ふるさと納税は選択肢が多すぎて毎年期限ギリギリに…
こんにちは。Noahです。
実質2,000円で美味しい食材や生活用品を受け取れるふるさと納税。そのお得感から検索して調べているものの、地域の返礼品探しに悩むことも多いです。結局去年と同じものでも十分なんですがせっかくなら新しいものにも挑戦してみたい!
ただ、今や高級食材や日用品、お酒や家電まで、たくさんの選択肢の中から1つを選ぶのは至難の業。みんなの選択肢を参考にするためにランキングを見たとしても、全てが魅力的でさらに迷ってしまう負のスパイラル。。。
解決策はAI!?効率化できる方法を考えてみる
そんな悩みを解決してくれそうなのが、最近何かと話題のAIです。AIを活用した返礼品検索サービスや、ChatGPTのような会話型AIを使えば、迷わず、効率的に選ぶことができるのでは!!
実際に試してみた結果を詳しくご紹介します。
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AIで返礼品選びが楽になりそうな理由
AIの強み:膨大なデータから最適な選択肢を提案してくれる
一般的にAIは膨大なデータを瞬時に処理し、条件に合った返礼品を提案することが得意です。「予算」「カテゴリ」「地域」などを指定すれば、それに基づいた候補が一覧で表示することも可能かもしれません。特に、ランキングや口コミデータなど複数の情報をもとにした提案は、検索する時間の節約にもなります。
また、会話型の生成AIではチャット形式での自然な会話を通じて、ユーザーのニーズに寄り添った提案を行います。「肉類でおすすめのものを教えて」「家族みんなで楽しめる返礼品は?」といったような具体的な質問に対して、柔軟に対応してくれると期待大。
実際に試してみた!AIとChatGPTで返礼品を探す流れ
今回は以下の2つで実際に返礼品を探してみます。どちらもチャット形式であり、とやかく言う前に会話してみるというシンプルな方法でやってみます。
1. 返礼品提案AI
2. ChatGPT
1. 返礼品提案AI
サービス概要
まずは、「AIふるさと納税コンシェルジュ(β版)」を使ってみます。
このAIでは、チャット形式で返礼品の検索ができるほか、予算、ジャンル、地域などのフィルタを簡単に設定でき、返礼品を効率的に探せます。今回はWeb版を使っていますがLINEから公式アカウントを登録することでアプリ経由でもこの機能を利用することが可能です。パソコンでもスマホでも操作可能なことを確認済み。
※ただし2025年1月現在、β版のため楽天ふるさと納税のみからの紹介となるようです。
Home画面は以下のようになっており、
画面下部のボックスからチャットを入力することで返礼品の検索が出来ました。さらに、右下の緑色のボタンを選択することで、フィルタの設定画面が現れるためチャットでの入力に迷った場合でもスムーズに検索することができそうです。
1つもしくは複数のフィルターをかけられます
実際に使ってみるものの個人的には微妙かも、、
正直な感想はAIっぽさがあまりなく、従来のチャットボットのような不便さを感じました。というよりも日々のAIサービスの進化が目まぐるしいことでその差を感じているだけかもしれません。
生成AIの特徴である「対話」というよりは、入力されたキーワードから返礼品情報を検索、表示するというシンプルなもののように思います。結局、返礼品情報を片っ端から検索しなくてはならず、ジャンルや地域の組み合わせによっては返礼品がヒットしない場合もあり、逆にそれが手間と感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。私のような、いつもと違う返礼品を探したり、対話を重ねてより自分に合った返礼品を探したりしたい場合には機能として不十分に感じました。
1つ前の質問の内容は引き継がないため、1つの質問につき1つ回答する仕組みのようです
複雑な質問も入力できますが回答はテンプレ化されているため、私が試した中では返礼品を表示するという回答を繰り返すシステムのように見えました。
一方、良かった点としては、検索スピードの速さと、シンプルなボタン配置が使いやすいところです。またLINEアプリ上でも使えるため、家族や友達に返礼品情報を共有しやすいかも。あらかじめフィルターで返礼品の種類を見ることができるため、何から手を付けてよいか全くわからない方はAIコンシェルジュは新たな選択肢として良いと感じました。
設定した項目がメッセージ欄に反映されるシステム
まぁ結局これでできることってふるさと納税各サイトでもできることですし、対話をイメージしていたため、AIっぽさはあまり感じませんでした。ただ返礼品探しのツールとしては十分に使えるものだと思いますので、今後のアップデートに期待しましょう。
2. ChatGPT
Webブラウジング機能を使用した返礼品探し
次に、ChatGPTのWebブラウジング機能を活用して返礼品を探してみます。
*元々ChatGPTは学習された知識しかありませんでしたが、2023年9月からWeb情報を検索する機能が正式リリースされ、学習した知識に加えてネット上の情報を引用する機能があります。
