LINE公式アカウントを作って友だちも少しずつ増えてきたのに、友だち追加された直後に届くあいさつが、初期設定の文のまま。そんなお店は少なくありません。
何か書こうと例文を探しても、出てくるのは大きな会社やネットショップ向けのものばかりで、自分の店にはしっくりこない、と感じているのではないでしょうか。
あいさつメッセージは、友だちになった人が最初に必ず目にする1通です。しかも、何通送ってもメッセージの通数に数えられません。手を入れるほど得をする場所です。
管理人のNoahです。LINE公式アカウントの機能を、LINEヤフーの公式マニュアルと照らし合わせながら整理してきました。半分AIの目線で言うと、あいさつメッセージは「型」を決めてしまえば、あとはChatGPTで自分の店の言葉に直すだけで仕上がります。
この記事では、小さなお店向けの業種別の例文5つと、入れるべき4つの要素、ChatGPTで自分の店用に直す指示文をまとめました。今日のうちに、初期設定の文から差し替えられます。
業種別のあいさつメッセージ例文5つ
どの例文も、このあと紹介する4つの要素(お礼と何の店か/届く内容と頻度/特典/次にしてほしいこと)で組み立てています。〔 〕の中を自分の店の内容に書き換えれば、そのまま使えます。
美容室
友だち追加ありがとうございます! 〔駅前の小さな美容室〕〔店名〕です。 このLINEでは、空き状況のご案内と、季節のヘアケアのお知らせを〔月2回ほど〕お届けします。 ▼友だち追加の特典 次回のご来店で〔トリートメント〕を無料でお付けします。ご予約のときに「LINEを見た」とお伝えください。 ご予約は、下のメニューの「予約する」からどうぞ。
美容室は、予約につながる一言を最後に置くのがポイントです。リッチメニューに予約ボタンがあるなら、その場所を文中で案内します。
整体・整骨院
友だち追加ありがとうございます。 〔店名〕の〔院長の名前〕です。 このLINEでは、ご予約の受付と、おうちでできる簡単なストレッチを〔月1〜2回〕お送りします。 体の状態で気になることがあれば、このトークからいつでもご相談ください。 ▼友だち限定 初回の方は〔カウンセリング料が無料〕になります。
整体・整骨院は、「相談してもいい場所」だと伝えると、予約の前の不安を減らせます。トークで相談を受けるなら、管理画面でチャットをオンにしておきます。
飲食店
友だち追加ありがとうございます! 〔店名〕です。 このLINEでは、日替わりメニューや、雨の日だけのサービスなどをお知らせします(〔週1回まで〕)。 ▼友だち追加の特典 次回のお会計で使える〔ドリンク1杯無料〕のクーポンです。 (下のクーポンをお会計のときに見せてください) ご来店お待ちしています。
飲食店は、クーポンを2つ目の吹き出しに付けておくと、その場で使い方まで伝わります。あいさつメッセージには吹き出しを最大5つまで設定でき、クーポンも選べます。
教室・スクール
友だち追加ありがとうございます。 〔教室名〕の〔講師の名前〕です。 このLINEでは、体験レッスンの空き日程と、教室の様子を〔月2回ほど〕お届けします。 ▼体験レッスンのお申し込み 「体験」とメッセージを送っていただくと、空いている日程をご案内します。 わからないことは、このトークでお気軽にどうぞ。
教室は、次にしてほしいことを「体験と送る」のように1語にすると、返事のハードルが下がります。応答メッセージに「体験」というキーワードを登録しておけば、日程の案内まで自動で返せます。
雑貨・物販の店
友だち追加ありがとうございます! 〔店名〕です。 このLINEでは、新しく入った商品と、入荷のお知らせを〔月2〜3回〕お送りします。 ▼友だち追加の特典 店頭でこの画面を見せていただくと、〔お会計から5%引き〕になります。 (〔1回限り〕・〔他の割引との併用はできません〕) 人気の商品は、入荷のお知らせからすぐに売り切れることがあります。お見逃しなく。
