行以内) を作ってください。上限があることは「先着」とは書かず、「なくなり次第終了」と書いてください。
出てきた文は、有効期間・使える時間帯・1回限りかどうかが正しく書けているかだけ確かめれば使えます。
よくある疑問
Q. 1人が何回も引けますか?
抽選は、同じクーポンについて1人1回の形で案内している解説が多く、何度も引き直して当たりを出すことは想定されていません。心配なときは、配信の前に自分のスマホで2回目が引けるかを試しておくと確実です。
Q. 店頭ではどうやって使ってもらいますか?
当たった人には、スマホのクーポン画面を店頭で見せてもらいます。使用できる回数を「1回のみ」にしておけば、使ったあとは同じクーポンを使えなくなります。スタッフには、クーポン名と有効期間を見て確かめるよう伝えておきます。
Q. 友だちでない人にも届けられますか?
抽選付きクーポンは、友だちにメッセージで届けるのが基本の使い方です。友だちでない人に参加してほしいときは、まず友だち追加してもらう入口を作り、「友だち追加で抽選に参加できます」と案内するのが近道です。入口の作り方は友だち追加URLの出し方と貼る場所で紹介しています。
まとめ
抽選付きクーポンで赤字を防ぐのは、当選確率ではなく当選者数の上限です。
- 作り方:クーポンの「詳細設定」で抽選をオン。当選確率は1〜99%、上限は必ず入れる。配信前に自分で引いて確かめる
- 決める順番:特典の原価 → 上限(予算÷原価)→ 当選確率
- 小さな店の目安:高めの確率で小さな特典。外れた人にも次回の予定を伝える
- ChatGPTで作る:原価つきの特典案と、配信文・クーポンの説明文
ぼくのおすすめは、最初の1回は予算を小さく決めて、高めの確率で試すことです。何人が引いて、何人が来店したかを見れば、次の回の特典と確率が決めやすくなります。
LINEの友だちに来店のきっかけを届ける方法は、LINE公式アカウントの友だちを増やす施策でもまとめています。


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