対話感は十分。ただし、、、
やはり生成AIということで質問に対してしっかり回答。複数の返礼品の情報をリンク付きで表示してくれました。
さらに、より複雑な指示(プロンプト)を入力することでよりカスタマイズされた情報を引き出すことができました。
あなたはふるさと納税の返礼品選びのプロです。
私は【寄附金額】が1万円程度で、【地域・ブランド】としては珍しい肉類に興味があります。
【用途】は家族4人でおいしく食べるためです。
ただし脂っこいものは苦手な家族がいるので、脂身よりも赤身が多い商品を希望しています。
また、賞味期限や保存方法(冷蔵・冷凍)も知りたいです。私が選ぶ際の【評価基準】は、
1. 味・品質
2. ボリューム
3. 口コミ・評判
4. 保存のしやすさ(冷凍可など)
の順に重視します。上記の条件を踏まえ、
– 具体的なおすすめ商品
– なぜそれがおすすめなのか(理由・特徴)
– 保存方法や注意点
などを複数提案し、テーブル形式で比較して教えてください。
以上のプロンプトを入力した結果↓
さすがの回答力ですね。。
ただし、
表示されたリンクが正しくない場合もありました。例えば、リンク先が返礼品のページではない(複数の返礼品のまとめページに飛ぶ)、実際の返礼品の金額がチャットに表示された金額と異なる、などが確認できました。また、プロンプトが具体的であると表示されるリンク先や金額が正しく表示される傾向がありました。
生成AIの課題の1つである”誤った情報を回答してしまうことがある点”が、返礼品検索においても課題として強く残るポイントでしょう。
上手いこと調整されている?
AIはフィルタ設定による効率的な検索が得意で、膨大なデータを瞬時に処理します。中でも生成AIである、ChatGPTは対話形式での柔軟な提案が可能です。さらに、ChatGPTはシステムをカスタマイズすることでより専門的な回答を出させることが可能です。
そして実は、プレーンなChatGPTを返礼品検索AIとして専門性を高めたものが「AIふるさと納税コンシェルジュ(β版)」なのです。*以下引用元
福井県を中心に11の市町でふるさと納税の中間事業を受託している株式会社大津屋(本社:福井県福井市、代表取締役:小川 明彦、以下 大津屋)は、株式会社Omluc(本社:東京都港区、代表取締役:岸田 崇史、以下 Omluc)とOpenAIの技術であるChatGPTを活用した、LINEでふるさと納税返礼品を提案するサービス「AIふるさと納税コンシェルジュ(β版)」を共同開発。
*PRTIMES (株式会社大津屋)、2023年9月4日、ChatGPTでふるさと納税を提案する「AIふるさと納税コンシェルジュ」を提供開始、記事リンク先
生成AIの特徴から考えると、返礼品検索というシステムは、ボットのようなルールに従ったより正確な情報を回答できるもの、対話特有の自由なやり取りが制限されているという結果になっているのでしょう。バランスを考慮してうまく調整されているように感じました。
提案の質はどちらも高いですが、決められた条件で絞り込む場合にはAIふるさと納税コンシェルジュが優れていると思います。一方、今の考えを深掘りしたい場合にはChatGPTが便利です。いずれにせよ引用元の情報が正しいかどうかは自分の目で見て判断することが重要であり、AIを扱う上では必要なことですね。
どちらが自分に合う?使い分けのコツ
「生成AIに慣れていない」「自分で返礼品を調べるのはめんどくさい」など場合にはAIふるさと納税コンシェルジュ、一方「生成AIに慣れている」「会話を楽しみながら選びたい」などの場合にはChatGPTが適しているのではないでしょうか。両方をうまく組み合わせるのも1つの方法かもしれません。
どんな場合? | 推奨ツール | 特徴 |
---|---|---|
「自分で返礼品を調べるのは面倒」「生成AIって難しそう…」という方 | AIふるさと納税コンシェルジュ | 直感的に使える仕組みで、必要な情報を手早く見つけることができます。 |
「AIとの会話を楽しみながら選びたい」「生成AIを活用したい」という方 | ChatGPT | 希望を伝えるだけで、AIがあなたに合った提案をしてくれます。質問やこだわりにも柔軟に応じるので、会話を通じてじっくりと考えて選ぶことができます。 |
どちらも素晴らしいツールですが、両方を上手に組み合わせることで、より効率的で楽しい返礼品探しが実現するかもしれません。 |
AI時代のふるさと納税で賢く寄付を楽しむ!
時間も労力も節約!AI活用で広がる寄付の楽しみ方
AIやChatGPTを活用することで、寄付のプロセスが効率化され、時間や労力の節約が期待できます。ふるさと納税で受け取ることのできる返礼品はどれも質の良いものばかりなので、様々なツールを活用しながら自分が満足できる返礼品を選び、より豊かな生活にしていきましょう。
また、ポータルサイトを活用したふるさと納税の返礼品選びについてまとめた記事もあるので気になる方はチェックしてみてください。
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