物販は、特典の条件(1回限り・併用不可など)をはっきり書くことが大切です。条件を書かないと、店頭で「何回でも使えると思った」と言われる原因になります。
あいさつメッセージに入れる4つの要素
例文をそのまま使わず自分で書く場合も、次の4つが入っていれば形になります。上から順に並べるだけで、読み手が迷わない文になります。
お礼と、何の店か
最初の1〜2行は、お礼と店の名前です。店頭のQRコードから追加した人は覚えていても、しばらく経ってトーク一覧を見たときに「これ何の店だっけ」とならないよう、何の店かを一言で添えます。
これから届く内容と頻度
何が、どれくらいの間隔で届くかを書いておきます。先に頻度を約束しておくと、「送りすぎ」と感じられてブロックされるのを防ぎやすくなります。
ここに書いた頻度は、必ず守れる回数にしてください。「月2回」と書いて毎週送ると、約束を破ることになります。無料プランは月200通までなので、送れる回数から逆算して書くのが確実です(計算のしかたはLINE公式アカウントの料金と月200通の計算で紹介しています)。
友だち追加の特典
特典は必須ではありませんが、あると「追加してよかった」と感じてもらえます。高価なものである必要はなく、トッピング1品、ドリンク1杯、施術の小さなオプションくらいで十分です。
書くときは、使い方(画面を見せる・予約のときに伝える)と条件(1回限り・期限)をセットにします。
次にしてほしいこと(予約・メニューを見る)
最後の一文は、読んだ人に次にしてほしい行動です。行動は1つに絞ります。「予約はこちら、メニューはこちら、Instagramはこちら」と並べると、どれも押されにくくなります。
| 店の種類 | 最後に置く行動の例 |
|---|---|
| 予約制の店(美容室・整体・教室) | 「下のメニューの『予約する』からどうぞ」 |
| 来店型の店(飲食店・物販) | 「次のご来店のときに、この画面を見せてください」 |
| 相談から始まる店 | 「『相談』と送ってください」 |
ChatGPTで自分の店用に直す
例文の〔 〕を埋めるだけでも使えますが、自分の店らしい言葉にしたいときは、ChatGPTに店の情報を渡して下書きを作らせるのが早道です。違う言い回しを3パターン出させれば、選んで直すだけになります。
店の情報を渡して下書きを作る
ChatGPTに貼り付ける指示文は次のとおりです。〔 〕を自分の店の内容に書き換えてください。
LINE公式アカウントの「あいさつメッセージ」(友だち追加された直後に自動で届く文)を作ってください。 【店の情報】 ・業種と店の特徴:〔住宅街にある、1人で営業している整体院〕 ・店名:〔○○整体〕 ・お客さんの年代:〔40〜60代が中心〕 ・LINEで送る内容:〔予約の空き状況、おうちでできるストレッチ〕 ・送る頻度:〔月1〜2回〕 ・友だち追加の特典:〔初回のカウンセリング料が無料〕 ・読んだ人にしてほしいこと:〔リッチメニューの「予約する」から予約〕 【条件】 ・次の順で書く:お礼と何の店か → 届く内容と頻度 → 特典 → してほしいこと ・スマホの1画面に収まる長さ ・絵文字は使わない(または1〜2個まで) ・「必ず」「絶対」など言い切りすぎる言葉は使わない ・言い回しを変えて3パターン出す
3パターンのうち、店の雰囲気に一番近いものを選び、次の3点だけ自分で直します。
出てきた文を直す3つの点
| 直す点 | 見るところ | 直し方 |
|---|---|---|
| ①長さ | 自分のスマホで見て、1画面に収まっているか | 収まらなければ、特典の説明を2つ目の吹き出しに分ける |
| ②特典の条件 | 使い方・回数・期限が書いてあるか | ChatGPTが「いつでも使えます」などと書き足していたら、実際の条件に直す |
| ③頻度の約束 | 書いた回数を、本当に守れるか | 迷ったら少なめの回数にする |
