1. Instagram広告が選ばれる理由とは?
Instagramは現在、若年層から幅広い世代まで利用されているSNSの一つです。総務省による「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によれば、2023年には全年代の56.1%の方がInstagramを使用しているというデータもあり、単純計算で日本国内だけで6000万人以上のユーザーが利用していることになります。その中でも広告は、ビジュアル中心のプラットフォームとして高い効果を発揮します。高品質な画像を使うことで視覚的に訴求できるため、多くの企業がInstagram広告を活用しています。
2. 広告におけるビジュアルの重要性と生成AIの役割
広告で成功を収めるためには、視覚的な要素も極めて重要です。目を引くデザインやターゲットに響くクリエイティブな表現は、広告の効果を何倍にも高めると言えるでしょう。そこで登場するのが生成AI技術です。
今回使用するツール:ビジュアルツールキット「Canva」公式サイト
- プロフェッショナルなデザインを簡単に生成できる
- ターゲット層に応じたカスタマイズ
- 多種多様なテンプレートを使用可能
- 短時間で高品質な画像、動画、プレゼンテーション、Webサイトを制作可能
3. 生成AIを活用するメリット
Canvaで生成AIの活用することには以下のようなメリットがあります:
- 作成リソースの削減: プロ品質のクリエイティブな表現が手軽に作成可能。
- 制作スピードの向上: わずか数分で自由に素材を作成できるため、編集にかかる時間を短縮。
- コンテンツに合わせた柔軟なカスタマイズ: 作成するコンテンツ(Instagram、youtube、Tiktok、Linkedinなど)に合わせて画像、動画、テキスト、音楽などクリエイティブな表現を生成。
従来これらコンテンツを作成するサービス自体はあったものの、生成AIの進歩が人間の創造性をより高めることができてきていると感じました。
4. 実際にCanvaを使ってInstagram広告を作成する流れを体験
今回はChatGPTも設定に使用しつつ、どれだけのクオリティの広告コンテンツが作れるかやってみたいと思います!(筆者は広告作成歴0日です・・・)
まずはChatGPTに架空のInstagram広告を設定してもらいましょう。
~長いので割愛~
ステップ1: 目的とターゲットの明確化
1. 広告の目的を設定
目的: 新商品の認知度向上と初回購入の促進。
- 商品名: 「GlowyFit スムージー」
- 栄養満点のヘルシースムージー。
- ダイエット中の栄養補助に最適。
- 朝食代わりやエネルギー補給として利用可能。
なんとなーくありそうですね。笑
ということで現時点で架空の商品である「GlowyFit スムージー」を広告の目的として実際にCanvaでInstagram広告を作成していきたいと思います!
- 土台となるフォーマットを作る
- デザインを作成するため、Instagramフィード広告をテンプレート(縦横比1:1)としてベースを作成していきます。
- さっそくベースの画像をAIで生成!: CanvaのAI機能である「マジック生成」で、欲しい画像をテキストで指示し、AIで生成してもらいます。先ほどのChatGPTで作ってもらった商品特徴を入力すると・・・
- すご!!!思ったより宣材写真みたいな綺麗なビジュアルの画像ができました。 本来であれば商品の写真は用意されているものかと思いますが、追加したいオブジェクトなどは十分過ぎるほどのクオリティで自由に作成できそうです。生成するビジュアルは調整もできるみたいで、手書き風、アニメ風、映画的、はたまたステンドグラス風など数十種類の生成アレンジが可能です。
- 複数作成してくれたみたいですが、とりあえず個人的に好きな見た目の左下を選択しましょう。
- あとはこの画像にキャッチコピーやら、訴求文章を作成すればよいですね。Canvaには「マジック生成」以外にも「マジック作文」なるものもあり、テキストもAIに指示することで生成できちゃうという…本当に便利すぎる。
- 完成した広告をダウンロードして投稿: 完成したビジュアルをInstagram広告として利用します。ということで完成した「GlowyFit スムージー」の広告がこちら。
初めてにしては上出来ではないでしょうか・・・正直評価すら難しいですが、Instagram広告っぽく仕上がったのはかなりの成果かと信じています(?)内容は完全に架空のものであり、私から商品化することも恐らく無いです。
5. 生成AIはどのようにInstagram広告制作を支えるのか?
以上、Canvaの実力はいかがでしたか?正直ここまで簡単にコンテンツが作成できるとは思えなかったです。youtubeなどもよく見ますが、サムネイルや動画本編などもCanvaですべて作成できるため、あふれ返っているコンテンツのほとんどはCanvaでカバー出来ると思ってしまうほどです。いや、確実にできますね。。。実際の広告運用では、コンテンツの作成だけでなく、マーケティングの知識や経験も必要かと考えられますが個人の副業レベルであれば全く問題なく活用できると思います。むしろ、これを入り口にしてクリエイターがどんどん増えてきて、フリーランスのクリエイターに委託するような社会がメジャーになるのでしょうか。少なくとも企業のコンテンツ作成部署では少数精鋭で運営されているでしょう。
Canvaを使ってみて、最終的に生成AIは以下のようなツールとして使用されていることがわかりました:
- アイデアのビジュアル化: キーワードやコンセプトを入力するだけで、AIが瞬時にビジュアル案を生成。
- 複数案の生成と最適化: 一度に複数の案を作成し、最適なデザインを提示。生成後の修正も可能。
- AIを活用したアプリ: 今回は使用しませんでしたが、Canva内で選択できる追加のアプリを使用することでさらに機能を拡張することが出来るようです。確認できたツールとしてはデザインに自然な音声を追加する、発話を表現するアバターを生成する、音楽を生成するなど。
もはやCanvaにできないことはないかもしれません。。。
価格は0円~11,800円/年でトライアル期間も用意されており、コンテンツ作成に使用できる素材やテンプレートの量、クラウドストレージの容量が料金プランによって変わるみたいです。
6. 生成AIでコンテンツ制作をもっと手軽に
生成AIは、コンテンツ制作のハードルを大幅に下げ、より多くの人が効果的なマーケティングを実現する手助けをします。手軽に使えるツールでありながら、プロフェッショナルな仕上がりが期待できるため、多忙なマーケターや中小企業にとっても大きな力となるでしょう。
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