今回は動画生成AIの進化を体験できるサンプル動画とその作り方を紹介します。
この動画は、最新の動画生成AIサービスである【pixverse】を使って実際に作られたものです。
AIが作る動画ってどんなもの?
いかがでしょうか?
最近の動画生成AIは、動画を含む大量のデータを学んでおり、従来と比べてとても短い時間で難しい動画作りを可能にしています。一般人には理解が難しい専用のソフトウェアやシステムの知識がなくても、動画制作がとても簡単になり、さらに多くのクリエイティブな表現が誰でもできるようになりました。
すでに様々な動画生成AIが開発されていますが【pixverse】はその中の1つです。
動画を切り取って見てみよう!
この動画を見ると、AIがどれだけ正確でクリエイティブな動画を作ることができるかがわかります。
何かの操作画面を見つめるヒューマノイド
バレました!
と思いきやゆっくり近づいてきて・・・
try it now(今試してみよう)ってプロモーションかよ!
と冗談はさておき、【pixverse】を使い、テキストで指示を出したものが一発で生成された動画ですから、短いとはいえ素人が作れるものとは思えないですよね。
この動画のポイント
この動画で特に注目してほしいのは、一つ一つのアニメーションもそうですが、AIが自動でシーンを選び、効果や動きを追加しているところです。AIがテキストを読み取って、それに合った特殊効果をつけているので、よりクリエイティブな映像になっています。
この動画はどうやって作ったの?実際の作り方を解説!
ステップ1: AIに入れるデータを選ぶ・考える
まず、基本的にAIに何かを生成させるためには、適切なデータを用意する必要があります。【pixverse】の場合、このデータには、画像やテキストなどが含まれます。これらのデータが、AIがどんな動画を作るかの元になります。
実際の入力画面
さらにオプションとして、出力される動画イメージを調整するためのボタンが用意されています。
- V3:モデルを指定できます。簡単に言うと考えてくれるシステムAIの名前で、最新モデルがV3というみたいです。
- エフェクト:動画のテンプレートみたいなものを指定できます。人間を悪役にできたり、魔法使いの帽子をかぶせたり、オブジェクト(物)をレゴブロックになって砕け散るような表現など簡単で面白い動画が作れちゃいます。
- スタイル:3つのタイプ<アニメ・3Dアニメーション・クレイアニメ風>を指定できます。
- 時間:5秒・8秒を指定できます。
- 画質:HD・SDを指定できます。HD画質のほうがくっきり高画質に見えます。
- アスペクト比:画面の縦横比を5パターンから指定できます。
- モーションモード:通常・パフォーマンスの2通り指定でき、パフォーマンスのほうが大きな動きに合わせた表現が出来るみたいです。
- キャラクター:自身であらかじめ設定したキャラクターを動画に登場させるプロンプト(指示テキスト)が自動で追加設定されるようです。
ステップ2: ボタンを押すだけ!
以上を設定後、右端のcreateボタンを押すと動画が生成されます。
テキストで入力した場合はテキストの指示通りに、画像を設定すると画像が動き出すように表現された動画が生成されます。
ステップ3: 仕上げと調整
生成された動画はそのまま使うこともできますが、ユーザーがさらに調整することもできます。例えば、動画の続きをさらに生成出来たり、4K画質にアップスケールしたり、もっと魅力的な動画に仕上げることができます。
動画生成ツール【pixverse】の特徴と活用事例
【pixverse】の主な機能
【pixverse】は、簡単な操作で高度な動画を作れるのが特徴です。先ほど紹介したような動画の生成及び、オプションにはクレジットと呼ばれるポイントを消費する必要があり、無料の会員登録を行うことで1~3回程度動画を生成することが可能です。毎日クレジットが補充されますが、無料会員で補充されるクレジットは少ないため、より動画作成を楽しみたい方やクリエイターとして使い倒したい方は、1か月10ドル~60ドルの有料会員登録を行うことがおすすめです。年間会員になると20%オフ(2024年11月9日現在)でクレジットを受け取ることが可能なので気になる方は要チェック!
活用事例
多様なスタイルや高解像度の動画を簡単に作成できるため、以下のような活用事例があります。
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SNSコンテンツの作成: PixVerseを利用して、InstagramやTikTokなどのSNS向けに短い動画コンテンツを作成し、フォロワーとのエンゲージメントを高めることができます。
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マーケティング資料の作成: 企業のマーケティングとして、製品紹介やサービス説明の動画を作成し、プロモーション活動に活用できます。
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教育コンテンツの制作: 教育者が、学習教材やオンライン講座用の動画を作成し、視覚的にわかりやすいコンテンツを提供することができます。
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クリエイティブな表現: アーティストやデザイナーが、自身の作品を動画形式で表現し、ポートフォリオや展示会でのプレゼンテーションに利用できるでしょう。
動画生成AIを使いこなそう!
誰でも始められる!動画生成AIに触ってみる
まずは、簡単な画像やテキストから動画を作ってみるのがおすすめです。多くのツールには初心者向けのテンプレートがあるので、それを使って簡単に動画を作る体験ができます。
この記事を読んで興味を持った人は、まず無料で使える動画生成AIツールを試してみるのがおすすめです。簡単なプロジェクトから始めて、少しずつAIの力を体験してみてください!
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