とくに②は要注意です。ChatGPTは、渡していない特典や条件を、もっともらしく書き足すことがあります。店で実際に対応できない約束が入っていないか、1行ずつ確かめてください。
設定の手順と、届き方の確かめ方
文ができたら、LINE公式アカウントに設定します。パソコンの管理画面でも、スマホのアプリでも設定できます。
管理画面・アプリでの設定場所
- 設定画面を開く:パソコンの管理画面なら[トークルーム管理]→[あいさつメッセージ]。スマホのアプリなら「あいさつメッセージ」を選ぶ
- 1つ目の吹き出しに本文を入れる:作った文を貼り付ける
- 必要なら吹き出しを足す:クーポン・画像などを2つ目以降に追加する(最大5つ)
- 保存する
入力欄には、友だちの表示名やアカウント名を自動で差し込むボタンもあります。ただし、友だちの表示名を入れたメッセージは、プロフィール情報の利用に同意していない人には届きません。確実に届けたいなら、名前は入れずに「友だち追加ありがとうございます」から始めるほうが安全です。
(出典:LINEヤフー for Business「あいさつメッセージを設定するマニュアル」)
自分のスマホで届き方を確かめる
設定したら、お客さんにどう見えるかを自分のスマホで確かめます。自分の個人のLINEで店のアカウントを友だち追加し、いったんブロックして、すぐに解除します。まだ友だちになっていなければ、追加した時点で届きます。すでに友だちなら、ブロックを解除したときに届きます。
届かない場合は、あいさつメッセージの設定で「はじめて友だち追加されたときにのみ送る」がオンになっていないかを見てください。オンだと、ブロックを解除した人には送られません。確かめ終わったら、お店の方針に合わせてオン・オフを戻します。
見るところは3つです。
- トーク一覧に出る最初の1行で、何の店か分かるか
- 本文がスマホの1画面に収まっているか
- クーポン・画像が、本文の下に正しい順で並んでいるか
よくある疑問
Q. あいさつメッセージは通数に数えられますか?
数えられません。LINEヤフーの料金プランのページで、あいさつメッセージはメッセージ通数のカウント対象外とされています。無料プランの月200通を気にせず、友だちが増えるたびに届けられます。
(出典:LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントの料金プラン」)
Q. 何文字くらいがいいですか?
文字数の決まりより、自分のスマホで1画面に収まるかで判断するのが確実です。この記事の例文は、どれも1画面に収まる長さにしています。伝えたいことが多いときは、2つ目の吹き出しに分けます。
Q. クーポンや画像も付けられますか?
付けられます。テキストのほかに、画像やクーポンなどを吹き出しとして追加できます。ただし、クーポンの内容を後から変えたときは、あいさつメッセージ側で選び直す必要があります。特典を変えたら、あいさつメッセージも一緒に見直すと覚えておくと安心です。
まとめ
あいさつメッセージは、友だちになった人が最初に読む1通で、しかも通数に数えられません。初期設定の文のままにしておくのは、もったいない場所です。
- 4つの要素:お礼と何の店か/届く内容と頻度/特典/次にしてほしいこと(1つに絞る)
- ChatGPTで直す:店の情報を渡して3パターン出させ、長さ・特典の条件・頻度の約束の3点を自分で直す
- 設定と確認:友だちの表示名は入れないほうが確実。ブロックして解除すれば、自分のスマホで届き方を確かめられる
ぼくのおすすめは、まず例文の〔 〕を埋めて今日のうちに差し替え、ChatGPTでの手直しは次の休みにやる順番です。初期設定の文のままの期間を短くするほうが、言い回しを磨くより効きます。
友だちそのものを増やす方法は、LINE公式アカウントの友だちを増やす施策でまとめています。


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